スマホBuyerJapan(スマホバイヤージャパン)成田富里店 オーナー(株式会社フロンティア 代表取締役)尾澤 文平
スマホ Buyer Japanのロゴ

Web広告会社がスマホ修理で異業種に挑戦! スマホBuyerJapanとの出会い

Web広告をメイン事業とする株式会社フロンティア。オフィスがあるのは、都内でも名だたる企業が軒を連ねる六本木ヒルズです。そんなフロンティアが加盟したのは、スマホ修理から販売、買取までを手がける「スマホBuyerJapan(スマホバイヤージャパン)」。なぜ、異業種のスマホ事業を選んだのか、その理由を代表の尾澤文平(おざわ ぶんぺい)が語ります。

乱立するスマホ修理店のなかで、スマホBuyerJapanが選ばれるワケとは?

スマホ修理で多い画面割れのイメージ
スマホの画面が割れたまま使っている人も多く、スマホ修理のニーズは高まっている

総務省が実施した調査(※参照1)によると、個人におけるスマートフォン(以下、スマホ)の保有率は2016年が56.8%で、前年よりも3.7%上昇。

2人に1人以上は所有しているスマホですが、2016年に楽天モバイルが調査したアンケートによると、3人に1人が「画面を割ったことがある」、または「現在も割れている」と回答しています。

こうした背景から、スマホ修理のマーケット規模は急速に拡大中。なかでも、キャリアよりも割安かつスピーディーに修理できる格安修理店のニーズが高まっています。

そんな格安スマホ修理のマーケットにおいて、修理だけではなく買取や販売を含めたサービスで競合と差別化を図るのが「スマホBuyerJapan」です。格安SIMの認知度が高まったことなどから、新品ではなくSIMフリーの中古スマホのマーケットも拡大。修理のみならず、買取から販売を含めたワンストップサービスを求めるユーザーも増えているのです。

スマホBuyerJapanを運営する「株式会社MM4」は、もともとWeb広告を得意とする会社。加盟金にWebページの作成費用が含まれているので、自身で作成する必要は一切ありません。また、希望すれば代行してWeb広告を出稿してくれるので、現在集客に欠かすことの出来ないWebに疎い方でも心配ご無用。

もちろん、スマホ修理や販売、買取の経験も不問。最大7日間の研修を受ければ、修理・買取の技術を習得することができます。さらに、本部が独自に構築した買取マニュアルもあるので、買取はそのマニュアルに沿って査定するだけ。もし不明な点があれば、本部がスピーディーに対応してくれるので、経験のない方でも安心です。

そんなスマホBuyerJapanに2016年に法人加盟したのは、東京の六本木ヒルズにオフィスを構える「株式会社フロンティア」。2009年に創業し、現在9期目を迎えるフロンティアは、MM4と同じく、アフィリエイトやアプリなどのWeb広告をメイン事業とする会社です。

※1「情報通信機器の普及状況」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc262110.html

※2「男女500名に聞いた、 “スマホ破損の実態”調査発表」
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=2&ved=0ahUKEwjYu9KdpYzbAhWDW5QKHW4TCTAQFggvMAE&url=https%3A%2F%2Fmobile.rakuten.co.jp%2Fpdf%2Freport_cracked_smartphone.pdf&usg=AOvVaw1zRdB4DSasWW3BZJDEEo6t

20代で会社を設立、その後に待ち受ける転機がスマホ事業を始めるきっかけに

スマホBuyerJapanに加盟した、株式会社フロンティアのオフィスが入っている六本木ヒルズ

株式会社フロンティアの代表取締役・尾澤は、法律系の専門学校に入学するものの、卒業後は不動産会社に就職します。公務員を目指していた彼ですが、なぜその道を歩むことになったのでしょうか。

「公務員試験もいくつか受けて、内定も複数からもらっていたんですが、合格することが目的になっていたのか、なんか燃え尽きちゃったんですよね。しかも、専門学校卒なので、キャリア組の公務員とは大きな壁がありました。それで、一般企業に入社しようと求人情報誌を買い、一番給料が高そうな会社に応募したら受かっちゃったんです(笑)」(尾澤)

そうして、投資マンションの営業パーソンとして社会人生活がスタートした尾澤でしたが、わずか1年で退職してしまうのです。

「10代の頃、幼馴染に教えてもらってFXをはじめたんです。不動産会社を退職してからは専業トレーダーとしてFXに専念していました。FXではよくあることなんですが、ひと晩で数百万円の利益をあげることもありましたね」(尾澤)

個人事業主として専業トレーダーという道のりを歩んでいた尾澤は、2009年に、ある理由からWeb広告を事業とする株式会社フロンティアを設立するのです。

「とくに独立志向とかはなかったんですが、個人でFXをやっていたので、利益をあげても差し引かれる税金が多くて……。税金対策みたいな感じで会社を立ち上げよう、と。トレーダー仲間と共同創業者という形で立ち上げたんですが、その彼がWeb広告に長けていたので、Web集客を事業とする会社になりました」(尾澤)

FXの専業トレーダーからフロンティアの代表取締役を兼務することになった尾澤でしたが、2012年に大きな転機が訪れます。

「介護事業を手がけているFXつながりの知り合いの社長から、『会社の資金の運用を手伝ってくれないか?』という話をいただき、お手伝いをすることになったんです。その会社というのが、関東や関西でもない、北海道という場所だったんです」(尾澤)

まだスマホ修理のインフラが整っていない——将来性に期待して加盟を決意

スマホ修理の様子
研修やマニュアルが充実しているため、未経験でもスマホ修理や買取・販売をおこなうことができる

北海道にある介護事業会社の資金運用を任された尾澤。その時に介護事業会社を通じて知り合ったのが、スマホBuyerJapanの運営本部「株式会社MM4」の代表取締役・松村将徳だったのです。

「MM4はもともとWeb広告の会社で、フロンティアと同業なんですよね。それで知り合ったんですが、たまたま同い年だったので、それ以降もプライベートで仲良くさせてもらってたんです」(尾澤)

同じWeb広告や集客を扱う会社の代表取締役として、親交を深めていた尾澤にとって、そしてフロンティアにとってターニングポイントとなる出来事が起こります。それまで直営店のみだったスマホBuyerJapanが、2016年にフランチャイズ展開をスタートさせるというのです。

「MM4の業績が伸びていることもずっと松村社長から聞いていたので、なかなか興味深い話だなって。しかも、スマホの台数が急速に増えているのに、修理店はほとんどない。たとえば車だと、販売店の数に比例して車検場やパーツ店、修理店もたくさんある一方で、生活の必需品とも言えるスマホの修理はインフラとして整っていないと思っていました」(尾澤)

そんな背景から、スマホ修理店のニーズがさらに拡大することを想定し、スマホBuyerJapanのフランチャイズ加盟を決意。2016年5月、北海道という地にオープンしたのが「スマホBuyerJapan北見店」だったのです。しかし、東京を中心に事業を展開するフロンティアが、なぜ北海道の北見というエリアに「スマホBuyerJapan」の開業を選んだのでしょうか?

「じつは、資金の運用をお手伝いしていた介護事業会社が北見にあるんです。人件費や家賃などの固定費を抑えてスタートするにはいいんじゃないかということで北見にオープンすることにしました。今はさらに費用をおさえて開業できるようですが、当時でもすべて込み込みで300〜400万円くらいでオープンできました」(尾澤)

さらに、北見店のオープンからおよそ半年後には、「スマホBuyerJapan成田富里店」をオープンさせ、複数店舗展開をスタートさせるのです。

「すでに加盟していたオーナーさんが手放すということで、弊社で買い取ったんです。売上が落ちて手放すということではなかったので、本部から過去4〜5ヶ月分の売上実績を見せてもらい、納得した上で買い取りました」(尾澤)

そうして、東京を拠点にするフロンティアが北海道の北見と、千葉県の成田という地でスマホ事業を展開。スマホ修理はもちろん、販売や買取の経験もない尾澤は、あくまでもオーナーという立場なので店舗に立つことはありませんが、雇用したスタッフもスマホ修理の経験はなし。それでも問題なく運営できたのは、開業前研修や店舗マニュアルがあったからに他なりません。

その後、オープンから順調に売上を伸ばしていった北見店でしたが、半年を経過したあたりから雲行きが怪しくなっていくのです。

エリアの違いに大誤算!? 北見店と成田富里店が明暗を分けた理由

スマホbuyer Japan 成田富里店の外観
北海道に1店舗目をオープンした半年後に、2店舗目として千葉でオープンした成田富里店

「最初の半年はいい調子だったんですが、それ以降、売上が伸び悩んだんですよね。格安スマホ修理のお店が物珍しい存在だったのか、新しいお店ができただけで大騒ぎしてくれるんですが、その分、飽きられるのも早かったのかな……」(尾澤)

一方、成田富里店は好調をキープ。前オーナーから引き継いだ時よりも売上を右肩上がりに伸ばしていきます。ではいったい、同じスマホBuyerJapanであるにもかかわらず、これだけ明暗が分かれたのにはどういう理由があるのでしょうか。尾澤はこう分析しています。

「北見店と成田富里店の大きな違いは周辺の環境。もともとMM4は、Web集客を得意とする会社なので、加盟店はほとんど何もしなくても集客できるはず。でも、北見店はそうではなかった。スマホ修理のお店を探す際、一般的には『エリア名 スマホ修理』などで検索すると思うんですが、北見の場合、あまり検索されないんですよ。文化の違いなのか分かりませんが、それは大きな誤算でした……」(尾澤)

その結果、北見店はオープンから2年の時を経て閉店を余儀なくされるのです……。たまたまエリアの属性に合わなかっただけで、これはスマホBuyerJapan全体でも異例のこと。新潟店や福島県の郡山店、山形嶋南店も同じようなエリアですが、安定した売上を維持しています。そして、フロンティアが運営する成田富里店は、オープンから時間が経過して周辺住民からの認知度も高まり、前オーナーの時より売上は右肩上がり(!)。

「加盟した2年前と比べても、スマホを修理して使うっていうカルチャーが根付いていると感じます。なので、北見店は開業のタイミングもあったのかなと思いますね。実際、わたしも加盟前に画面修理をしてもらったんですが、キャリアよりも割安で修理してもらえるのはもちろん、1時間で終わっちゃいましたからね。これは、ユーザーからしたら大きなメリットなので、もう少し認知度が高まれば、もっと売上アップを狙えると思っています」(尾澤)

省スペースで運営が可能なスマホBuyerJapan。決して大きな面積を誇る成田富里店ではありませんが、それでもスペースが余っているということで、来店のきっかけになるような新たな事業をスタートさせようと目論んでいる尾澤。今後は、空いたスペースを使ってできる新たな事業を取り入れ、さらなる売上アップを狙います。


Web広告会社がスマホ修理で異業種に挑戦! スマホBuyerJapanとの出会い(2018.6.10公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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