ハウスクリーニング おそうじ本舗 先輩オーナーの声(永井オーナーオーナー)

シングルマザーが築いた信頼と成功

ハウスクリーニング おそうじ本舗 おそうじ本舗 永井オーナー オーナー

10年続ける秘訣から開業当初の苦労まで、じっくりお話を伺いました。

おそうじ本舗を開業したきっかけ

離婚を経験して、20代最後に「自分には何ができるんだろう」と考えたことがきっかけです。もともと20代のうちに独立したいという気持ちはあって、下の子もまだ小さかったので、朝は子どもと一緒に家を出て、午後2〜3時には帰ってこられるような働き方ができたらいいな、自分で予定を組めるようになれたらいいな、という思いがありました。

広告を見て説明会に行ったとき、「これはすごく魅力的な仕事だな」と思って、開業を決意しました。ハウスクリーニングって、汚れた場所がキレイになることで“よみがえる”感じがあるんですよね。たとえばレンジフードや浴室なんかが、見違えるようにキレイになる。そういう作業にすごく魅力を感じて、「これなら私にもできる」って思ったんです。

研修に不安はありましたか?

不安はたくさんありました。すごく緊張もしましたし、本当に大変でした。掃除の知識はゼロからのスタートだったので、洗剤の使い方など、すべて一から覚えなきゃいけなくて……。研修は2週間ありましたが、その間、下の子はおじいちゃん・おばあちゃんにお願いして、上の子は家で待ってくれてました。前日のうちに朝と夜のご飯を用意して、「ちょっと待っててね」って言って出かけていました。寂しい思いもさせたと思います。

研修を終えたときの気持ちは?

「明日からおそうじ本舗の一員として頑張るぞ!」という気持ちになりました。研修で学んだことは、接客や挨拶の仕方など、できるだけそのまま現場でも実践しています。エアコンなんて最初は機械自体に触れたこともなくて、分解も高圧洗浄のセッティングも本当にわからなかった。でも今では、いろんなメーカーの機種も頭に入っていて、作業前には品番を聞いて、しっかり事前学習してから当日を迎えています。

仕事と家庭のバランスは、開業後どのように変化しましたか?

開業して最初の1年目は、本当に大変でした。遅くまで帰れない日もあったけど、前職に比べたら早く帰れるし、何かあった時にすぐ子どものもとへ行ける、というのはすごく良かったです。3年目くらいまでは、「生活できるかな」ぐらい。4年目くらいから少しずつ数字が上がってきて、利益も増えてきました。

過去最高の月商は120万か、130万弱くらい。年商が4桁(1,000万円台)になったのは7年目〜8年目くらいです。そこから生活にも時間にも余裕が出てきました。週1回のお休みを取ったり、子どもの用事がある時はお休みにしたり。もちろん忙しいですけど、作業時間も10年でかなり短縮できたので、気持ちにも時間にも余裕ができてきました。

1日のスケジュールを教えてください

朝8時に家を出て、9時からお客様宅で作業を始めます。早い日は午後3〜4時くらいに終わって、遅いと5〜6時になることもあります。早く帰れた日は、子どもたちに「え? もういるの?」なんて驚かれることも(笑)。でも、そういう時はすごく喜んでくれます。

これまで続けてこられた原動力は?

この10年の間には、「もうやめようかな」「ちょっとしんどいな」と思うこともたくさんありました。でもそんなとき、下の子や上の子が「おそうじ本舗をやってるママは、イキイキしてて素敵だよ」って何度も声をかけてくれたんです。その言葉で「よし、また頑張ろう」って、何度も思えました。

おそうじ本舗の魅力を教えてください

おそうじ本舗を開業して、今ちょうど38歳になるんですけど、人生で今の自分が一番好きだなって思えるんです。今までいろんなことを諦めてきたけど、「やりきる」「一生懸命やる」「お客様の笑顔のために頑張る」――そういう自分になれたのは、おそうじ本舗のおかげだと思っています。子どもたちにも「一生懸命やることの大切さ」「頑張れば自分に返ってくる」ってことを教えています。