コロナ禍でファン急増!「かつや」ブランドの唐揚げ専門店「からやま」が出店拡大!!

フランチャイズWEBリポート編集部 |2021年08月02日 公開 (2021年10月15日 最終更新)
からあげ

好きなお弁当のおかずランキングや日本人の好きな食べ物ランキングでは、必ず上位にランクインする「からあげ」。そんなからあげ市場の中でも新たなファンを獲得し絶好調なのが、とんかつ「かつや」の系列店である唐揚げ専門店「からやま」です。コロナ下で影響を受ける飲食店のなかでも好調な「からやま」の秘密に迫ります。

人気のから揚げ専門店「からやま」とは

“伝説のからあげ”でファン急増中!からあげ定食専門店「からやま」

からやまは、とんかつ定食「かつや」(アークランドサービスホールディングス株式会社)と伝説のから揚げ「浅草からあげ からあげ縁(ゆかり)」で培われたノウハウの元、2014年に誕生しました。神奈川県相模原市に1号店を開店以来、フランチャイズ展開を主体に拡大を続けています。

メニューにはカリっとして癖のないことに定評のある「カリっともも」や、「ジューシーもも丸」など、からやまのからあげは多くのファンを虜にしています。

また、期間限定メニューとしてバリエーション豊富な唐揚げ定食も用意されており、お客様を飽きさせない工夫が凝らされているなど常に値段以上、期待以上の商品価値を提供し続けていることも、からやまが愛され続けている理由の一つです。

メディアからも注目される「からやま」

唐揚げ戦国時代とも言われ、唐揚げブームの盛り上がりに湧き、テレビやYouTubeなどで有名唐揚げ店を紹介する番組も増えています。

そんな中、人気のお店の舞台裏などを紹介するTBS系列『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」でも「からやま」が紹介されました。また、2021年3月には、TBS系列『坂上&指原のつぶれない店』では“からあげ戦争3強激突”といったテーマで3者の唐揚げを食べ比べるシーンでは、「から好し」「からあげの天才」とともに、「からやま」の“伝説のからあげ”が高評価を獲得しました。

また地方店においても、地元のテレビ局からたびたび取材を受け、「名物20個盛!! デカ盛り定食(2189円・税込)が紹介されるなど、「からやま」は日本全国のメディアからも注目されています。

隠れた人気アイテム、「塩辛」の卓上サービス

からやまの唐揚げの味はもちろんのこと、定食時に無料で食べられる卓上サービス「塩辛」も美味しいとして注目を集めています。同系列店「かつや」でもおなじみの割り干し大根の漬物の隣に、壺に入った塩辛は実質食べ放題で、塩辛ファンで通う人も多いのだとか。ご飯に乗せるだけでなく、キャベツと合わせて食べても美味しく、最後まで定食を飽きることがなくお腹いっぱい食べられると好評です。

このようなサービス精神こそ、唐揚げ戦国時代の中において、サラリーマン層からファミリー層まで、老若男女、幅広い客層の取り込みを成功させています。 ※塩辛サービスのない店舗もあるため、店舗への事前の確認を行なってください。

コロナ禍で唐揚げチェーン店が増えている「からやま」

コロナ禍で拡大

外食業界誌紙14社の記者が選んだ2020年の「外食アワード」で、昨年を象徴するキーワードとして、「コロナ禍」「テイクアウト・デリバリー」と並んで選出されたのは、「唐揚げバブル」でした。

多くの飲食店がコロナ禍で時短営業や間引き営業を強いられ、十分な売上を確保できなかった分、デリバリーやテイクアウトで補填しようと、その商材を考えたときに存在感を高めたのが「唐揚げ」でした。そして、多くの飲食店がこぞって唐揚げ専門店を始めたのです。

しかし、なぜ唐揚げが、これほどまでに脚光を浴びるのでしょうか。唐揚げが独立開業の選択肢として選ばれている背景や、商品としての魅力を見ていきましょう。

唐揚げの商品力

唐揚げはお弁当のおかずとしても夕食のおかずにも大人気。唐揚げは世代を選ばず、あらゆるシーンで人気の食べ物です。共働き家庭も増え、手間のかかる揚げ物料理が敬遠される背景もあり、唐揚げはテイクアウトなどでの需要が高まっています。

開業へのハードルの低さ

唐揚げは需要の高い商材であるのにまだグルメ化されておらず、銘柄や製法で選ぶ人もほとんどいないので、未経験でも手が出しやすいビジネスという側面があります。

さらに、調理器具はフライヤーさえあれば開業可能で、原材料としても鶏肉は牛肉や豚肉よりも格段に安い食材なので原価をぐっと抑えられます。また、調理も基本的に鶏を油で揚げるだけなので、調理自体が簡単なことも魅力の一つでしょう。

アイドルタイムをなくせる

飲食店や定食屋の場合、昼と夜のピークタイムにお客さんが集中してしまい、利用客の少ないアイドルタイムは売り上げが立ちにくいという難点がありました。ところが唐揚げビジネスにおいては、その空白時間をテイクアウトやデリバリー販売で埋められるので、ビジネスモデルとして隙がありません。

このように、唐揚げは「幅広い層の人気」「原価率が低い」「隙のないビジネスモデル」と、三拍子そろった素晴らしい商材といえます。唐揚げ専門店はこのビジネスモデルの良さからも、飲食業界のなかで今もっとも注目されている業態といえるでしょう。さらにその進化形として、「ゴーストレストラン」とよばれる実店舗を持たないデリバリー専門の唐揚げチェーン店も誕生し、注目を集めています。

しかし、から揚げ専門店は、参入のハードルが低い反面、急速に増えているため、価格競争に突入しつつあるのも事実です。今後は、味やサービスで独自性をどう出すかが勝負のカギとなるでしょう。

競合の少ない「からやま」スタイル

からやまは、唐揚げ専門店でありながらも、唐揚げ以外のサイドメニューや唐揚げと組み合わせた斬新なメニューが豊富です。

テイクアウトでも、もも肉の唐揚げにとどまらず、各種弁当、手羽先や焼き鳥、ポテトサラダなど、居酒屋にも引けを取らない豊富なメニューが存在します。また店内で提供される定食についても、基本の唐揚げ定食(松、竹、梅)のみならず、親子丼やカレー、ラーメンに至るまで、何回でも通うのが楽しくなる多種多様のメニューを充実させています。

景気やブームに左右されない営業スタイル

からやまは、コロナ流行以前から「かつや」同様に、定食+テイクアウトの営業スタイルを貫いてきました。通常、売上を伸ばしにくい昼食、夕食のピーク時以外のアイドルタイムにも、夕食のおかずの一品や、晩酌のつまみなどで、テイクアウト商品の購入が好調なこと、つまりイートインに加え、テイクアウトの売上もプラスできることが、最大の強みです。

幅広い客層に支持されている

からやまは、平日は男性サラリーマン、夕方のテイクアウトは主婦、週末にはお子供連れのファミリー層やシニア層の方にも利用されるなど、男女や年代に偏りなく幅広い客層に利用されています。

コロナ禍で大幅な売上減にあえぐ飲食店が多い中で、「からやま」が絶好調をキープできているのは、テイクアウトが売上を補完しているのは言うまでもありません。しかしそれ以外にも、店内に十分なイートインスペースを設け、定食や丼など、主役の唐揚げに一手間加えたメニューを提供する「からやま」の唐揚げ専門店スタイルが、今までありそうでなかった業態なのです。

フランチャイズ加盟店も募集している「からやま」

フランチャイズ展開

唐揚げ専門店が増えている中において、ありそうでなかった「からやま」スタイルが評判を集め、出店スピードも加速しています。2020年12月期時点でからやまの店舗数はフランチャイズ加盟店を含めて国内107店舗を展開。まだまだ出店余地が大きく多店舗出店による事業化も可能です。全国406店舗、海外55店舗を展開するとんかつ専門店「かつや」の運営で培った経営ノウハウと運営システムを活用したチェーンマネジメントのバックアップが受けられるのも大きな特典です。

「からやま」のフランチャイズ出店条件は、ビルインタイプ、ロードサイド、両タイプとも加盟金が500万円、初期費用は7600万円程度(物件取得費を含まず)。月々のロイヤリティは3~5%ですが、出店の店舗数が増えるほど、ロイヤリティは減る設定となっています。

「からやま」本部の発表では、「私たちの理念に共感してお互いに成長、発展し続けることができる法人パートナーの参加を広く求めています」とのこと。飲食店で多店舗展開を考えられている方は、出店を決断するチャンスかもしれません。

からあげ

記事は気に入っていただけましたか?
「いいね!」で応援よろしくお願いします

新着情報をお届けします♪