独立開業に迷っている人へ!独立に向いている人・向いていない人の特徴

「独立開業をしたい」と思いながらも、独立して成功できるのか、独立すべきかどうか迷っている人も多いでしょう。独立して仕事が成り立っている人たちには、いくつかの共通点があります。自分がそうした特徴を持っているかどうかをチェックすることで、独立に踏み出せるきっかけになるはずです。そこで、今回は独立開業に向いている人や向いていない人の特徴について紹介します。
独立には向き・不向きがある!ビジネスパーソンと起業家の違い
サラリーマンと起業家にはさまざまな違いがあるため、当然、人によって向き・不向きが出てきます。独立を目指すのであれば、まずは「何が違うのか」を理解することが大切です。ここではその違いについて詳しく紹介していきます。
考え方
組織に所属しているビジネスパーソン(サラリーマン)は、上司の指示通りに仕事をしていれば毎月給与をもらえるので、ほとんどの場合問題はありません。しかし、起業家はどのようなときにも自分の頭で考えなければならないのがポイントです。自分で考えたことが成功すれば非常に大きなやりがいや喜びを感じることができますが、失敗した場合、すべてを起業家自身が負うことになります。
人脈
極端な話ですが、サラリーマンには人脈がなくても問題ありません。仕事で必要な範囲で良好な人間関係を築き、表面的な付き合いさえすれば十分なのです。しかし、起業家にとっては「あの人に仕事を頼みたい」と思ってもらえるようなる必要があるので、人脈が不可欠となります。人脈が収入に直結するため、人に会ったら「いかに仕事につながる人脈をつくれるか」を考えることは重要なポイントでしょう。

雇用
サラリーマンは、雇用される立場ですが、経営者は雇用する立場になります。また、人を雇用するにはコストがかかるので、「収入につながる部分に人を使う必要がある」と考えるのです。どこに人を増やせばどのぐらい売上につながるかを考えて、効果的に人材を配置するようにします。こうした考え方で雇用できるのが、経営者といえるでしょう。
投資
サラリーマンの中には、リスクを嫌う人が多いため、「投資」を危険と思っている場合が多いでしょう。しかし、起業家であれば「人材」や「技術」に対して投資をすることは、事業を成功させるためには大事な要素です。投資をして、結果的に採算がとれなくなってしまうこともありますが、お金を使わないことだけが「よいこと」ではありません。投資するタイミングと用途を見極められるのが起業家でしょう。
休暇
サラリーマンは、会社ごとに休みが決められていますが、起業家は自分で好きなように休むことができます。そう考えると、好きなだけ休みがとれる起業家をうらやましく思う人もいるかもしれません。しかし、起業家たちは休暇のときも常に事業のことを考えていて、思考を止めることはありません。そもそも、休む自由を得るために独立するのではなく、仕事の自由を獲得するために独立するので、この点を間違えないようにしましょう。
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考え方に大きな違い!独立開業に向いている人の特徴
独立開業に向いている人は、同じような特徴を持っていることが多いです。そこで、ここではその特徴について紹介します。意識はしていなかったけれど、「実は独立向きの思考だった」という発見があるかもしれません。
決断力や行動力がある
決断力や行動力がある人は、独立に向いているといえるでしょう。なぜなら、事業に成功している人たちは、考えるだけに留まらず、すぐ行動に移す傾向があるからです。事業には、綿密な計画性も必要となりますが、自分の頭だけで考えているだけでは、どんどん視野が狭くなってしまいがちです。そのため、実際に行動に移して失敗を経験しても、そこから改善策を練って次の行動に移したほうが、成功への近道になります。失敗しても、くじけずに何度も行動していける人は独立向きといえるでしょう。
変化を恐れない
変化を恐れない人も、独立して事業を行なっていくのに向いています。時代とともに技術や考え方はどんどん変化しているため、昔ながらの方法に固執していると人はついてきません。安定を求めている状態では、どうしても古いやりかたにこだわって、時代に取り残されてしまうでしょう。そのため、新しい技術などを柔軟に取り入れることで、事業としても成長していけるでしょう。
人の話を素直に聞き入れられる
独立に向いている人には、人の話を素直に聞き入れられるという特徴もあります。事業を進めていく中で、先輩経営者や専門家に助言やアドバイスをもらうこともあるでしょう。その際に、猜疑心を持つことなく人のアドバイスを素直に聞き入れられるかが非常に重要です。先行く成功者たちの経験に基づいた近道やコツを、自身の事業経営に取り入れることで新たな道が見えてくるでしょう。
信念やこだわりを持っている
信念やこだわりを持っていることは、独立をしている人に多い特徴です。独立して事業を行なっている中で、競合が現れたり評価されなかったりすると、自分の事業に自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。しかし、そのようなときでも、「なぜその事業をしたかったのか」思い出し、こだわりや信念をしっかりと貫けることが重要です。うまくいかないと感じるときでも、事業を引っ張っていける強さが起業家には必要となります。
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実は成功者と決定的な違いが!独立開業に向いていない人の特徴
独立開業を夢見ていても、残念ながら「向いていない人」も存在するのが実情です。ここでは、その特徴について紹介します。「特徴に該当するから独立できない」というわけではなく、当てはまるものをカバーする方法を見つけていきましょう。
すべての作業を1人で抱え込んでしまう
全て自分で行わないと気が済まない完璧主義者は、独立開業には向かない傾向があります。なぜなら、独立後は雑務も多いので、他の人に任せて経営者にしかできないこと集中することも非常に重要だからです。経営者として事業を行なっていくのであれば、「他人に任せられる業務」については、人に振ることも覚えておきましょう。経営者の仕事は、事業の状況を全体的に見て、いかに効率よく利益を上げるかを考えることです。
起業がゴールだと思っている
起業は、あくまで手段であって、ゴールではありません。このポイントを間違えている人は、独立に向かないでしょう。起業をすると、それまでよりもさらに大変な苦労が待ち構えていることも少なくありません。そのため、組織で働くのが嫌になったなどの「そこから抜け出したいから起業する」という人は成功しにくくなります。
お金の管理ができない
経営者にとって、資金繰りは重要な仕事です。資金繰りがうまくできないと、いくら利益が出ていても、入金と出金のキャッシュフローが崩れて手元に資金がなくなり、倒産する恐れがあります。しかし、人によってはお金の管理が苦手な人もいるかもしれません。そのような場合には、経理スタッフや税理士を雇う方法もあります。必ずしもすべてを自分でやる必要はないので、上手にお金の管理ができる方法を見つけましょう。
失敗を恐れすぎている
単純なミスなどによる失敗は避けるべきですが、新しい挑戦における失敗は恐るべきではありません。なかには、失敗することをおそれて、なかなか新しいことにチャレンジができない人もいるでしょう。しかし、小さな失敗を積み重ねることが成功につながるので、新しい分野に挑戦できずにいることは、長期的に見ると致命的な失敗となることになるでしょう。
責任感がない
責任感がなく、何かあっても他の人や環境のせいにする人は独立に向いていません。経営者は、すべての責任を自分で負う覚悟が必要です。失敗しても、自責的に考えられる人こそ起業家として成長していけるでしょう。
経営者としての自覚を持って事業を成長させよう!
独立には、向き・不向きがあるのは事実です。しかし、今回紹介した特徴に当てはまるからといって、必ず成功したり失敗したりするというわけではありません。たとえば、独立に不向きな特徴に当てはまっていたとしても、それを理解していればカバーする方法を見つけられるので、問題はなくなります。最も大切なのは、経営者としての自覚を持って挑戦を続け、成長させていくことでしょう。
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