広告業20年から児童福祉へ転身。加盟して見えた「70歳まで続けられる仕事のあり方」

フランチャイズWEBリポート編集部 |2026年07月24日 公開
ブロッサムジュニアのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

児童発達支援と放課後等デイサービスを提供する「ブロッサムジュニア」。今回は、愛知県長久手市で「ブロッサムジュニア長久手藤が丘教室」を運営する大橋オーナーを取材。なぜ児童福祉事業を選んだのか、開業での苦労などを語っていただきました。

30秒で分かる「ブロッサムジュニア」とは

ブロッサムジュニア」は、発達に特性のある子供を対象とした児童発達支援・放課後等デイサービスのフランチャイズ。多機能型(児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を提供)での開業が可能なのが特徴です。国が定めた報酬体系で運営するため、経営が安定しやすい点が強みになっています。脱サラや無資格・未経験者でもスタートできる手厚いサポートが魅力です。

ミュージシャン、広告マン、そして児童福祉へ──異色の経歴が一本の線でつながった

ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

ブロッサムジュニア 長久手藤が丘教室
大橋オーナー

3歳からピアノを始め、大学卒業後はミュージシャンとして東京で活動。その後、自動車メーカーを主要クライアントとする広告デザイン業界に転じ、動画プロデューサーとして時には数百人規模のロケや販促ツール制作を統括するなど20年以上のキャリアを積む。50代を前に独立を決意し、2023年11月に株式会社アイムファインを設立。2024年5月にブロッサムジュニア長久手藤が丘教室をオープン。

──広告デザイン業から児童福祉へ、相当な決断だったと思います。どんなきっかけがあったのでしょうか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

50代が近づいたころ、「60を過ぎてもこれを続けられるか」と自問するようになりました。当時の仕事は昼夜問わず働く世界で、徹夜は当たり前。体力的にも精神的にも、いつかは限界が来ると感じていたのです。役職もついて子会社の社長候補にもなったようなのですが、「誰がやっても同じ仕事」には魅力を感じられなくなりました。65歳で全て無になりますし。

──長く安定して働ける仕事を、探しておられたのですね。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

高齢者福祉も考えましたが、子どもたちの未来を少しでも明るくする仕事を選びました。両親がどちらも小学校の教師だったので、「先生と呼ばれる仕事」への憧れが私の根っこにあったのでしょうね。

音楽・広告デザイン・現場マネジメントという自分のルーツがすべて活かせると気づいたことが決め手でした。今もうちの教室では音楽プログラムを積極的に取り入れています。「自分の得意なもので勝負する」というのが、私のやり方です。

──一見バラバラに見えるキャリアが、この仕事でひとつに重なったわけですね。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

そう思います。人を束ねること、場の空気をつくること、先回りして動くこと。どれもこの仕事に直結しています。最終的には「いつか力尽きたとき、教え子たちがお葬式に来てくれたら最高だな」という気持ちで続けています。

【ブロッサムジュニア】脱サラで年収2000万円を狙える!不採算撤退ゼロの安定感が魅力な障害福祉事業

ブロッサムジュニアは、障害を持つ子供を対象に、0〜7歳を支援する「児童発達支援」と、7〜18歳の「放課後等デイサービス」を提供するFCです。売上の約98%は国からの支払いで、未回収リスクが少なく安定経営が可能。脱サラや無資格・未経験者でもスタートできる手厚いサポートが魅力です。

「全てのFCの説明会を受けた」──ブロッサムジュニアを選んだ決定的な理由とは?

──児童福祉のフランチャイズの中から、ブロッサムジュニアに決めた理由を教えてください。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

児童福祉を始めるにあたって、知識不足のまま運営すると、利用者様やスタッフに対して大きな裏切りが発生すると思っていたので、フランチャイズ加盟は私にとってはマストでした。

調べた中での全てのフランチャイズの説明会を受けました。その上で、ブロッサムジュニアを選んだ一番の理由は「シンプルだったから」です。

──その「シンプルさ」とは、具体的にどのような点だったのでしょうか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

管理のためのシステムや療育メソッドはしっかりとありましたが、「使い方はオーナーに任せる」という方針がありました。社長と直接話しても、「お子様ごとに支援は違う。現場でしかわからないことがたくさんあるから、オーナーがやりたいようにやってください」という答えをもらえました。

──現場の考えが尊重される本部だったのですね。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

「私がやりたいこと、私にしかできないことを自由にやっていい」それが、ブロッサムジュニアに決めた理由です。収益率や投資回収の期間よりも、等身大で自由にやれる環境で長く続けられることを選びました。

実は国保連のメニューは一つです。なので、どこでどうやっても、売上は同じなので、結果、自分次第になります。

自分のセンスでちゃんとやれるブランドを選びました。なので、「名前がかっこよかった」というのも大きな理由の一つになっていますね。

──20年続けた仕事を辞めてのフランチャイズ開業、ご家族の反応はいかがでしたか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

私は言ったら聞かないタイプなので、文句は言われつつも、結局「あなたが決めれば」となりました(笑)。今では妻からも「あなたはドン引きするくらい仕事ができる。だから会社員時代にあれだけの給料をもらえたのよね」と認めてもらいましたね。量をこなして、質を上げることをコツコツやってきた努力の成果です。

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開業直後の集客は苦戦──それでも「ラッキーだった」と言える理由

──2024年5月のオープンから現在まで、どんな道のりでしたか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

開業1年目は5月開所ということもあって、利用者がなかなか増えない時期がありました。そこで、まずは地域にじっくり認知してもらうことに取り組みました。

マクドナルドのような飲食店と違って、児童福祉の業界はブランドの認知より「この施設を信頼できるかどうか」で選ばれます。だからこそ、地域に根ざして信頼を積み上げていく時間が必要だと考えたのです。

──オープン当初は大変だったのですね。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

最初から利用者が殺到しなかったことは、今思えばラッキーでした。

余裕がある時期にスタッフ一人ひとりとじっくり向き合うことができましたし、どうしても合わなかった方には早めに辞めていただくこともできました。いきなり満員になって支援の質が整っていない状態だと、「あそこは良くない」という噂が広まって誰も来なくなります。この業界は口コミと信頼が全てです。

──採用に関してはどうでしたか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

児童福祉の開業には、国の定める人員要件を満たすスタッフを集めなければなりません。保育士や児童指導員など資格を持った人材が必要です。

特に苦戦しやすい児童発達支援管理責任者の採用は、一人で抱え込まずに本部の採用担当者を頼ることが大事だと思います。媒体管理から面接の同席までサポートしてもらえるので、積極的に活用しましょう。

──開業にあたって本部をどのように頼りましたか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

本部のSVは、スカウトメールのやり方から経営計画の相談、収益の上げ方までサポートしてくれます。ただ、本部は「対等なパートナー」であって、頼りすぎてはうまくいきません。うまくいかないことを全部「人のせい」にしてしまうようになると、どんなにいい本部でも失敗してしまいます。本部は相談相手として頼りにしますが、「やるのは自分」という覚悟が大事だと思います。

現在の事業規模と収支

──現在の事業規模と収支について教えてください。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

今は週5日、トータルで26名ほどが契約してくれています。スタッフは私を含めて6名。月の売上は現在340万円前後に達しており、月次の固定支出がだいたい240万円なので、なんとか事業として運営できるラインに到達しました。様々な資料作成を乗り越え、処遇改善加算を取得し、スタッフへの昇給や賞与支給も実現できました。

──開業から1年ほどで、事業として成り立つラインに到達されたのですね。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

この数字を実現できた大きな理由の1つが、妻を最初から巻き込んだことです。私も管理者として毎日教室におりましたが、開業時に妻にも頭を下げて「ちょっとだまされたと思って教室に出てくれないか」とお願いしました。子供を3人育てた専業主婦はすごかったですね。またたくまに人気者になりました。

──売上を積み上げていく具体的な仕組みも、教えていただけますか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

そもそもこの事業の収益は、1つ1つの加算(※サービス提供ごとに国から支払われる報酬)が1,000〜1,500円という単価の積み上げです。例えば、送迎のご利用をコツコツ増やせると、チリツモで月20万円の売上になります。やった回数がそのまま売上に直結するだけに、先の見通しが立てやすい事業です。正直にコツコツやれるかどうかですね。

──仕事を一緒にすることで、夫婦の関係にも変化がありましたか?
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

帰宅してからも「今日あの子こんなこと言ってたよ」など共通の話題が自然と生まれます。広告業をやっていた頃は、酷い時には週に2回家に帰れるかどうかでしたから夫婦の会話が全然違います。

そのまま続けていたら、多分熟年離婚していたでしょう。今は朝6時に起きてストレッチして、妻が弁当を作ってくれている間に洗濯と掃除をして、一緒に車で教室に向かいます。18時過ぎには業務は終了し、スタッフと短い振り返りをして帰る、そんな日々が当たり前になりました。

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「ブロッサムジュニア」を検討中の方へ

──最後に、ブロッサムジュニアの開業を検討されている方へメッセージをお願いします。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

まず開業に必要な資金についてお伝えすると、一般的には自己資金500万円・融資1,500万円の合計2,000万円程度でブロッサムジュニアを開業されている方がほとんどだそうです。ただ私のケースでは借入れ1,000万円・手元資金2,000万円で開業して、それでも少しはみ出ました。スタッフの給料・家賃などの固定費、自分の生活費まで含めた資金計画を余裕を持って立てておくことが大事だと思います。

──開業前の資金計画が肝心だと。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

児童福祉事業は、コスト削減がほとんどできません。利用者が1人でも10人でも必要なスタッフ数は変わらないですし、国が単価を決めているので仕入れも価格交渉もない。「カラーコピーを白黒コピーにするぐらいしかできない」、それが正直なところです。だから、利用者数を伸ばし続けるしかありません。「人気者になるしかない」ということです。それを日々コツコツと積み重ねることが最も大切です。

──厳しさもある一方で、この事業ならではの魅力もあるというわけですね。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

積み重ねをやれる自信があれば、売上が読みやすく、消費税も非課税で、70歳になっても同じように続けられる仕事です。土曜日を開所すればさらにプラス40万円ほど上積みできますが、私は土日は休むべきだという考えなので今はあえてやっていません。定年のない人生設計として、地域貢献にもつながる魅力的な事業です。

──事業として大切な軸はなんでしょうか。
ブロッサムジュニアのフランチャイズWEBリポート編集部

大橋オーナー

「誰かがやってくれる」という期待は捨ててほしいですね。本部でも、スタッフでも、誰のせいにもできない。その覚悟と資金と、何より「なぜこのしごとをやるのか」という自分に向けた理念を持ち、しっかりと毎日準備をして、人に説明できる人が長く続けられると思います。

「太く短く」か、「細く長く」かという一面も、よく考えることをおすすめします。私は少しでも人の役に立てるように、日々いただく「ありがとう」を糧に「細く長く」を選択しました。

利用者様やスタッフを第一に考えて「ありがとう」と言える方にぜひ加盟していただきたいです。私も協力させていただきます。

【ブロッサムジュニア】脱サラで年収2000万円を狙える!不採算撤退ゼロの安定感が魅力な障害福祉事業

ブロッサムジュニアは、障害を持つ子供を対象に、0〜7歳を支援する「児童発達支援」と、7〜18歳の「放課後等デイサービス」を提供するFCです。売上の約98%は国からの支払いで、未回収リスクが少なく安定経営が可能。脱サラや無資格・未経験者でもスタートできる手厚いサポートが魅力です。