フランチャイズ経営士
（フランチャイズケイエイシ）

社団法人日本フランチャイズチェーン協会（JFA）が認定する経営幹部をめざすフランチャイズ本部社員を対象とした資格のことです。
コースの開講は2007年3月でした。従来、JFAではスーパー バイザー学校などを通じてＦＣ本部のスーパーバイザーを養成してきましたが、このフランチャイズ経営士はFC本部の経営幹部をめざす社員を対象にしたものです。一方が大学学部であれば大学院のような位置関係でしょうか。それだけ高度な講座内容だと言えます。
経営戦略、マーケティング、ファイナンスなどの一般的な科目にとどまらず、法規制や、事業者の社会的責任など経営者や幹部として必要なものが含まれます。こういったコースが新たに創設されるのもそれだけフランチャイズシステムが高度化してきていると同時に社会的責任を問われる場面も増えてきていることを意味するのでしょう。
FC本部としては、貴重な人材がセミナー受講により一時的に現場から離れてしまうことやセミナーにかかる料金など相応のコスト負担となってしまいますが、加盟店に対してより高度な指導を行っていくためには必要なコストかもしれません。