大人気の業務スーパーはフランチャイズ加盟ができる!加盟するメリットや低コスト運営の秘密とは?

フランチャイズWEBリポート編集部 |2022年07月25日 公開 (2024年05月16日 最終更新)
業務スーパーの店舗

業務スーパーは、低価格で大容量というコスパの良さや商品力で多くの人に支持され、日本全国で店舗拡大を続けています。そんな業務スーパーのほとんどの店舗がフランチャイズチェーン店であるということをご存じでしょうか。

この記事では、業務スーパーのフランチャイズの特徴や、加盟のメリットなどについてご紹介します。既に小売店を経営している方や、フランチャイズでの開業などに興味のある方は、ぜひご一読ください。

業務スーパーとはどのようなスーパー?

スーパーで買い物する親子

まずは業務スーパーがどのようなスーパーかについてご紹介します。

業務スーパーとは

業務スーパーは緑色の看板が目印で、株式会社神戸物産が展開するチェーン店です。神戸物産は兵庫県加古川市に本社があり、業務スーパーの本店は現在同じ加古川市にあります。

業務スーパーで取り扱っている商品は冷凍食品や加工食品で、PB(プライベートブランド)に力を入れているところが特徴です。株式会社神戸物産では業務スーパー以外に飲食店やエコ再生エネルギー事業、人材育成事業など幅広く手掛けています。

業務スーパーの店舗数

業務スーパーは全国の都道府県にあり、1000店舗以上(2024年5月時点)にものぼります。出店数は増加しており、新規に参入を考えている人でも受け入れられやすい環境が整っていると考えられるでしょう。

業務スーパーの特徴

コスパが良い商品が多い

業務スーパーで扱う商品は業務と名前がついているだけあって大容量なものが多いですが、その分コスパが良いと評判です。また、海外の食品も取り扱っているので、他のスーパーでは見られないようなレアな食品も購入することができます。

調理の手間をなくした商品が購入できる

業務スーパーでは業務で使いやすい食材を扱っています。そのため冷凍野菜などはカットされている、パスタソースはパスタを絡めるだけで調理が完成するなど、料理の負担が少なく、家庭用でも使いやすいものになっています。忙しい現代人にとって、負担が少なくおいしい料理が作れることは重要です。

コストコに比べて利用ハードルが低い

業務スーパーと同じように大容量の商品を扱うコストコも頻繁にメディアに取り上げられていますが、コストコを利用するには会員にならなくてはなりません。会員になるには年会費が必要です。

また、コストコは郊外にあるケースが多いので移動手段を確保することが難しいと方もいるのではないでしょうか。 しかし業務スーパーは同じように大容量の商品を扱っていながら年会費や入場料などは一切必要ありません。業務スーパーは国内に900店舗以上もあり、日常で使いやすいです。そのため、コストコの利用ハードルが高いと感じている人が、業務スーパーを愛用するというケースがあるようです。

業務スーパーのフランチャイズとは

スーパーの店員

業務スーパーは直営店は4店舗あり、それ以外はフランチャイズによって店舗数を拡大しています。これから新たに業務スーパーでフランチャイズ加盟を考えている方はこちらの項目を参考にしてみてください。

業務スーパーのフランチャイズ概要

ブランド名 業務スーパー
加盟金 200万円 ※別途消費税が必要
保証金 1,000万円
発注システム使用料 月額28,571円 ※別途消費税が必要
設備費用 3,200~3,800万円
※(店舗の物件により変動)
別途:建築工事一式・POSレジ・加盟金・保証金・その他準備金 が必要
ロイヤリティ 仕入れの1%
※一部対象外の地域あり

フランチャイズでは新規出店をする際、売り上げや収益予測をすることが一般的です。しかし、業務スーパーではそれを行なっていません。これは立地環境の変化や店舗の運営状況などの原因により、予測から大幅に外れた結果につながりかねない、という理由からです。

業務スーパーのフランチャイズ加盟からオープンまでの流れ

(1).問い合わせ
公式ホームページ内にあるお問い合わせフォーム、または電話で問い合わせをします。

(2).加盟相談
具体的に業務スーパーのフランチャイズについての説明があります。出店を希望する物件の確認も行われるので事前に情報をまとめておくとよいでしょう。物件の確認後は店舗レイアウトが作成され、出店の検討がされます。

(3).審査
加盟審査のために必要書類を提出します。

(4).契約締結
無事審査がとおり、契約内容について最後の確認が行なわれます。内容に問題がなければそのまま契約締結です。

(5).工事着工と研修
店舗の内外装の工事を行ないます。また、店舗での研修6日と本部での研修1日があり、合計1週間の研修が実施されます。

(6).商品の搬入
オープン前には商品の搬入と陳列を行ないます。本部から指導とサポートが入るので適切な売り場のディスプレイを作ることができるでしょう。

(7).オープン
オープン後は本部からのサポートを受けながらよりよい店舗づくりを目指します。

業務スーパーのフランチャイズに加盟するメリット

業務スーパーのフランチャイズに加盟するメリットはなんでしょうか。フランチャイズならではのサポートなどは当然として、「業務スーパーだからこそ」の視点で説明します。

集客力がある

業務スーパーは、全国に1000店舗以上あり、知名度は抜群です。業者はもちろん、一般消費者からの利用も多いのが特徴です。また、食品は国外およそ45ヶ国国から直輸入しており、最近ではイスラム教徒が食べられるハラール認証食品も扱っていることから日本在住の外国人利用客にも需要が高いようです。

最近ではSNSやテレビでも低価格・高品質のさまざまな商品が紹介され、人気商品はトレンドにもなっており、業務スーパーの注目度の大きさや集客力の高さが分かります。

既存店と併設できる

業務スーパーのなかには、店内に100円ショップを併設しているところもあります。他にも、既存の事業と組み合わせた「酒&業務スーパー」「生鮮&業務スーパー」のようなフレシキブルな対応も可能としているところも大きな特徴で、業務スーパーのフランチャイズは他のフランチャイズに比べてかなり自由度が高いといえるでしょう。

このように既存事業として小売業を営んでいる場合、業務スーパーと併設することもできるので、これまで以上の収入が期待できます。

ロイヤリティが安い

業務スーパーでは、一部エリアを除いて、ロイヤリティが仕入れの1%と低いことも魅力です。加盟店の収益を拡大していくことが、自社の成長につながるという経営方針のもと、低いロイヤリティが設定されています。

業務スーパーのフランチャイズの収益性は?

業務スーパーでは徹底的に無駄なコストを削減することで利益幅をしっかり確保しています。では具体的に、どのような仕組みを構築し、利益を得ているのでしょうか。

ロスが少ない商品を販売

業務スーパーは、常温・冷凍商品をメインとして販売しているため、賞味期限が長い商品が多く、ロスが少ないことが特徴です。さらに、日替わりで仕入れたり、商品の入れ替えなどの作業も不要となるため、人件費を抑えることができます。

製造や仕入れコストをカット

業務スーパーには多くのPB商品があります。、国内の自社グループ工場で製造することで、商品の販売に至るまでのさまざまなコストを抑えています。またメーカからまとめて仕入れたり、世界各国から直輸入することで、仕入れコストを抑えています。

そのほか、広告費も抑えるなど、徹底したローコスト運営により販売管理費を売り上げの14%台で抑えておくことも可能です。

業務スーパーは今後も安定した収入が見込めるフランチャイズ!

スーパーの店員

フランチャイズ加盟のなかでも業務スーパーほどフレキシブルな対応が可能なブランドは非常に少ないです。
経営も安定しており、今後もさらなる店舗数拡大や、人気の高いオリジナル商品が登場することが期待できます。

新規事業を立ち上げたい、異業種に参入したいと考えている方であればフランチャイズの加盟を検討してみてはいかがでしょうか。

業務スーパーの店舗

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