実はフランチャイズ開業できる!?ラーメンショップの秘密を探ってみた

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年12月25日 公開 (2025年03月05日 最終更新)
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

ラーメンはリーズナブルで提供スピードが速く、さまざまな味が楽しめることから、日本人の国民食になりました。現在、日本には個人店・チェーン店を問わず多くのラーメン店が存在しています。そのなかでも店舗数が多く、人気が高い「ラーメンショップ」というラーメン店をご存じでしょうか。ラーメンショップはチェーン店でありながら、店舗ごとに大きな違いがあります。今回はラーメンショップがどのような店かを含め、これからラーメン店開業を目指す方に向けて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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ラーメンショップとは

まずはラーメンショップがどのようなラーメン店なのかについて解説します。ほかのチェーン店にはない経営スタイルをぜひ知ってください。

ラーメンショップとは?

ラーメンショップとは、本州・四国・九州に300店舗以上もの展開を誇るラーメンチェーン店です。店舗に掲げられた赤地に白い文字の大きな看板がシンボルとなっており、東京都大田区羽田の椿食堂(現・GOOD MORNING ラーメンショップ)が最初に「ラーメンショップ」の名前を使い始めたとされています。昨今の店舗には珍しく、公式ホームページは存在しません。また、本部とされる椿食堂管理の創業者の意向によって、開業以来取材には一切応じていないのが特徴です。

どんなメニューを提供している?

ラーメンショップでは、「東京豚骨ラーメン」とも呼ばれる、濃厚な豚骨ダシをベースにした醤油ラーメン(東京ラーメン)を提供しています。ただし、ラーメンショップは店舗によってメニューが大きく異なります。一般的なチェーン店とは違って、チェーン店でありながらメニューが統一されていないのが特徴です。そのため、店舗によって人気も異なります。

ラーメンショップのフランチャイズの特徴

人気ラーメンチェーン店でもあるラーメンショップは、フランチャイズに加盟して開業できるとされています。そこで、新しくラーメン店の開業を目指す方に向けて、ラーメンショップのフランチャイズ情報を紹介します。

自由度の高い経営が可能

先述で簡単に紹介した通り、ラーメンショップはほかのチェーン店やフランチャイズに比べて、店舗ごとに自由度が高い経営ができることが特徴です。全店舗共通で提供しているラーメンのベースとなる豚骨醤油の作り方・麺・タレ・丼鉢は本部から提供されますが、それ以外はオーナーに任せられています。店舗それぞれでオリジナルラーメンや定食、丼ものなどを提供できるので、人気が出れば自分の味のファンも生まれます。また、競合との差別化もしやすくなるでしょう。

ロイヤリティがない

ラーメンショップでは、一般的なフランチャイズで必須とされている月々のロイヤリティがありません。その代わり、麺とタレ・丼鉢を本部から仕入れる必要があり、販売利益が本部の収益となります。加盟店はロイヤリティを意識せずに経営できるうえ、具材の大部分は仕入先を自由に選べるため、経営の負担が少なく利益を上げやすくなっています。

系列が豊富

ラーメンショップでは各店舗のオーナーが自由に経営をしているため、なかには複数店が同じオーナーによって運営されている店舗も非常に豊富です。もともとは同じラーメンショップでしたが、そこから細分化し、現在はさまざまな系列店があるので、併せて代表的な系列店についても紹介します。

椿系

椿食堂管理有限会社の系列とされる店舗です。なお、ラーメンショップの卓上調味料も椿食堂管理が販売元になっています。ラーメンショップの第一号店も椿食堂が開業したことから、本家本元と考えてよいでしょう。

ニューラーショ系

椿系からさらに派生とされている系列店です。埼玉県を中心に展開しており、第一号店はニューラーメンショップいわせ店とされています。なお、多数の店舗があるものの、運営元は不明です。

さつまっこ系

さつまっこは椿系、またはニューラーショ系から独立したとされており、有限会社吉中商事が運営元です。直営店は表記が「さつまっこ」ですが、“子“が漢字表記の「さつまっ子」はFC店という違いがあります。

その他

この他にも多くの系列店がありますので、その一部を名称のみ紹介します。
●大和系
●105系
●Aji-Q系
●福島椿系
●クリコ系
●ヤマキン系
●マルキン系
今後さらに新しい系列店が誕生する可能性もあります。

ラーメンショップの開業費用と収益

続いて、ラーメンショップの開業費用と収益について解説します。不明なことも多いので、あくまでも参考として考えてください。

ラーメンショップの開業費用はどれくらい?

ラーメンショップは基本的にフランチャイズ関連を含め、情報はほとんど公開されておらず、具体的な開業費用を調べることはできませんでした。そこで今回は、ラーメンショップ同様にフランチャイズ展開をしている「札幌ラーメン みそ吟」の開業費用を例として紹介します。

【15坪/23席の店舗の場合】
項目 金額
加盟金 220万円
保証金 100万円
内外装費 300万円
設備費用 200万円
研修費 55万円
その他 100万円
合計 975万円

みそ吟の場合、約1000万円程度なので、他のラーメン店も同じ規模の店舗はおよそ1,000~1,500万円程度と予想できます。ただし、土地や物件取得費は別途かかるため、出店先によってトータルコストが大きく変わることもあります。また、加盟金や研修費もラーメンショップとは異なる点に注意が必要です。

ラーメンショップ派生の店舗の場合

ラーメンショップの情報はありませんが、ラーメンショップから派生した「ねぎらーしょ」のフランチャイズ情報はありましたので、併せて紹介します。

【加盟金等】

項目 金額
加盟金 40万円
保証金 10万円
ロイヤリティ/研修費 0円

※保証金は店舗によって増額されることがあります。ただし、商品が売掛になるため、デポジット扱いになり、退会時に返金されます。

【商品仕入れ表】

項目 金額
スープ 300円
90円
その他 非公開

※その他にはチャーシューやねぎダレなどのメニューがありますが、オリジナルでもよいとされているため必須ではありません。

ラーメンショップの収益

続いて収益について紹介しますが、こちらも開業費用同様に非公開です。そのため、フランチャイズラーメン店の「希望軒」を例として紹介します。

【正社員2名パート10名/30坪の店舗の場合(月収)】
項目 内容
営業時間 11時~26時
定休日 年中無休
売上 約500万円
原価 約160万円
人件費 約150万円
賃料 約40万円
光熱費 約40万円
ロイヤリティ 約15万円
その他 約15万円
償却前利益 約80万円

フランチャイズは加盟先によってロイヤリティに差があるので、多少前後します。初期費用を回収した想定では、年間で960万円ほどの利益になります。

ラーメンショップを開業する方法

ラーメンショップでフランチャイズ開業を目指す場合、どのような方法で加盟できるのでしょうか。謎が多いラーメンショップですが、こちらで情報をまとめてみましたので参考にしてください。

ラーメンショップのフランチャイズ募集について

ラーメンショップはフランチャイズ情報のほとんどが非公開であり、加盟店を大々的に募集しているわけではありません。そのため、インターネットで情報を探そうとしてもなかなか見つかりません。ただし、店舗数は現在も増えていることから、加盟自体は可能と考えられます。具体的な情報を得たい場合は、ラーメンショップの系列店に問い合わせることをおすすめします。

ラーメンショップの問い合わせ先

ラーメンショップは、東京都大田区にある「GOOD MORNING ラーメンショップ」が本店であり、本部所在地も同様です。また、店舗数が多い系列によっては、看板などに本部の電話番号が書かれているので、問い合わせてみるとよいでしょう。また、X(旧Twitter)には系列店の加盟店募集アカウントが複数あります。2024年11月時点でもアカウントに動きがあるので、気になる方はXからの問い合わせを検討してみてもよいかもしれません。

【募集ポストの一例:ラーメンショップ〇化の場合】

ラーメンショップのフランチャイズ開業に向いている人の特徴

最後にラーメンショップのフランチャイズ加盟に興味がある方に向けて、向いている人の特徴を解説します。加盟を考えている人は自分が当てはまっているか、自分の理想の店舗づくりができそうかなど、多角的に考える参考にしてください。

自由な経営がしたい人

ラーメンショップは一般的なフランチャイズとは異なり、オーナーの自由度が高いのが特徴です。そのため、自分で理想の店舗づくりをしたい人が向いています。理想の店舗がある人は、どのような店舗づくりがしたいのかを具体的に考えてみましょう。ラーメンショップは系列店ごとの違いもあるので、系列ごとに特徴を比較してみるのもおすすめです。

ラーメンショップが好きな人

ラーメンショップは自由度が高いものの、看板は共通しているものを使用しています。また、基本的に食材は本部から購入することになるので、ラーメンショップのファンでなければ加盟はおすすめできません。また、提供するラーメンのベースは醤油ラーメンなので、味そのものが自分の好みに合っているかを考えましょう。近隣に店舗がある人は、提供されているメニューを食べ比べてみてもよいかもしれません。

加盟するなら直接店舗に問い合わせるのがベスト

ラーメンショップは根強い人気があるものの、秘匿性が高く、なかなか情報を集めることができません。一般的に、自由度が高いフランチャイズはサポートが手薄になりやすいことが懸念されますが、具体的な情報が得にくいため、気になる人はじっさいに問い合わせてみるとよいでしょう。

また、ラーメンショップにこだわらず、ラーメン店の開業を目指すのであれば、ラーメンショップ以外のフランチャイズ店を参考にしてみるのもおすすめです。フランチャイズWEBリポートでは、ラーメン店のフランチャイズ情報も多数掲載していますので、ぜひこちらも併せてご確認ください。

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