格安スマホFC「エックスモバイル」3つの開業パターンのメリット・デメリットを考察
格安スマホ販売のフランチャイズとして、近年注目を集めているエックスモバイル。そのエックスモバイルには、オーナーに合わせた3つの開業パターンが用意されています。それぞれどんな仕組みで、どのようなメリット・デメリットがあるか、ここで解説していきます。
エックスモバイルの3つの開業パターン
エックスモバイルには、新しい店舗を一から立ち上げる公式ショップ出店型、元々あった店舗に併設する形で立ち上げる既存店舗活用型、店舗はなく営業商材の一つとして格安スマホを扱う無店舗型の3つの開業パターンが存在します。
それぞれ向いている事業主や得られるメリット、考えなければならないデメリットが異なりますので、ぜひ以下を参考にしてみてください。
異業種への新規事業として【公式ショップ出店型】で開業
公式ショップ型のメリット
公式ショップ出店型最大のメリットは、店舗を持つことにより幅広い客層にアプローチをしていける点です。
エックスモバイルでは、格安スマホの販売だけではなく、アクセサリーの販売や中古スマホの買取、破損したスマホの修理なども売上の柱にしていけるのですが、それらは店舗もしくはある程度のスペースを確保しなければなりません。
また店舗を持つことで、対面で相談やアドバイスなどを行え、お客様に安心を提供できます。さらには入り口を設けるという意味である程度は待ちの姿勢でお客様を呼び込むことができるのが、店舗を持たない場合と比べたときの強みといえるでしょう。
公式ショップ型のデメリット
とはいえ、やはり店舗を開設するわけですから、初期費用は大きくなってしまいますし、維持費も高額になります。店舗型の場合、出店場所にも大きく左右されるので、その部分は事前にしっかりしておいた方が無難ですね。また日々の店舗運営の面でもかなり気を配っておかないと、「対応が良くなかった」「長時間待たされた」などの悪い印象を持たれてしまうと一気に客足が遠のいてしまいます。
その為には、それに関わる人員の数を増やしたり、突発的な質問にも対応できるよう、スタッフ教育にも時間を割く必要があるでしょう。いずれにしても、入念な準備と勝算を持った上で参入すべき開業パターンと言えるかもしれません。
店舗展開している企業が【既存店舗活用型】で開業
既存店舗活用型のメリット
既に店舗がある状態なので、新規出店よりもコストを抑えつつ出店できるのが魅力の既存店舗活用型。
今まで来てくれていたお客様をそのままエックスモバイルの新顧客として迎えることができる可能性もあるため、スタートダッシュも切りやすい開業パターンと言えるでしょう。
顧客接点の多様化、差別化戦略、売上アップ、さまざまな相乗効果を期待できます。元々あった事業の方である程度収入の柱を持つことができていれば、積極的なチャレンジを色々としていける余力もあるでしょうから、より事業としての幅を広げられるかもしれませんね。実際、エックスモバイルのFCに加盟している事業主は、新聞販売業やコンビニ運営業、家具販売業に保険代理店事業など、多種多様な業種に分かれており、その活用の幅広さが伺えます。
既存店舗活用型のデメリット
ただし、本業の方が忙しく、エックスモバイルの事業がおろそかになってしまう、なんてことになると、双方のイメージを低下させてしまうことにも繋がりますので、事業の幅を増やした分、スムーズに運用できる人員配置や店舗構成などにもこだわらなければなりません。そうした手間の部分は、デメリットと言えばデメリットかもしれませんね。
営業会社などが一つの商材として【無店舗型】で開業
無店舗型のメリット
店舗は持たず、営業材料の一つとして格安スマホを持つのが無店舗型の開業パターン。
日々の営業活動をしやすくするための、クライアント先に喜ばれるネタや、主力商材とは別の切り口をお探しの営業会社のオーナーさまに最適です。元手をほとんど掛けずに事業参入できるため、リスクが少ないのが魅力と言えますね。
またこの事業を長く続けていくことで実績が増えれば、それを元にして更なる営業も可能になるでしょう。やればやった分だけ収益を増やしやすくなる可能性が高まっていくはずです。
無店舗型のデメリット
一方で、自身である程度の販路を持っておかないと、結局は宝の持ち腐れになってしまうこともあります。
上で紹介した2つの店舗型とは違い、待ちの姿勢では案件が発生することはほぼありません。自分自身で積極的にアクションを起こしていく必要があるため、個人よりは法人のオーナーの方が参入には向いていると言えるかもしれませんね。その際は、社員への教育体制もしっかり整えておきましょう。
自身の方向性や目標などを鑑み、最適な開業パターンを選択しよう
このように、3つの開業パターンそれぞれに強みがあり、逆に気を付けなければいけないポイントもあるエックスモバイルのFC事業。
しかし、弱みの部分はしっかりと対策を打っておけばそこまで大きなデメリットになることはありませんので、事業参入の障壁はかなり低い部類と言っても過言ではないでしょう。だからこそ、そのメリットの部分をいかに強化していけるかを考え、自分の方向性や目標などに適した開業パターンを選択することが大切です。