日本初のフランチャイズ「不二家」!加盟店としての魅力を徹底解説

みなさんは、日本で最初にフランチャイズをはじめた企業がどこかご存じですか?じつは、日本で知らない人はいない洋菓子チェーン「不二家」が、初めてフランチャイズを始めたといわれています。そこで今回は、50年以上のフランチャイズ実績がある不二家の歴史を紐解くともに、不二家の魅力や強みをご紹介します。
これから洋菓子店を経営したい方などは、老舗洋菓子店「不二家」のビジネスモデルが参考になるはず!ぜひご一読ください。
30秒でわかる「不二家」とは?

まずは不二家について簡単に解説していきます。
そもそも不二家とは?
株式会社不二家は、明治43年(1910年)に創業した、老舗洋菓子メーカーです。洋菓子を含む菓子類、食品などを製造販売しているほか、喫茶店や洋菓子チェーン店を展開しています。2008年からは山崎製パンの子会社になりました。
「不二家」自体の認知度はもちろんですが、イメージマスコットのペコちゃんやポコちゃんも人気。とりわけペコちゃんは、商品のパッケージのみならず、さまざまなグッズとしても販売され多くの人に愛されています。
「不二家」の基本情報
社名 | 株式会社不二家 |
---|---|
創業 | 1910年11月 |
設立 | 1938年6月 |
店舗数 | 472店舗(うちフランチャイズ334店舗) |
業種 | 中食(宅配・テイクアウト) 飲食店 洋菓子店 |
「不二家」の事業内容
不二家はケーキをはじめとした洋菓子や、ギフト商品などさまざまな商品を販売しています。開業当初からクリスマスケーキなどを販売している「ハイカラ」な洋菓子店として始まり、しだいに喫茶店などの事業を手がけるようになりました。
ケーキ類など以外に菓子類や飲料、レストラン事業やイメージマスコットのペコちゃんなどを使った雑貨類の販売など、多岐にわたり事業を展開しています。
110年以上もの歴史を持つ「不二家」の魅力とは?

唯一無二のブランド力
不二家といえば、ペコちゃんのキャラクターとともに愛されてきた歴史があります。戦後復興のなか発売されその後ロングセラー商品となった、“ママの味”「ミルキー」のパッケージに描かれていたのが、ペコちゃん・ポコちゃんです。店頭にはペコちゃんの等身大の人形が置かれるようになり、不二家の顔となったペコちゃんは多くの人に認知され、世代を超えて愛されてきました。
不二家の「不二」という言葉には「2つとない存在でありたい」という創業者の想いが込められており、まさに唯一無二の存在として、ペコちゃんとともに不二家というブランドを築き上げてきたと言えるのではないでしょうか。
積極的なCSRの取り組み
CSRとは、簡単に説明すると「企業が果たすべき社会的責任」のことです。社会的責任にはさまざまなものがありますが、よくあるのは地球環境への配慮、ボランティア活動などの社会支援、地域社会への貢献などが挙げられます。また、企業が従業員に対して行なう支援、顧客への誠実な対応などもCSRです。
不二家では公式ホームページでCSRの取り組みについて詳しく公開しており、積極的な活動を行なっていることが分かります。不二家ではファミリーの幸せに貢献するために自然や環境を通してさまざまな活動に取り組む、「不二家ファミリー文化研究所」があり、顧客とのコミュニケーションの場としても活用されています。
ポイント制度の導入
不二家では2019年から楽天ポイントカードが利用できるようになりました。以前は不二家の店舗共通の独自ポイントカードがありましたが、顧客の利便性を考慮して楽天ポイントカードに変更されたのです。ポイ活(=ポイントを効率よく増やす活動)をしている層にも利便性が高く、利用しやすくなりました。
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「不二家」にフランチャイズ加盟する3つの魅力

抜群の知名度と実績
不二家はテレビCMも積極的に放送しています。CMには人気のタレントやアイドルを起用しており、不二家の既存客以外にも新しい顧客の流入が見込めるところは大きなメリットです。このような宣伝は、個人で経営している飲食店では難しいのではないでしょうか。
また、不二家が初めてフランチャイズ店をオープンしたのは1963年です。つまりフランチャイズの実績は50年以上にもなり、経営ノウハウは十分あるといえるでしょう。
定番商品の根強い人気で集客
不二家ではさまざまなケーキを販売しています。アップルパイやチーズケーキ、モンブランなどのレギュラー商品に加え、シーズンによって限定のケーキもあり、バリエーション豊かです。しかし、そんなさまざまなメニューのなかでももっとも人気とされているのが定番のショートケーキです。
じつは、日本で初めてショートケーキを取り扱ったのは不二家、という説も。その歴史は古く、なんと1912年から販売を開始していたといわれています。そんなショートケーキは現代でも根強い人気を誇り、なかでも「プレミアムショートケーキ」は生クリームとイチゴの素朴さと高級感を感じられると評判です。
店舗管理の効率化
不二家では店舗管理システムとして、全店にタブレット端末を導入しています。これによりリアルタイムで在庫や売り上げの管理ができるようになり、売上などをデータ化することで廃棄の軽減につながりました。
デジタル化することで店舗管理が効率化され、今まで以上に管理しやすくなり、よりよい店舗経営に役立たせることができます。
「不二家」のフランチャイズ情報

フランチャイズ概要
ブランド名 | 不二家 |
---|---|
開業区分 | 個人・法人 |
国内拠点 | 東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌(全国の主要都市) |
契約期間 | 3年 ※以後、自動更新 |
ロイヤリティ | 税抜きの売上高の5% ※別途消費税の加算あり 洋菓子店 |
初期費用モデル
加盟金 | 50万円 |
トレーニング料 | 15万円 |
設備費用等 | 900万円~ |
合計 | 1,000万円程度~ |
※費用は税別表示となっています ※初期費用は開店する店舗の規模などにより変動します。
不二家の公式ホームページでは物件紹介も可能な旨が記されています。低投資での開業も可能とされているので、具体的な金額は問い合わせてください。
洋菓子店の開業は有名洋菓子ブランドの「不二家」に学ぼう!

洋菓子店の開業には多くの資金が必要となるだけでなく、経営を続けるためには宣伝活動も必要です。洋菓子を含む、和洋菓子やデザート類の市場規模は2兆円を突破している一方で、コンビニエンスストアでのスイーツ人気が高まるなど、生き残りが厳しい面もあります。
しかし、歴史と実績が豊富な不二家ではこれまでの経営ノウハウが蓄積されており、フランチャイズ加盟では充実した研修制度も用意されています。新しく洋菓子店の経営をするなら、1度不二家のフランチャイズを参考にしてみるのもよいかもしれません。 なお、フランチャイズWEBリポートでは、スイーツに関するフランチャイズを掲載中です!ぜひそちらもご覧ください。
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