シンガポール発、チキンライス店「威南記」が日本進出。6月に1号店開業

シンガポール観光局のHPなどでも紹介される有名チキンライス店、威南記(ウィナムキー)が日本での展開を6月から始めるようです。日本1号店は東京都港区にあるグランパークタワー内に開業を予定しているのだとか。オフィスや会議室、ショッピングゾーンが併設してある落ち着いた雰囲気の複合ビルということで、会社員層の来客が見込めそうですね。2015年6月に日本上陸予定の威南記がどのようなチェーンなのか。現地とのフランチャイズ契約がどうなっているのかなど追ってみたいと思います。
威南記、ひいてはシンガポールのチキンライスの特徴とは
シンガポールのチキンライスは、海南鶏飯といって元々中国南方の 海南州からの移民によって伝えられた料理なのだそうです。
日本のチキンライスはケチャップライスが主流だと思いますが、シンガポールのチキンライスは鶏のスープで米を炊きあげているのが特徴で、さっぱりとした味わい。その上(もしくは横)にゆでた蒸し鶏が添えられます。
これに甘辛醤油、チリソース、おろし生姜など各種ソースを好みの味になるように混ぜあわせて食べるとかで、日本のチキンライスとはまったく別物といっていいでしょう。
威南記では、このノーマルなスタイルのチキンライスだけでなく、ロースト・醤油ソースなど3種類のチキンライスが楽しめるようです。また、サイドメニューの野菜料理、海鮮料理、肉料理、卵料理などもあるようで、日本でも提供される可能性が高いです。
マスターフランチャイズ契約を結んだのは株式会社小泉という住宅大手
まず、日本で威南記を展開する企業について。現地本部であるWNK International Franchise Pte Ltd. とマスターフランチャイズ契約を結んだのが、株式会社小泉という住宅大手の企業。同社が展開する店舗のプロデュースを手がけるのが株式会社バルニバービという飲食店の企画会社。
今のところ、株式会社小泉と株式会社バルニバービが共同で公表しているプレスリリースによると、株式会社小泉は3年間で東京に3店舗を展開予定なのだそうです。グランパークタワーに続いて、9月には銀座出店となっていました。
そのため、日本ではまず直営店展開をしてみようとする可能性が高いと考えられます。フランチャイズ展開を本格化するのはまだ先のことかもしれませんね。