「おしゃれなだけじゃない」バルコ ランドリープレイスが切り開く、これからのコインランドリー経営とは

宮原 史知 |2026年05月28日 公開 (2026年06月04日 最終更新)
Baluko Laundry Placeのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

共働き世帯の増加や家事負担の見直しが進む中、コインランドリーの利用者数は年々拡大しています。一方で「暗い」「古い」というイメージがいまだ根強く、利用をためらう人も少なくありません。そんな固定観念を覆し、全国280店舗を展開するランドリーブランドのフランチャイズが「Baluko Laundry Place(バルコランドリープレイス)」です。

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今回は、Baluko Laundry Placeを運営する株式会社OKULAB セールスチーム マネージャーの金子創氏にビジネスモデルの強みと今後の展望を伺いました。

デザインで変えるコインランドリーの常識

――まずはBaluko Laundry Placeの事業概要を教えてください。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

Baluko Laundry Placeは完全無人型のランドリーブランドです。オーナー様に労務の負担がかからない仕組みでありながら、地域に深く根ざして長期にわたり収益を生み続けられるのが特徴です。

長くランドリーを運営していくうえで大事なポイントは2つあります。1つは店舗の維持管理、もう1つは販促・集客です。どちらも長期にわたって手を入れ続ける必要がありますが、当社には専門チームがおり、オーナー様に代わって主導的にサポートしています。

――コインランドリーで販促や集客に力を入れているのは珍しい印象があります。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

ブランディングやメディアへの露出といった広報活動でランドリー利用者全体のパイを広げる取り組みと、店舗ごとの個別の販促活動。この両軸をしっかり回しているブランドは、なかなかないのではないかと思っています。

――店舗のデザインへのこだわりも感じます。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

「暗い」「汚い」といった従来のランドリーのイメージを払拭し、女性の方でも入りやすい店舗を目指しています。ガラス張りで中の見通しがよく、明るくて清潔な空間。地域の方々にとって安心できる場所、入りやすい場所になるようにデザインを設計しています。

Baluko Laundry Place の強みとは?"もう一度行きたい"をつくる仕組み

――他社との一番の差別化ポイントはどこにありますか?
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

よく「おしゃれなランドリー」と言っていただけるのですが、デザイン性は入口に過ぎません。大事なのは、一度来ていただいた方に「もう一度行きたい」と思っていただけるかどうかです。

たとえば「羽毛布団コース」は、自社で洗濯プログラムを開発し、羽毛ふとん本来の軽やかさとふんわりとした風合いをより引き出すようにしています。こうした圧倒的な洗濯体験をご提供したうえで、先ほどお話しした販促活動と組み合わせて、継続的に足を運んでいただく。これが当社の強みだと考えています。

――洗剤も自社開発されているそうですね。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

はい。仕上がりに直結する部分なので、環境にも衣類にも優しく、かつ洗浄力もしっかりした洗剤を自社で開発しました。お客様に「圧倒的によい体験」をご提供するためには、コース設計から洗剤まで、トータルで最もよいと思うものをお届けするべきだと考えています。

――利用者の層はどのあたりが多いのでしょうか。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

実は特定のターゲットを狙っているわけではなく、年齢にかかわらず地域の皆様にお越しいただいています。

かつてのランドリーは洗濯機を持たない単身者の利用が中心でしたが、デザイン性や洗濯体験を高めたことで、単身者の利用に加えて、家事負担を軽減したいファミリーやDINKsの方の利用者が積み上がってきているイメージです。利用者のパイ全体が広がっている手応えがあります。

コインランドリー市場はまだ広がる

――今後のコインランドリー市場はどう変化していくとお考えですか?
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

ランドリーのユーザー数はこれからも増えると思います。まだ使ったことがない方がたくさんいらっしゃいますが、一度使っていただければ「家でやるより楽だ」「仕上がりがいい」と感じていただけるはずです。

――クリーニング店が減りコインランドリーが増えているといった調査結果も出ているようです。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

そのとおりです。ただ、クリーニング店の減少やランドリーで洗えるものが増えていることも追い風ですが、本質的にはお客様に「使ってよかった」と思っていただかなくてはなりません。当社の店舗でも前年の実績を上回る傾向が出てきており、お客様にご満足いただけている実感があります。マーケットはこれからも広がっていくと考えています。

完全無人だからこそ広がるコインライドリー経営の可能性

――加盟されている方はどのような属性の方が多いですか?
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

法人の方も個人の方もいらっしゃいます。企業の代表者の方や、個人資産管理会社をお持ちの方が比較的多い印象です。中小企業経営強化税制の即時償却を活用して出店されるオーナー様も一定数いらっしゃいます。また、近年ご自身で所有している物件の1Fテナントに自らランドリーオーナーとして出展される方が増えています。

――地方での出店も可能ですか?
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

はい。地域を問わず収益性が見込めれば出店できます。完全無人で営業が可能なので、手間がかからず始めやすいという点も大きいですね。出展候補地の住所をいただければ、私たちがシミュレーションをおこない、収益性についてご報告をいたします。その際、出店が難しい場合はその旨もお伝えしています。

――加盟者の印象的な成功事例があれば教えてください。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

たとえば、マンションの1階をこれまでテナントに貸していたオーナー様が、フランチャイズに加盟して所有マンションの1階でランドリーを始めたところ、賃料収入よりもよい収益になったという資産活用の事例があります。

また、1店舗目で手間のかからなさと安定した収益性を実感され、その後少しずつ店舗を増やし、本業とは別に事業収益の柱を得ている方もいらっしゃいます。店舗数が増えても労務負担はほとんど変わらないので、もう1つの収益の柱を確立できるのは大きなメリットです。

――一般論として、コインランドリーで思うように売上が伸びないケースの要因は何でしょうか。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

立地の選定は非常に重要です。ただ、立地がすべてではなく、オープン後の運営も非常に重要です。清掃の行き届いたきれいな店舗を維持すること、そして戦略的に販促活動を行って認知を取りに行くこと。コインランドリーとはいえ、利用するお客様のことを考えて運営することが重要です。その点が不十分だと厳しくなってくると思います。

人手をかけずに、コツコツと収益の柱を築く

――今後の出店目標を教えてください。
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

現在280店舗で、年間30〜50店舗のペースで継続的に出店を進めていく計画です。「本当にいいランドリーだな」と皆さんに思っていただけるよう、1つひとつの店舗を大切にしながら広げていきたいと考えています。

――どのような方にフランチャイズ加盟を検討してほしいですか?
Baluko Laundry Placeの宮原 史知

金子マネージャー

人手のかからない新規事業をお考えの方には特に相性が良いと思います。Bakuko Laundry Placeは完全無人で運営でき、また流行の影響を受けにくいビジネスです。投資回収には数年かかりますが、コツコツと安定した収益を長期にわたって生み出し続けます。

ランドリーは地域に深く根ざし、地域のお客様が何年も通ってくださるビジネスです。お金を投じた先にお店ができて、人が集まり、収益が生まれる。そういう有機的な事業に魅力を感じていただける方には、ぜひ検討していただきたいですね。即時償却を活用しながら新規事業に進出したいという方にもおすすめです。

取材を終えて

「おしゃれなランドリー」という言葉だけでは、Baluko Laundry Placeの本質は語り尽くせません。自社開発の洗剤やオリジナルの洗濯コース、専門チームによる継続的な販促と店舗管理――すべてが「また行きたい」というリピート体験に向けて設計されている点が印象的でした。

完全無人で労務負担がなく、はやりすたりに左右されない安定収益。派手さよりも堅実さを求める方にとって、Baluko Laundry Placeは一考の価値がある選択肢ではないでしょうか。

Baluko Laundry Placeの宮原 史知

フランチャイズメディア 編集者兼ライター
宮原 史知

大阪府堺市出身の編集者・ライター。フランチャイズWEBリポートの運営メンバーとしてディレクション業務に携わり、現在は合同会社デジタル屋さん代表を務めている。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作を担当。Web制作やSEO分析など幅広い技術的バックグラウンドを活かし、「実装まで見える編集者」として記事制作に取り組む。既知のテーマに新しい視点を持ち込み、読み手が「ワクワクする」コンテンツ作りを信条としている。