そもそも動物介在活動(アニマルセラピー)とは?
QOL(Quality Of Life)の向上?!
そもそもアニマルセラピーとは日本で生まれた造語です。動物介在活動はアニマルセラピーの中に含まれています。動物が介在することより『社会性の改善』『ストレスの軽減』『コミュニケーションの促進』などがあるとされ、 QOL(生活の質)の向上が見込まれます。その効果から近年では介護や医療(とくに精神科)の現場に浸透してきている療法です。
アニマルセラピーの研究
アニマルセラピーの効果として各地で様々な報告があります。ドイツの老人ホームで入居者にインコを飼ってもらい、飼っていない対象群と比較する調査により、孤独や退屈が減り、喜びが増え、ライフスタイルも変化し自身の病気を考えすぎなくなったという報告があります。また、岩国医療センターではがん患者の身体、精神的苦痛の緩和ケアとして導入されており、安全や衛生面で問題はなく、患者やその家族は動物から癒しを感じ、医療者とのコミュニケーションの改善が得られたと報告もあります。
障害者グループホームとは?
比較的症状が軽い障害者4~5人で一般住宅を利用し、共同生活を営む住宅を「障害者グループホーム」と言います。法改正によって、不足が懸念される施設に頼るのではなく、地域でケアする方向になり、障害者が地域で暮らすことができるグループホームに注目が集まっています。利用者には国や市からの家賃補助、事業者には助成金などもあり、グループホームの促進が期待されています。
心理的、生理的、社会的と様々な効果が見込まれ、QOL(生活の質)が向上する「アニマルセラピー」。その様々な効果が「障害者グループホーム」の利用者に適していると考えられています!
愛兎との生活で安定した生活に
ペットのウサギと暮らしていたが、精神的な不安により自力での生活が困難に…初めはペットが禁止のグループホームに入居し、ウサギは親に預けることに。本人の希望により、ペット可なグループホーム’わおん’に入居。ペットのウサギと一緒に生活出来ることで、精神的には安定しており、不安症状を訴えることはほとんどなくなりました。(女性・元夫からのストーカー行為による精神的不安)
愛犬とのグループホームの入居で 意欲的に
知的障害があり、調理や洗濯などの家事を一人で行うのが困難な状況。5年間ペットの犬と2人暮らしをしており、離れるのが嫌で日中活動には行かず、引きこもり状態だった。ペットと暮らせるグループホーム’わおん’に入居することで、愛犬を通して他の入居者との会話が多くなり、今では日中活動へ行く意欲も湧いている。(男性・母、姉共に障害を持つ)
救えるのは人間だけじゃなく動物たちも
殺処分される犬・猫を救う
日本で殺処分される犬・猫は年間約50,000頭。保護犬・猫と暮らす障害者グループホーム「わおん」が広がっていけば障害者にとってだけでなく、殺処分されてしまう犬・猫たちを必ず救うことができます。わおんが日本中に展開していくことを目指しています。ぜひ、あなたの力を貸してください。