贅沢なグルメバーガーが大人気!フランチャイズなら経営ハードルが下がる!?
コロナ禍でのテイクアウト需要とマッチし、大きく成長したハンバーガー市場。「ハンバーガー」と言えば大手チェーンのハンバーガーが思い浮かびますが、近年、高級感や個性を追求した「グルメバーガー」の人気が高まっていることをご存じでしょうか。高品質な食材と独自レシピにこだわったグルメバーガーはドラマの題材にも選ばれるなど、メディアやSNSでも話題となっています。
そこで今回は、グルメバーガー業態のビジネスとしての魅力やフランチャイズを活用した開業などについてご紹介します。新たに飲食店経営を考えている方はぜひご一読ください。
グルメバーガー業態と市場性について
まずはグルメバーガーとはどのようなものか、市場性とあわせて解説します。
グルメバーガーとは
グルメバーガーとは、従来のファストフードのハンバーガーとは違い、パティ、野菜、バンズ、チーズなどの食材にこだわり、独自レシピをもちいて作るハンバーガーのことです。価格帯も1つ1,000円以上することが多く、ファストフードというよりも、通常の飲食店に近い設定がされています。
高級食材を使用しているところや、ご当地ならではの食材を使っているところなど、店舗やブランドによってさまざまなバリエーションがあります。
グルメバーガーブームはいつから?
グルメバーガーが最初にブームになったのは、1996年のことといわれています。1996年に東京で誕生したハンバーガー店「ファイヤーハウス」がブームの火付け役とされており、アメリカンな店舗とボリュームたっぷりのハンバーガーは、これまでファストフードのイメージが強かったハンバーガーの印象を大きく変えました。
2000年代にはさまざまなグルメバーガー店がオープンし、現在は第4次ブームとされています。
グルメハンバーガー業態の魅力
テイクアウトやデリバリーとの相性がいい
グルメバーガーを含むハンバーガー業態は、イートインはもちろん、デリバリーやテイクアウトとの相性がいいという特徴があります。大手チェーン店のマクドナルドではコロナ禍でテイクアウトやデリバリーが伸び、2020年決算の営業利益が9年ぶりに過去最高額だったことを発表しています。
また、エヌピーディー・ジャパン株式会社の2022年の外食業態テイクアウト市場の動向分析レポートによると、2022年3月~2023年2月計の外食業態テイクアウト市場規模は、2019年同期比13%増の1兆9267億円と、2020年度以降成長していることがわかります。
コロナを機にテイクアウトやデリバリーの利用ハードルが下がったこともあり、イートイン以外にテイクアウトやデリバリーを選択できれば、利用する客層も広がり、集客の面からも強みになると言えるでしょう。
工夫次第で他店と差をつけられる
ハンバーガー店はチェーン店を含め、多くの競合店が存在するため、店舗独自のレシピなどで希少価値を付けることが成功の秘訣といっても過言ではありません。
また、ハンバーガーにはさまざまな食材を合わせることができ、これまでにない斬新なアレンジもしやすい食品です。工夫次第で他店との差をつけやすく、「ここで食べたい」と消費者に思わせるような、オリジナリティを追求できます。
若者を中心に話題になりやすい
博報堂生活総合研究所の調査によると、ハンバーガーについて「好き」と回答している20~60代の割合は2000年以降右肩上がりを続けています。2000年では30%ほどだったのが、2020年には43%以上まで増加しており、以前よりも多くの日本人がハンバーガーを身近な食べ物に感じているようです。
また、20世紀以降からトレンドは若者のなかでも女性が作るものとされており、マーケティングでも若い女性を対象にするケースが増加しています。ハンバーガーを好きと回答している割合では男性が多いものの、SNSでは「#ハンバーガー女子」のハッシュタグに2万件以上もの投稿があります。2020年には「女子グルメバーガー部」という若い女性×グルメバーガーのドラマも放送されており、グルメバーガーは話題になるチャンスが多いといえるでしょう。
グルメバーガー業態への参入はフランチャイズで!
グルメバーガー業態に参入を考えるのであれば、フランチャイズも参考にしてみてはいかがでしょうか。フランチャイズにはさまざまなメリットがあります。
ブランド力がある
フランチャイズ展開をしているブランドは、既に他のエリアや店舗で成功を収めています。そのため、自力で一から開業するケースに比べて、知名度がある程度期待できる状態で開業できるところがメリットです。
知名度があることで開業前から話題にもなり、広告費用を抑えながらも集客することができるでしょう。また、宣伝広告などは本部が代理で行なってくれることが多く、店舗経営に集中しやすいところもメリットです。
仕入れがしやすい
飲食店では、希望する食材を安定して供給してもらえる仕入れ先を見つけることが非常に重要です。フランチャイズでは、安定した仕入れができるように調達ルートが確立されており、食材不足や品質のばらつきなどの不安がありません。
他の店舗と同時に仕入れをすることで、個人経営店に比べてコストを抑えて仕入れができるところもメリットです。
経営ノウハウなどを学べる
飲食店経営にはさまざまなノウハウが求められます。接客、調理、メニュー、レイアウト、仕入れ、経理など多岐に渡る業務が求められるので、飲食店経営の経験がない状態で開業をすると、トラブルが起こりやすいリスクがあります。
しかし、フランチャイズでは効率化された研修制度などが用意されており、未経験でも開業しやすい点がメリットです。
フランチャイズで開業するグルメバーガー業態
こちらでじっさいに加盟できるグルメバーガーのフランチャイズブランドをご紹介します。
ハンバーガー生活のすすめ
牛の脊髄以外の部位をすべて食べつくした元焼肉屋のオーナーが考案した、本格グルメバーガーのブランドです。和牛を中心に5種類の部位を独自ブレンドしたオリジナルパティを使用し、10種類以上ものハンバーガーが用意されています。メディアにも取り上げられた人気店です。
淡路島バーガー
株式会社なゆたを本部に持つ淡路島ご当地バーガーのブランドです。淡路島の契約農家から仕入れた完熟玉ねぎを使用しています。ベースの淡路島ハンバーガーにはさまざまなトッピングができ、自由に組み合わせて顧客が自分好みにカスタマイズすることができます。
SHIMAUMA BURGER
淡路「島」と「旨」いの2つを合わせたユニークな名前のブランドです。淡路島はご当地ハンバーガーの淡路島バーガーが有名ですが、SHIMAUMA BURGERではより淡路島ブランドにこだわり、玉ねぎ以外も淡路島牛のパティなど、できるだけ島内の食材を使用しています。令和の虎をきっかけに、知名度が高まりました。
グレイトフルズ
店舗で毎朝焼き上げる、ふわふわの朝焼きバンズと手ごねパティが魅力のグルメバーガーブランドです。ハンバーガー以外にもカレーやロコモコなどのプレートメニュー、ハワイアンドーナツ、パーティープレートなどさまざまなメニューが用意されています。
話題のグルメバーガー業態に参入するなら今がチャンス!
現在第4期を迎えるハンバーガーブームでは、オリジナリティあふれる豪華なグルメバーガーに注目が集まっています。アメリカで誕生したハンバーガーは徐々に日本人にも親しまれるようになり、多くの人々に愛される国民食ともいえる立場になりました。
テイクアウトやデリバリーとも相性がいいグルメバーガーは今後の市場性も期待できるため、参入を考えている方はノウハウが豊富なフランチャイズの加盟も検討してみてはいかがでしょうか。