ホームセンター業界トップのカインズ!気になるフランチャイズ加盟情報をご紹介

ホームセンターは生活に必要となる、さまざまなものが売られており、現代人にとって欠かすことができない存在です。そんな、ホームセンターを自社で開業したいと考えても、人々のニーズを満たす豊富な品揃えを展開するのは困難です。
しかし、ホームセンター大手のカインズはフランチャイズでの開業が可能です。今回はカインズについてご紹介しますので、ぜひご一読ください。
カインズはどんなホームセンター?

まずはカインズがどのようなホームセンターなのかをご紹介します。
カインズとは?
ホームセンターのカインズは株式会社カインズが展開しています。関東を中心に展開していますが、東海地方や近畿地方などに広く出店しています。株式会社カインズは埼玉県本庄市に本社があり、ホームセンター以外にスーパーセンターや自転車専門店なども手掛けているのが特徴です。
カインズはホームセンター業界のなかでもトップクラスの売り上げを誇ります。これまでホームセンター業界ではDCMカーマやダイキなどを展開するDCMホールディングスが売り上げトップでしたが、2022年はカインズがトップ(当ホームセンター業界の売上高ランキング2020-2021年/企業動向調べ)になりました。
カインズが業界トップとなった理由のひとつが、コロナ禍で需要が高くなった商品をうまく展開したことにあります。これまでホームセンター業界は10年以上売り上げが横ばい状態になっていましたが、2020年はコロナの影響で巣ごもり需要が活発化。市場規模は大きく増加し4兆円を上回ります。翌年はその反動減により業界全体としては減収となるなか、カインズは徐々に右肩上がりの成長を遂げてきました。
カインズの特徴
カインズは、プライベートブランド(以下、PB)が高く支持されています。カインズの豊富なPB商品は約1万3,000点にものぼり、ホームセンターの主戦力であるDIYや園芸用品以外にも、日用品や雑貨・ペット用品・寝具・アウトドア用品など豊富なジャンルを扱っています。
SNSなどでもカインズPBのおすすめ商品などがたくさん投稿されていることからもPB商品の売れ行きが順調なことが窺えます。
カインズはこれまでホームセンターにあまり縁がなかった若年層からも支持されています。コロナ禍で感染防止対策に役立つ商品やテレワーク用品などを新たに扱うようになり、30代以下の若い層を取り込むことに成功しました。実店舗だけでなく、オンラインショップの人気も高く、2020年3月以降はオンラインショップのユーザー登録者数が伸び続けています。
カインズの店舗数
カインズは2022年8月現在、およそ228店舗を28都道府県に展開しています。全国の半数以上で出店しているものの、決して網羅しているわけではありません。
競合他社と比較するとDCMグループは836店舗(2022年2月)、コメリは1,213(2022年7月31)店舗を展開しているので、大手のなかでカインズはかなり店舗数が少ないことがわかります。それでもカインズの売上高がホームセンター業界トップなのは、1店舗ずつの業績が高いからではないでしょうか。
カインズで支持されるPB商品とは

具体的にカインズは何が人気なのでしょうか。こちらでカインズがホームセンター業界トップになった理由についてご紹介します。
圧倒的な商品開発力で使いやすさ・デザイン・価格の3つが揃っている
カインズではPBとして1万3,000点以上もの商品を開発しています。よりよいものを低価格で提供するため、商品企画から販売までを一貫して行なうSPA(製造小売業)を推進し、徹底した顧客目線で機能性・デザインを追及、商品に反映しています。
また、グッドデザイン賞なども多数受賞しており、カインズから発売される商品はどれも使い勝手がよく、機能とデザインが両立されていると、多くの顧客から支持されています。カインズは一般的なホームセンターとは異なり、PB商品が売り上げのおよそ4割を占めています。さらに価格も購入しやすい手ごろな設定がされており、顧客の消費活動を促しているのではないでしょうか。
カインズの人気商品
じっさいにカインズではどのようなPB商品が人気なのか、編集部がピックアップした3つをご紹介します。
フライパンやレンジで使えるシリコン蓋
230度の高熱まで耐えることができるシリコン蓋です。シリコン製なのでフライパンや鍋以外に電子レンジにも使用できます。ラップの代わりとして使用でき、エコな商品です。
まな板シート
まな板の上にシートを引くことでにおいや色の移りを防ぎます。肉類や魚類など衛生面が気になる食材もまな板に直接触れず、衛生的に使用できます。大きさは自由にカットできるので、まな板だけでなくお皿などに使用しても便利です。
パーカーが乾きやすいハンガー
パーカー専用のハンガーです。フード部分が干しにくく、乾くのに時間がかかるパーカーですが、このハンガーにはフードアームがあり、フード部分をひっかけることができるため、室内干しでもしっかり乾かすことができます。パーカー以外にタートルネックの服にも使えます。
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カインズのフランチャイズ情報

カインズのフランチャイズはどのような制度になっているのでしょうか。こちらでご紹介します。
ブランド名 | CAINZ(カインズ) |
---|---|
運営会社 | 株式会社カインズ |
対象 | 法人 |
契約方式 | 売上総利益分配方式 |
条件 | 敷地規模最低8,000坪以上 |
カインズのフランチャイズは対象が法人というだけでなく、敷地規模が8,000坪以上とかなり開業のハードルが高くなっています。また、すべての条件に合致していても営業方針によっては断られる可能性がある点にも注意が必要です。
カインズのフランチャイズに加盟する魅力
カインズのフランチャイズの強みはホームセンター業界トップの知名度や人気です。PB商品が豊富なカインズは人気商品が多く、他社では購入することができない商品を販売しているためカインズのファンを獲得できます。
また、カインズではDX(デジタルトランスフォーメーション)を採用しており、効率のいい運営を行なっています。特徴としてはITエンジニアの拠点を作り、システム開発を内製化していることや、一部店舗にて売り場を案内するロボットを導入していること、アプリによる商品検索を可能にし、顧客の利便性向上を図っていることなどがあげられます。デジタル戦略を積極的に導入しているカインズではITエンジニアの採用により、デジタルマーケティングの強化や、最先端の情報を得ることにも注力しています。
そのためホームページやアプリをとおしての顧客獲得や、流行を捉えた商品展開が可能になりました。フランチャイズでも同様の恩恵を得られるため、効率よく顧客ファーストな経営ができるでしょう。
フランチャイズ契約の流れ
1、エントリーシートの送付
カインズ公式ホームページ内にあるエントリーから必要事項を記載して送信します。エントリーシートには必須項目ではないものの年商を記載する項目があります。また、過去3年間の取引実績や事業内容の具体的な説明も必要なので、事前に情報をまとめておきましょう。
2、審査
エントリーシートを送付したあと、記載した内容をもとに精査されます。審査に通過した場合のみ、カインズから返信があります。
3、商談
無事に審査が通ったら、カインズのバイヤーや担当を交えて直接商談が行なわれます。仕様や見積などの具体的な話し合いも行なわれるので、気になることなどがあれば確認しておきましょう。
4、契約締結
商談内容にお互い同意ができたらそのまま正式に契約を締結し、取引に入ります。
カインズはホームセンターを超える!?今後も進化が止まらない注目企業

カインズはホームセンターとしての進化はもちろん、ただ商品を購入するのではなく、大規模なフードコートの設置、ペット同伴可能、全天候型ガーデンセンターなど、楽しく過ごせる場所として積極的に新しいものを取り込もうと努めています。
人々の生活に寄り添うのは商品だけでなく、カインズというブランドそのものと言えるでしょう。法人であれば、カインズのフランチャイズに加盟することもできるので、多くの人の暮らしに役立つものを提供しながら、楽しい時間を送る手助けがしたいと考えている方は、カインズのフランチャイズビジネスを検討してみてはどうでしょうか。
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