脱コロナでも急成長!「無人ホルモン直売所」拡大の秘密をFC代表が語る
こんにちは、ウェブリポ編集部です!今回は約1年で150店舗以上を展開した注目のフランチャイズ「24h無人ホルモン直売所」の伊藤代表に突撃インタビューを行ないました!
コロナ禍を超えてピークアウトした印象もある無人系ビジネスですが、伊藤代表が率いる通称「ムジホル」は絶好調!開業資金や成功するコツなど、気になる情報盛りだくさん。ぜひご一読ください。
急成長中の「24h無人ホルモン直売所」とは
24h無人ホルモン直売所は、24時間完全無人営業が可能な冷凍肉の販売店です。「ムジホル」という愛称で親しまれ、サービス開始からわずか1年で150店舗を展開。2坪の極小物件でも開業できる手軽さと、運営にかかる手間の少なさから、脱サラや副業にも選ばれています。
今回は、そんな24h無人ホルモン直売所がフランチャイズ・ショー大阪2023に出展をするとのことで、お話を伺いしました。
岩手県一関市に事務所を構える合同会社藤 代表社員。2015年の設立後、さまざまな事業と並行して焼肉店を複数開業。2022年4月から「24h無人ホルモン直売所」事業を開始し、焼肉店経営のノウハウを活かした事業展開を行なっている。
1991年、京都府生まれ。大学卒業後、プロサッカー選手としてポーランド・ラトビア・インドでプレー。引退後、東証一部(現:プライム市場)上場の人材系企業にてセールス業務の経験を積む。現在は、フランチャイズWEBリポート編集部員として、アーリーステージのフランチャイズから、数百店規模の大型フランチャイズまで、幅広いFC本部の加盟店募集を支援している。
本日はよろしくお願いします!早速ですが、フランチャイズ本部の「合同会社藤」さんは、どのような事業をされているんですか。
「24h無人ホルモン直売所」というお店を運営する部門と、お店を建てる部門。そしてお店の印刷物を作る部門のすべてを私どもで行なっております。
なるほど。お肉の提供だけじゃなくて、店舗の立ち上げとかもしているんですね。
「24h無人ホルモン直売所」の名前からなんとなくどんなビジネスかイメージできるのですが、改めて教えてください。
本部が岩手県の一関市という町で冷凍のお肉を作っていまして、それを全国に出荷して販売する事業となります。
というのも、もともと私どもは焼肉屋なんですよ。それがコロナ禍でお店を営業できなくなって、でも在庫は余っている。そこで、冷凍庫を店頭に出して売り始めたのがキッカケです。
焼肉屋からはじまったということは、現在もお肉を本部が仕入れて、本部で加工してから店舗に卸しているんですか。
そのとおりです。
牛1頭を買ってきて、それを自社の職人がさばいて瞬間冷凍をかけて、各店に配送しています。
牛1頭を買うところからなんですね!
それって珍しいんじゃないですか?
珍しいと思います。
大体1頭450キログラムぐらいあるので、なかなか皆さん捌けないですよ。
そうですよね。お肉というと、やっぱり味が大事だと思うのですが、その点はいかがですか?
24h無人ホルモン直売所の前身となった焼肉屋があるのですが、そのお店のGoogleレビュー評価なんと4.3!
非常に高い評価をいただいておりまして、24h無人ホルモン直売所ではその味を提供できます。
直営店が多いからこそ加盟店と同じ目線で向き合える
直営店はあるんですか。
はい。私どもの本部は岩手県一関市にありまして、そこから配送に回れるところはすべて直営店です。
自社の配送が難しいところはフランチャイズ展開なんですね。
無人系のビジネスというと、すべての店舗をフランチャイズで出店しているところが多いので、直営店があるのは加盟店さんからすれば安心できますね。
そうですね。複数の直営店で取れたデータを加盟店さんにどんどんお渡しできるのは強みだと思います。
あとは「目線」ですね。
目線、とはどういう意味ですか。
すべて加盟店で出していると、店舗目線ができなくなってしまうじゃないですか。でも僕は直営店を30店舗以上展開しているので、たとえば電気代が上がるとか、商品の賞味期限が短いとか、そういったことに1番ダメージを受けるんです。
なので、本部が店舗目線で物事を考えられるし、FC加盟店さんとしても本部と同じルールでやれますよね。
本部と加盟店が同じ目線に立って、情報提供やサポートができるということですね。
お店はお客さんに来てもらってナンボです。
お客さんに来てもらって、お店を運営していくにはどうすればいいかということは、僕が1番店舗数を持っているので1番考えなきゃいけないと思っています。
やっぱり直営店が約30店舗もあるというのは大きいですよね。
そこは加盟店さんにもよく「直営店が多いから安心できるね」という声をいただいています。
いま全国に162店舗ほどを展開していますが、そのうち32店舗が直営店。FCオーナーさんは61名おられます。
オーナーさんが61名で、加盟店の数は倍以上ある130店舗。つまり、多くのオーナーさんが1店舗ではなく2店舗3店舗と増店されているということですか?
およそ半分のオーナーさんが増店をされていて、もう半分のオーナーさんはサラリーマンの方もいらっしゃるので、1店舗だけといった方が多いです。
身軽に始められるビジネスというと、急拡大してもそのあとが続かなかったりしますよね。
その点、半数のオーナーさんが増店されているというのは「論より証拠」と言えますね。
加盟金込なのに200万円で開業できる理由
次はフランチャイズパッケージの内容についてお聞きしていきます。
最初に、パッケージの特徴を教えてください。
まず加盟金が55万円かかります。本来、加盟金は198万円に設定しているのですが、200店舗まで拡大を目指しているので、いまだけプライスダウンして55万円としています。
内装工事や冷蔵庫などの設備の購入、看板の取り付けなども含めて総額200万円程度で開業できます。
無人店舗ビジネスといえど、開業資金は400~500万円くらいかかるイメージです。
24h無人ホルモン直売所は、どうして半額くらいで開業できるんですか。
まず自社で大工さんを雇っているので、外注じゃない分人件費を非常に安くできます。
それと自社で印刷機を持っていて、看板や壁に貼るシートも自社で用意しています。そういったことのすべてが、安く開業できる要因ですね。
初期費用が安い分、個人の方でも開業しやすそうですね。
現在は約60オーナーがおられるとのことですが、やっぱり個人の方のほうが多いですか?
先日数えたら、ちょうど半々くらいでした。
サラリーマンオーナーとして副業でされている方は全体の2割ほどで、残りの8割は個人事業主か法人です。
伊藤代表が語る“無人業態で成功する”コツ
やっぱり無人業態って開業したあとのテコ入れが難しいイメージです。
開業したあとにどうやったら上手くいくとか、成功しやすいとかを教えていただけますか。
やっぱりお店作りって大事で、そのお店作りのためにはPOPが必要です。
このPOP1つ作るのも非常に大変なので、僕たちは専属のデザイナーを用意し本部主体でPOPを作っています。オーナーさんはデザインデータをダウンロードして印刷すれば、すぐにでも使えるようにしていますよ。
それと最近は、インスタグラムとかツイッター(現X)などのSNS広告も非常に大事です。ですので、そういったSNSで使えるようなデザインも私どもが作って、加盟店さんに提供しています。
ただ、ここから先にすごくやれるオーナーさんもいるので、そのひと工夫というのは各オーナーさんにしてもらう必要がありますね。
そうですよね。肝心のデザインをダウンロードしても、どう使うかというのは加盟店に任されていますからね。
急成長の秘訣は「加盟店との距離感」にあり!?
24h無人ホルモン直売所は、商品の種類も多いんですね。
スタートしたときは15種類だったんですが、オーナーさんの「これが売れるんじゃないか」という声を受けているうちに、いまは32種類となっています。
「ハンバーグがほしい!」「じゃあ作ってみます!」みたいな感じで。
なるほど。コレを作ってほしいとか、代表に直接オーナーさんの声が届くんですか。
はい、僕に直接LINEで届きます。ほかにも、夜になるとオーナーの皆さんもだいたいお酒を呑んでいるので、そうなると僕に電話が来て「本業のクルマ屋が上手くいってないんだ」とか、そういった相談もありますね笑
あとはオーナーLINEというものがあって、そのLINEのなかで「今日、お米が売れたよ」とか、全然関係ない話もしています。
え、お米も売っていいんですか?
いいですよ!ウチはお肉だけ禁止してて、カボチャやスイカといった野菜も販売できます。
最近は加盟店さんの間で秋田の「ババヘラアイス」というご当地アイスが流行りました。
お肉だけじゃなくて、地域の特産品とかを売ることもできるんですね。
それってめちゃくちゃ珍しいんじゃないですか。
そうだと思います。僕たちはメーカーに近い考え方なので、お肉の流通を増やしたいんです。とはいえ加盟店さんには長くお店を続けてほしいので、お肉以外のアイテムも必要だと思っています。
「仲間であり家族」と語る、加盟店との未来
すでに約60オーナーいらっしゃいますが、伊藤代表にとって加盟店・加盟オーナーってどんな存在ですか。
仲間であり、言い過ぎかもしれませんけど「家族」でもあるのかなと思っています。
今日のフランチャイズ・ショー大阪にもご家族連れて遊びに来てくれて「久々に顔を見れて良かったよ」とか「今日も元気そうで良かった」と声をかけてくださったオーナーさんもいました。
今後の展望としてはどのようにお考えですか。
まずは足元を固めていきたいので、200店舗目指していきたいと思っています。
あとは既存店の売上の底上げが1番大事だと思っていますので、そこに力を入れていきます。
それでは最後に、加盟希望者さんに向けてメッセージをいただけますか。
和気あいあい楽しくやってますので、少しでも「いいなぁ」と思ってくださった方がいればぜひご連絡ください!
よろしくお願いします!
本日はありがとうございました!
取材を終えて:編集後記
とにかく明るい伊藤代表に圧倒されたウェブリポ編集部でしたが、その内面には加盟店を第一に考える、非常に温かい人柄を見ることができました。
加盟オーナーを「家族」とまで言い切れるフランチャイズ本部の代表はなかなかいません。そういった点からも「24h無人ホルモン直売所」が160以上も店舗数を伸ばせた理由が伺えました。
さて、今回の取材記事はいかがでしたか?少しでも24h無人ホルモン直売所について興味が湧いた方は、ぜひ以下のリンクからフランチャイズ加盟情報をご確認ください!最後までお読みくださりありがとうございました!
大阪府堺市出身の編集者・ライター。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作に携わる。Webプログラミングや動画編集・SEO分析をはじめとした、幅広い業務経験を活かした記事制作が強み。既知のテーマに対して新しい視点を提供し、読み手が「ワクワクする」ようなコンテンツ作りを信条としている。