人気ラーメン店「天下一品」はフランチャイズ開業できる!強みや開業方法を解説

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年12月13日 公開
天下一品のラーメン

ラーメン店には個人店以外にチェーン店も多く、それぞれの店舗ではオリジナリティあるラーメンが提供されています。そのなかでも、独自の開発によって生まれたこってりスープで有名な天下一品は、関西を中心に全国的に店舗を構えており、人気が高いチェーン店です。これから新しくラーメン店を開業するなら、天下一品のフランチャイズを検討してみてはいかがでしょうか。今回は、天下一品のフランチャイズならではの強みや開業方法について解説します。

人気ラーメン店の「天下一品」はフランチャイズ開業ができる!

全国各地で人気を着実に集めている天下一品は、フランチャイズでも開業できます。まずはフランチャイズ開業に興味がある方に向けて、天下一品のフランチャイズ情報について説明します。

「天下一品」とは?

「天下一品」とは、京都北白川発祥の中華そば専門店です。全国に200店舗以上展開しており、根強い人気を誇ります。

天下一品というブランドが生まれたのは1981年のことですが、もともとは1971年に創業者の木村 勉氏が屋台を引きはじめたことがきっかけです。

看板メニューの「こってりスープ」は、3年9ヶ月もの試行錯誤の末に生まれました。こってりスープの知名度は高く、これまでスナック菓子のベビースターラーメンやカップラーメンなどさまざまな企業とのコラボもしています。なお、天下一品の運営元は株式会社天一食品商事です。

天下一品の看板メニュー

看板メニューは3年9ヶ月もの開発期間と、そこからさらに50年ものあいだ改良を加えたスープを使ったこってりラーメンです。

一般的なこってりラーメンは豚骨系がベースになっていることが多いですが、天下一品では野菜と鶏をベースにしています。そのため、系統としては「鶏白湯ラーメン」に分類されます。2023年からはこってりスープをさらに濃厚にした「こってりMAX」も販売が開始されました。そのため、天下一品はこってりラーメンのイメージが強いものの、ほかにも味噌ラーメンやあっさりラーメン、期間限定メニューもあります。こってりスープは他のメニューとの相性もよく、こってりスープに付け込んだ唐揚げも人気が高いです。

株式会社天一食品商事と株式会社天下一品の違い

天下一品に関する会社は、株式会社天一食品商事と株式会社天下一品の2つがあります。ラーメン店を展開しているのは、株式会社天一食品商事で、本社は滋賀県大津市です。

一方、株式会社天下一品は京都府京都市北区にある天下一品の直営店舗の運営をする会社です。どちらも同じ天下一品のグループであり、担当する事業が異なります。イメージとしては、株式会社天一食品商事が親会社で、株式会社天下一品が傘下に入っていると考えればわかりやすいでしょう。

天下一品はフランチャイズ開業可能

天下一品はフランチャイズ開業によって大きく店舗数を増やしてきました。未経験者でも開業できるよう、調理と営業の研修制度が設けられています。天下一品はこってりスープによるブランド力が強く、全国に200店舗以上を展開するほどの実績もあります。フランチャイズ店の割合は公表されていませんが、多くの店舗がフランチャイズであると予想されています。

フランチャイズ加盟の流れ

1.「加盟申込専用フォーム」に必要事項を入力して申し込む
2.申込フォームの情報を基に審査が開始され、通過した場合は3.面談に進む
4.店舗の調査
5.全体計画の査定結果から加盟の可否が決定・通知
6.無事に加盟が決まると加盟契約に進む
7.直営店での調理・営業に関する研修(60~90日程度/2~3名の履修が必須)
8.店舗の設計と施工
9.開店

物件は原則として、紹介がないので自分で見つけなければなりません。なお、市街地型店舗の場合は20坪以上、郊外型店舗の場合は45坪以上で駐車場25台以上が店舗サイズの目安となります。

ラーメン店と天下一品の市場規模

ラーメン店は人気の店舗が全国各地にありますが、実際はどれくらい人気なのでしょうか。ラーメン業界全体の市場規模と、天下一品の市場規模について解説します。

ラーメン店の市場規模

ラーメン店は個人店や小規模チェーンが圧倒的に多く、上位企業のシェアが低いのが現状です。経済産業省の経済センサス-活動調査によると、現在公表されているラーメン店は全国に約1万8000店舗あります。そのうち約半数がチェーン店で、市場規模はおよそ6000億円と推計されていました。

なお、2019年まで市場規模は増加傾向にありましたが2020年以降、新型コロナウイルスの流行により、飲食店全体が大打撃を受けたことでラーメン業界も明暗が分かれる事態に陥りました。現在は再び回復傾向にあり、店舗数はコロナ禍よりも増加しています。

天下一品の市場規模

順位 ブランド名 2023年4月 2024年4月
1位 餃子の王将 730 730
2位 リンガーハット 568 561
3位 日高屋 405 421
4位 幸楽苑 386 364
5位 大阪王将 346 331
6位 Sugakiya 258 256
7位 来来亭 249 249
8位 天下一品 223 218
9位 丸源ラーメン 188 205
10位 らあめん花月嵐 196 187

※日本ソフト販売株式会社より

日本ソフト販売株式会社が発表した「【2024年版】ラーメンチェーンの店舗数ランキング」によると、天下一品は8位でした。トップは餃子の王将で3倍以上もの差がありますが、中華屋・ちゃんぽん屋を除き純粋なラーメン屋のみに絞ると、スガキヤ・来来亭に続き3位と高順位です。

天下一品は都内での大量閉店が一部で話題になっていましたが、2023年の店舗数を比較すると大幅な減少とまではいえないでしょう。また、天下一品は海外展開していないものの、カップラーメンや冷凍食品などのコラボ商品系も人気が高く、店舗がない地域でも知名度が期待できます。

天下一品のフランチャイズの強み

ラーメン店には天下一品以外にもさまざまなフランチャイズがあります。しかし、天下一品ならではの強みがあるので、加盟先に迷っている方はブランドごとの強みを比較してみるとよいでしょう。

唯一無二の看板商品が提供できる

これまで紹介してきたとおり、看板商品のこってりラーメンは非常に知名度が高く、ラーメン好きでなくとも多くの方に知られています。独自の開発で作られたスープのファンは多く、天下一品の本部でも他のラーメン店に真似ができないと断言しているほど自信を持っている商品です。また、一般的なこってりラーメンは豚骨系が多いものの、天下一品は野菜と鶏を使ったスープで意外と後味はすっきりしており、女性からの人気もあります。昨今ではテイクアウトやデリバリーでも人気を集めており、知名度が高く唯一無二の商品が提供できるのは天下一品ならではの強みといえるでしょう。

高い集客力による安定した収入

天下一品は看板メニューのこってりラーメンの人気以外にも、集客力が高くなるようにさまざまな工夫が凝らされています。天下一品では多種多様なキャンペーンが実施されており、無料券などクーポンの配布、限定アイテムが当たるスピードくじ、スタンプカードキャンペーンがあります。また、天下一品はテレビ番組や劇場公開作品、他企業とのタイアップ企画などメディアでの発信力も高く、注目度があり、再来店の確率を上げられることもメリットです。ギタリストのSUGIZOとのコラボもあり、天下一品を知らない人へのアピールにもつながっています。

手厚いサポート

天下一品では、全国200店舗以上への出店を実現した、充実した研修制度があります。また、研修制度は無料で受けられるため、費用面の心配もいりません。研修先は東京都、京都府、滋賀県、広島県の4か所から選べます。開業の前後3日間はスーパーアドバイザーがサポートしてくれるので、接客や事務作業などの実務面での相談もでき、スムーズな開業ができるでしょう。

天下一品のフランチャイズのデメリット

反対に、フランチャイズ加盟には注意しておくべきこともあります。こちらでは、天下一品のフランチャイズ加盟に関する注意点を3つ紹介します。

加盟金やロイヤリティが発生する

天下一品だけでなく、フランチャイズは加盟時に加盟金が必要です。また、毎月の支払からロイヤリティが発生するため、売り上げがすべて利益になるわけではありません。なお、天下一品の場合はロイヤリティではなくFC会費という名前で毎月定額2万円がかかります。そのため、歩合制を採用している一般的なロイヤリティ設定に比べて高収益時の負担が少ないといえるでしょう。

経営の自由度は制限される

フランチャイズは全店舗が一定のクオリティを保つことが重視されています。均一のサービスを提供するために、経営を自由にすることはできません。基本的にはフランチャイズ加盟時に交わす契約内容に沿った経営をすることになるので、オリジナル商品などは提供できません。自由に経営をしたいと考えている人には窮屈に感じる可能性があります。加盟をする際は、よく契約内容を確認し、本当に納得できるかを考えましょう。

ターゲット層が限定的

こってりスープは知名度も人気も高いですが、かなり濃厚なスープなので健康志向が高い人や薄味を好む人には合わないことがあります。天下一品ではこってりラーメン以外にあっさりラーメンもありますが、「天下一品=こってり」のイメージが強いので、集客につなげられるかが課題といえるでしょう。また、万人受けしにくいことを考え、こってりラーメンのニーズが高い層が多い立地を選ぶことが大切です。たとえば、独身男性や学生などが多いエリアに出店するのが効果的といえるでしょう。

天下一品をフランチャイズ開業する場合の資金と利益

最後に、天下一品のフランチャイズでラーメン店を開業する際に必要な開業資金と利益について紹介します。無理なく開業できるか、考える際の参考にしてください。

開業資金

【例1:20坪の市街地店舗の場合】
項目 金額
加盟金 200万円
保証金 300万円
内外装工事費 1,700万円
厨房工事費 600万円
看板・サイン工事費 200万円
什器・備品等 70万円
合計 3,070万円

出典:天下一品 加盟募集ページ

【例2:75坪郊外型店舗の場合】
項目 金額
加盟金 200万円
保証金 300万円
内外装工事費 3,000万円
厨房工事費 850万円
看板・サイン工事費 450万円
什器・備品等 100万円
合計 4,900万円

出典:天下一品 加盟募集ページ
※物件取得費は別途必要です。

収益

【例1:20坪の市街地店舗の場合】
項目 金額
月額売上高 620万円
仕入れ 241万8,000円
人件費 155万円
家賃 45万円
水道光熱費 31万円
商品配達費 23万円
その他経費 12万4,000円
FC会費 2万円
償却前利益 109万8,000円

出典:天下一品 加盟募集ページ

【例2:75坪郊外型店舗の場合】
項目 金額
月額売上高 910万円
仕入れ 354万9,000円
人件費 227万5,000円
家賃 75万円
水道光熱費 45万5,000円
商品配達費 28万円
その他経費 18万2,000円
FC会費 2万円
償却前利益 158万9,000円

出典:天下一品 加盟募集ページ
※別途、宣伝広告費として2万5,000~2万7,000円程度必要です。

ラーメン店を開業するならフランチャイズ加盟も

ラーメン店は個人店もチェーン店も非常に多く、競争率が高い業種です。長く経営を続けるためには、根強い人気を誇る看板メニューなどでブランド価値を高め、差別化を図ることが必須と言えます。天下一品は看板メニューのこってりラーメンの知名度と人気が非常に高く、ブランドとして確固たる地位を築いてきました。これから新しくラーメン店の経営を始めるなら、天下一品のフランチャイズを検討してみてはいかがでしょうか。

フランチャイズWEBリポートでは、さまざまなラーメン店のフランチャイズ情報を掲載しています。ぜひも併せてご確認ください。
<ラーメンのフランチャイズ情報はこちら>

天下一品のラーメン

記事は気に入っていただけましたか?
「いいね!」で応援よろしくお願いします

新着情報をお届けします♪