3人に1人は独立に興味あり!働き方や独立開業の意識アンケート【2023年版】
こんにちは、ウェブリポ編集部です!新型コロナウイルスが5月に5類感染症へ引き下げられ、いよいよ本格的な経済の回復が見え始めた2023年。人々の暮らしにも、徐々に活気と笑顔が戻ってきました。今回はそんな2023年、人々の「働き方」や「独立開業」に対する意識はどうなっているのか、ウェブリポが独自にアンケート調査を行ないました。
2024年以降、新しい働き方を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
働き方一斉アンケート
脱コロナで世間に賑わいが帰ってきた2023年。飲食業やサービス業などがコロナ禍の落ち込みを取り戻す勢いで回復をみせています。一方で、AI技術の急速な発展で漠然とした「働き方」への不安のほか、歴史的な円安・物価高など、人々の不安の種となるような出来事がいくつも起きた年でもありました。そこでフランチャイズWEBリポートでは、20歳以上の男女4301人にアンケートを行ない、現在の「働き方」について意識調査を実施しました。
さらに、同じく20歳以上で独立開業を前向きに検討している方1100人にもアンケート調査を実施し、独立開業についての意識も調べました。
調査結果(要旨)
①「独立開業に興味がある」と答えた人は、全体のおよそ3分の1である31.1%となった
②独立を志す人のなかで、具体的な独立のタイミングを決めている人が8%ほど増加した
③独立開業にもっとも大きな関心を持つ理由は「収益(39.5%)」次いで「やりたいことがある(37.5%)」となった
半数以上が「現在の働き方に満足」と回答
アンケート調査の結果、現在の働き方について「満足している」と答えた方は16.9%、「どちらかといえば満足している」方は39.3%。合わせて56.2%の方が、現在の働き方に概ね満足していることがわかりました。
「満足している」と答えた人の割合は、男女を問わず20代、次いで60歳以上が高い傾向。一方、30代~40代では「どちらかといえば満足していない」「満足していない」の割合が増える傾向となっています。
約3人に1人が「独立開業に興味あり」と回答
「働き方」に続いて、「独立開業の意識」についてのアンケート調査も実施。その結果、「興味がある」「どちらかといえば興味がある」と回答した人の割合は、全体の3分の1に近い31.1%にのぼりました。また、副業に関する意識調査も実施したところ52.4%が興味を持っているようです。
独立開業のアンケート結果を「男女別」さらに「年代別」に見てみると、全体的に、女性よりも男性のほうが独立開業への関心は高くなっていることがわかります。20代がもっとも独立開業への興味関心が強く、年齢を重ねるごとに減少傾向となりました。
独立開業に興味がない人の理由として多かったのは、どの年代においても「経営は向いていないと思う」という点。次いで、年代や性別ごとに「今の収入に不満がない(60歳以上男性)」「いまの仕事内容に不満はない(60歳以上女性)」「独立に必要な資金がない(30~50代男性)」といった理由が挙げられています。
副業についても基本的には独立開業への意識と同じく、年齢を重ねるごとに消極的となっています。全体としての関心度は独立開業よりも高く、とりわけ女性に関しては独立開業よりも副業に対して関心を持っている方が多いといえるでしょう。
具体的な開業時期を決めている人が増加
独立開業に関心のある方のうち、来年(2024年)以降に独立を予定している人の割合は2022年と比べ、約8.7%増の28.5%となりました。このことから、独立開業に関心をもっている人の割合自体は大きく変わっていませんが、より本気度の高い検討者が増加しているといえるでしょう。
まだ具体的な時期を決めていない人も多くおられますが、少なくとも2024年以降の独立開業市場は、いままで以上に活発なものとなりそうです。
開業を目指す理由1位は「収入を増やしたい」、開業後の不安も収入面が最多
独立や開業に興味を持った理由を最大3つ選択してもらったところ、もっとも多かったのは「収入を増やしたい」で39.5%。次いで「やりたいことがある」「自分のスキルを活かしたい」となりました。
一方で、独立開業への不安な点は収入面・開業資金・集客面。また、円安や物価高の影響も8.9%と、少なくない方々が国際的な経済情勢を不安に感じているようです。
フランチャイズへの関心や知名度、印象は?
2024年以降、独立や開業の市場が活発化すると見られるなか、独立開業の手段の1つであるフランチャイズについてもアンケート調査を行ないました。その結果、独立開業を検討している人のうち、「フランチャイズも選択肢になる」と答えた方は63.1%にものぼりました。
また、独立や開業に対する意識に関わらず、幅広い年代/性別の方に対して、フランチャイズ自体への印象についてアンケートを実施しました。
ポジティブな印象としてもっとも多かったのは、「ノウハウを提供してもらえる(18.5%)」次いで「未経験・異業種でも始められる(17.8%)」。一方ネガティブな印象でもっとも多かったのが「よくわからないけど悪いイメージ(18.8%)」です。そのほかにも、加盟店の裁量が少ない、本部のいいように使われてしまう、といったイメージが根強いことがわかりました。
近年フランチャイズ店舗の大量出店・大量閉店や、営業時間を巡る裁判など、さまざまな問題がメディアでも取り沙汰されるようになっていることが、この結果につながっているのかもしれません。
2024年に向けたビジネストレンドを把握しよう!
脱コロナにAI・円安・物価高、そして各地で続く戦争など…2023年は、今後の生活や仕事に影響をおよぼしかねない出来事が多い年でした。今回のアンケート調査でも、独立開業に興味を持っている人は31.1%にも上ることが分かっており、先行き不透明な現代において、独立開業が働き方の1つの選択肢として考えられているといえるでしょう。
独立開業の具体的な時期を決めている人が増えていることからも、今後数年間にわたって、フランチャイズを始めとした独立開業市場は盛り上がっていくと予想できます。実際に、フランチャイズ比較サービス「フランチャイズWEBリポート」で行われた問い合わせ数は、2022年を約11%も上回る見込みです。
フランチャイズWEBリポートでは、2023年に注目を集めたフランチャイズブランド30選を紹介中です。独立開業を検討していない方にとっても、今後のビジネストレンドを把握する1つの指標になるはず。2024年を飛躍の年にするためにも、ぜひ1度チェックしてみてください。
【2023年版ベスト30】FC比較サイトで独立開業に注目を集めたビジネス
調査概要
調査期間:2023年11月10日~2023年11月17日
調査媒体:ネットリサーチによるアンケート調査
調査対象:20代から60歳以上の男女
回答数 :4301人
調査期間:2023年11月17日~2023年11月18日
調査媒体:ネットリサーチによるアンケート調査
調査対象:前述のアンケートで独立開業に「既に開業済み」「興味がある」「どちらかといえば興味がある」と回答した20代から60歳以上の男女
回答数 :1100人
大阪府堺市出身の編集者・ライター。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作に携わる。Webプログラミングや動画編集・SEO分析をはじめとした、幅広い業務経験を活かした記事制作が強み。既知のテーマに対して新しい視点を提供し、読み手が「ワクワクする」ようなコンテンツ作りを信条としている。