女性専用パーソナルピラティス「ココランス」が急拡大する理由とは?
ピラティス市場が急成長を続けるなか、女性専用パーソナルピラティスという明確なポジションで店舗数を増やすブランドがあります。1号店をオープンし、わずか2年半で45店舗超にまで拡大した「COCOLANCE(ココランス)」です。
運営元・株式会社EMILUS(エミラス)FC事業部の梅本彩佳氏に、急成長の背景と加盟の魅力を伺いました。
2年半で45店舗超——急拡大を支えるブランド力


フランチャイズ1号店のオープンは2024年8月です。その前年、2023年9月に直営1号店を出店しました。ブランドの認知を広げるために店舗数を増やしたいという思いから、早い段階でフランチャイズ展開に踏み切りました。

出店数はOPEN準備中を含めると、45店舗を超えています。3月だけでも新たに5店舗がオープンする予定です。年内には100店舗、さらに数年で300店舗を目指しています。

ピラティスへの関心の高さを改めて実感しました。特に嬉しかったのは、地方からの来場者が多かったことです。現在は関東を中心に展開していますが、福井や石川、大阪、愛知にも出店しており、全国展開を加速させたいと考えています。会期中にはすでに6件以上の面談日程が確定しました。
他のピラティスと何が違う?ココランス3つの強み

大きく3つあります。
1つ目は、初期費用の低さです。地方であればミニマム500万円から開業が可能です。個人の方でも自己資金300万円からスタートされるケースがあり、日本政策金融公庫への提出資料のサポートや担当者の紹介もしています。
2つ目は、空間づくりへのこだわりです。ココランスは「心と体のリゾート」をコンセプトとし、「心と体のバランスを整える」という理念を大切にしており、バリ風の温かみのある内装デザインに加え、オリジナルのアロマディフューザーで香りの演出も行っています。自宅でも職場でもない"第三の居場所"として、お客様に心から安らいでいただける空間を目指しています。
そして3つ目が、インストラクターの養成と採用支援です。ココランスではフランチャイズ事業とは別に、インストラクター養成スクールを自社で運営しています。現在は月間約200名の応募があり、この高い母集団のなかから加盟店への人材紹介も行っています。

インストラクターの質はパーソナルピラティスの生命線ですから、自分たちでしっかり育てたいという思いがあります。人柄を重視して採用しており、働いてくださっている方々は本当に素敵な方ばかりです。
路面出店へのこだわりと加盟オーナーの特徴


個室1ブースの場合、約25平米(8坪)が目安です。ココランスでは、マンションの一室ではなく路面での出店にこだわっています。

視認性の高さによるオフライン集客の効果です。通りがかりに「ここにピラティスがあるんだ」と気づいて予約してくださる方が多く、オープン初月は約半数がオフライン経由のお客様です。毎月のオンライン広告費を抑えながら安定した集客ができる点は、長期的に見ても大きなメリットになります。

業種はさまざまですが、フィットネスに関心のある方が多い印象です。男女比では男性が約9割を占めています。ピラティスをまったく知らなかった方でも、「妻がピラティスをしている」「娘がフィットネス好き」といったきっかけから、ココランスの理念に共感して加盟を決められるケースもあります。

現在はほぼ半々です。個人の方は副業として始めるケースも増えています。法人の方には、本部にすべてお任せいただける「運営委託」タイプが好評です。運営委託の場合、オーナーが行うのは毎月の数値確認程度。本業が忙しい方にとって、新しい投資先として魅力的に映っているようです。
フランチャイズ解約ゼロの実績を支えるフォロー体制

運営委託の場合は運営全般を本部が担います。オーナー自身が運営に携わる自主運営タイプの場合は、定例ミーティングでKPIの確認やノウハウの共有を行っています。

オープン2ヶ月目で予約枠の約8割が埋まった店舗があります。エリア分析が的中したケースで、条件がうまく重なりました。ココランスは過去に出店したデータをもとに分析を行っており、独自の出店ノウハウを蓄積しています。

ありがたいことに、フランチャイズ募集開始から撤退ゼロ(2026年3月時点)です。単月黒字化も早ければ初月に達成する店舗があります。

パーソナルレッスンのインストラクターは業務委託が中心で、孤独を感じやすい環境です。他社では、勉強会制度を設けていても、実態としては形骸化しているケースもあると聞きます。ココランスでは毎月6〜8回の無料勉強会を開催しており、デビュー後もスキルアップや横のつながりを広げられる環境を整えています。
成長市場で「女性専用パーソナル」を貫く


世界のヨガ・ピラティス市場は2036年までに7,800億ドル規模へ成長すると言われており、現在の約6倍にあたります。市場が拡大するなかで差別化はますます重要になりますが、ココランスは「完全女性専門パーソナル」という軸をぶらさずに展開していきます。日本の都市部においても、まだまだ出店余地はあると考えています。

フランチャイズへの加盟は大きな一歩だと思います。でも、ココランスは本当に綿密に伴走させていただいています。女性がどんなライフステージでも輝き続けられる社会を、一緒に作っていただけたら嬉しいです。
取材を終えて
取材を通じて印象に残ったのは、ココランスが単なるピラティススタジオではなく、「心と体のバランスを整える場所」としてブランドの世界観を徹底していることでした。
バリ風の内装やアロマの演出、路面出店への強いこだわりなど、すべてが「お客様にとってのサードプレイスでありたい」という理念で一貫しています。インストラクター養成スクールの自社運営や撤退ゼロという実績も、本部の伴走力の高さを裏づけています。
成長市場のなかで実績のある差別化戦略を持つココランスは、フランチャイズの投資先として注目すべきブランドといえるでしょう。

大阪府堺市出身の編集者・ライター。フランチャイズWEBリポートの運営メンバーとしてディレクション業務に携わり、現在は合同会社デジタル屋さん代表を務めている。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作を担当。Web制作やSEO分析など幅広い技術的バックグラウンドを活かし、「実装まで見える編集者」として記事制作に取り組む。既知のテーマに新しい視点を持ち込み、読み手が「ワクワクする」コンテンツ作りを信条としている。
