農地法の改正
（ノウチホウノカイセイ）

2009年6月17日参議院本会議で可決・成立しました。

戦後はじめて、農地の賃借権を原則自由(企業でも個人でも「農地を適正に利用」との形をとると、そこに住んでいなくとも原則自由に農地を借りることができる。)に契約することが出来るようになりました。また、賃借期間が20年間から50年間へと変更となり、従来の農業従事者だけでなく企業も賃借することが出来るようになったので、企業にとって農業に参入することのハードルが下がったようです。(ただし企業が借地する場合 は、「農業に常時専従する者」を一人以上役員とする。)

居酒屋大手の｢ワタミ｣やファストフード大手の｢モスバーガー｣などを筆頭に、食に対する安全への取り組みをおこなう企業が増えてきている。自社で提供するものは自分たちの手で作っていこう。そこで障害となっていたのが農地法なのだが、今回の法改正により以前より企業は農業に参入しやすくなっているのは間違いないだろう。