カフェビジネスの歴史と特徴
近年メディアでよく目にする「サードウェーブコーヒー」。文字通りカフェ業界第3の波です。トレンドということまでは分かりますが、実はよく知らない。ビジネスチャンスになる?という方も多いのではないでしょうか。
これまでのカフェビジネスを解説
まずは第1の波、ファーストウェーブ。19世紀後半から1960年代後半までの期間。流通の発達によりコーヒーが一般家庭でも親しまれるようになり、大量生産、大量消費の時代が訪れる。個人経営の喫茶店も多く、オーナーのこだわりが反映されたお店が人気を獲得していた時代。
続いて第2の波。セカンドウェーブ。皆さんもご存じ、「スターバックス」が1971年に開業し、「タリーズ」など、シアトル系コーヒーチェーンが注目を集めた時代。日本でもこれまでの喫茶店からセルフサービスのカフェが主流になる。1962年に設立された「ドトールコーヒー」も1987年からフランチャイズ展開を始め、日本全国に拡大されてく。
そして第3の波、サードウェーブが到来。コーヒー豆の産地やコーヒーの淹れ方にもこだわり、1杯1杯丁寧に淹れるスタイルがトレンドになっている。
いつの時代も生活の1部となっているカフェ業界、流行で生まれる商品の販売やサービス提供と比べると安定した業界と言えるでしょう。しかしその分競合も多いことは間違いないです。近年ではコンビニコーヒーが注目を集めており、顧客獲得・リピート来店には差別化された商品、そして安定した商品の供給、しっかりとした接客が重要となってきます。
個人創業も夢があり、やりがいもあるかもしれませんが、まずはビジネスとして軌道に乗せ、経営を継続し続けなければいけません。仕入先の選定からメニュー開発・販促・プロモーション・店内配置・スタッフ教育など、個人では抱えきれないですね。フランチャイズというシステムを活用した経営方法があることも一つの選択肢として、ご検討ください。