会社倒産を機に経営コンサルへ。ベテラン営業マンが選んだ独立の形

宮原 史知 |2026年05月19日 公開
PDCAビジネスドクターのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

千葉市在住の棟方陽平さんは、セールスプロモーション会社での20年以上の営業職を経て、2024年7月にPDCAビジネスドクターへ加盟。勤務先の突然の倒産をきっかけに長年温めてきた独立への思いを実現し、現在は専業として11社の経営コンサルタントを担当しています。

「経営コンサルタントへの憧れ」が原動力となった独立の経緯と、日々の仕事のリアルを語っていただきました。

突然の会社倒産…長年温めていた独立の夢を実現するきっかけに

――まず簡単に自己紹介をいただけますか?前職のお仕事から教えていただけると。
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

棟方陽平です。前職はセールスプロモーション、販売促進の企画といいまして、ノベルティや紙媒体・ウェブ媒体のプロモーション関連の営業職を20年以上行っていました。タオルやウェア、キャラクターのぬいぐるみなど、あらゆる商品のオリジナル企画を持ち込んで提案するルートセールスです。

スキルアップのために転職や独立を考えていたところに、2024年に勤務先が倒産という形になりまして。1ヶ月ほど前に知らされたので、そこからどうするかを考えました。転職も並行して検討しましたが、最終的には独立の道を選びました。

――転職ではなく独立という選択をしたのはなぜですか?
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

若いころからいつかは独立したいという思いはあったので、これをいい機会だと思いまして。もし倒産がなければ、具体的な時期まで考えていなかったと思います。家族もいますしリスクもあります。結果的に、背中を押してもらった形ですね。

フランチャイズ加盟を選択——展示会でPDCAビジネスドクターと出会う

――独立にあたって、なぜフランチャイズという選択をされたんですか。
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

成功確率を考えました。ゼロから立ち上げる選択肢もありましたが、フランチャイズのほうが確率は上がると思って。前職のスキルを活かせる営業系のサービスを中心に、在庫を持たずに営業力でやっていけるような仕事を探していました。

実際にお話を聞いたのは補助金・助成金系のフランチャイズが2社ほどで、PDCAビジネスドクターはフランチャイズの展示会でブースに立ち寄り、その場でお話を聞かせてもらったのが出会いです。

――説明を受けて、PDCAビジネスドクターに決めた理由は何ですか。
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

ちょっと安直かもしれませんが、経営コンサルタントへの憧れといいますか、かっこいいなと思ったのが正直なところです。

それに加えて、説明会で代表の中川先生(FC本部代表)のお話を聞いたときに、人生の師匠のような印象を受けまして。初対面にもかかわらず、自分の悩みや置かれた状況に耳を傾けてもらえて、素直に話せたんですよね。そういう方のもとで学びたいという気持ちが大きくなって、説明会を受けた時点で加盟するならここだと決まっていました。

9年間の研修で、営業職とは異なるコンサルタントとしての考え方を身につける

――研修が始まって、ギャップなどはありませんでしたか。
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

考え方の根本から変えていかないといけないということに、まずカルチャーショックを受けました。前職でもマーケティングに取り組んでいたので、ある程度の知識はあると思っていたんですが、そういう表面的なスキルやテクニックではなく、もっと深いところから変えていかないと通用しない。今もまだ完全には身についていないのですが、やっていくうちに少しずつポイントが分かってきたところです。

――研修の形式や内容はどういったものですか?
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

加盟してから4〜5ヶ月ほどで、DVD・YouTube動画・ブログを使った研修を一通り終えます。並行して月1回のリアル研修があり、加盟オーナーが集まってチームでゲーム形式のコンサルティング研修を行います。

毎月テキストの課題も届くので研修自体は9年間続きますが、1日30分程度をルーティンとして組み込めるので負担は大きくありません。私の場合は研修に加えて、自主的に経営戦略から自己啓発までジャンルを問わず読書もしていて、コンサルタントとして必要な考え方は継続的に磨いています。

――現在は専業でされているとお聞きしました。加盟から専業になるまでの流れを教えてもらえますか?
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

2024年7月に加盟したのですが、当初は物品の卸売業を別事業として並行して始めました。前職の経験を活かせる仕事なので、そちらで収益を出しながらコンサルの勉強をするというビジョンを妻に示したんですが、反応は「無理でしょ」という感じで(笑)。説得というよりは半ば強引だったかもしれません。

それでも、2024年12月に本部からクライアントの紹介をいただいて副業として動き出し、2025年10月にはPDCAビジネスドクター1本での専業に切り替えました。その段階で10社ほどのクライアントがいて、手応えが出てきたタイミングでした。

自宅で1日2時間稼働、専業として11社を支援する現在の働き方

棟方オーナー(中央)と他加盟オーナーの皆様
――現在の1日の流れと、クライアントへのサービス内容を教えてください。
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

自宅で、午前中の2時間ほどで当日の業務が終わります。30分ほど研修をして、残りの1時間半はクライアントのコンサルティングです。PDCAの専用シートをクライアントに毎日記入して送ってもらって、私がフィードバックをするという形で、現在11社を担当しています。

当初は月1回の会議のようなイメージを持っていたんですが、実際は毎日寄り添って現場に入っていくスタイルで、想像とはずいぶん違いましたね。難しいケースは本部に報告するとチームを組んでもらえて、加盟オーナーの先生方とディスカッションしながらアイデアを出していける仕組みもあります。午後は勉強の時間に充てていて、土日はオフにしています。

――コンサルタントとして働いてみて、やりがいはどこにありますか?
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

一番嬉しいのは、クライアントの業績・売上が上がったという結果です。売上に苦しんで精神的に落ち込んでいた経営者の方が前向きになって、人生が変わっていく姿を間近に見られる。その変化をクライアントと一緒に共有できる瞬間が、やってよかったと感じる瞬間です。営業職でもプロモーションの成果はありましたが、これほど直接的に相手の人生に関わる経験はなかったですし、なかなかできるものではないと思っています。

――逆に大変なところ、難しいところはありますか。
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

クライアントの人生をかけた取り組みに寄り添うわけですから、スキルを身につけることへの責任感は相当あります。提案した施策で結果が出なかったり、なかなか共感していただけないというケースもあって、当初は難しかったです。業務量は会社員時代より減りましたが、責任の形がまったく違うので精神的な重さは常にありますね。研修でも「まずは共感」と学びますが、経営者の悩みをしっかり受け止めた上で共感を作っていくのは姿勢の部分が大きく、今もまだ磨き続けています。

これから加盟を検討している方へ

――最後に、現在PDCAビジネスドクターを検討している方に向けて一言いただけますか?
PDCAビジネスドクターの宮原 史知

棟方オーナー

諦めずに取り組んでほしいですね。私も最初は、経営コンサルタントになれるとはまったく思っていませんでしたが、努力した分だけ結果はついてきますし、経営者を助けたいという思いで取り組んでいただければ、きっと活躍できると思います。

最初のころ、中川先生に「困っている方がたくさんいるビジネスはやりがいもある」と言われたんですが、本当にそのとおりです。PDCAビジネスドクターに少しでも興味を持っていただいたなら、まずは一度話を聞いてみていただければと思います。

編集後記

「経営コンサルタントへの憧れ」というシンプルな動機から始まった棟方さんの挑戦。会社倒産という想定外の出来事が、むしろ長年の夢への背中を押した形になりました。

20年の営業経験をベースに、コンサルタントとしてのまったく異なる考え方を身につける過程は決して平坦ではなかったようですが、11社の経営者を支える現在の姿はその積み重ねを感じさせます。何より20年の営業経験という人生の厚みが、経営コンサルタントとしての深みに表れているような気がしてなりません。

「クライアントの人生が前向きに変わる瞬間が一番嬉しい」という言葉が印象的でした。3年後に30社という目標を掲げる棟方さんの躍進は、これからさらに加速していくことでしょう。

PDCAビジネスドクターの宮原 史知

フランチャイズメディア 編集者兼ライター
宮原 史知

大阪府堺市出身の編集者・ライター。フランチャイズWEBリポートの運営メンバーとしてディレクション業務に携わり、現在は合同会社デジタル屋さん代表を務めている。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作を担当。Web制作やSEO分析など幅広い技術的バックグラウンドを活かし、「実装まで見える編集者」として記事制作に取り組む。既知のテーマに新しい視点を持ち込み、読み手が「ワクワクする」コンテンツ作りを信条としている。