フランチャイズオーナーにとって名刺は重要な営業ツール!印象に残る名刺の作り方とは

フランチャイズWEBリポート編集部 |2019年11月15日 公開 (2024年08月31日 最終更新)
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

個人事業主にとって、名刺は事業をスムーズにスタートしたり、拡大したりする際に非常に重要となる営業ツールの1つです。それは、フランチャイズオーナーにとっても同じです。しかし、会社員時代と同じような名刺ではいけません。

フランチャイズオーナー(個人事業主)ならではの注意点や、よりよい名刺作りのポイントがあるので、この記事では、名刺に記載すべき項目や名刺作りのポイント、作成方法について解説します。

フランチャイズオーナーに名刺は必要?名刺を作成する大きなメリット

独立開業をして個人事業主としてフランチャイズオーナーになるのであれば、名刺は必要不可欠で重要な営業ツールといえます。では、個人事業主が名刺を作ることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

名刺交換ができる

個人事業主が業者や顧客といったビジネスパートナーを獲得するためには、セミナーや交流会などに参加し、新たな人脈を新規開拓しなくてはなりません。そんなセミナーや異業種交流会など不特定多数の人が集まる場で必要なのが、名刺です。

ビジネスの場であるため、ラインなどの連絡先を交換しておしまいというわけにはいきません。そのため、相手が名刺を差し出したときに、渡す名刺がないということがないよう、自分の名刺を準備しておきましょう。

信頼が得られる

名刺には、肩書きや屋号、業務内容、連絡先などの情報が記載されています。そのため、名刺を渡すことである程度何者なのかを伝えることができるのです。名刺は、ビジネスにおいて最初のコミュニケーションになることが多いので、重要なポイントになるでしょう。

また、名刺によって顧客や取引先の信頼を得ることができれば、その後の関係作りがスムーズになったり、名刺に記載している連絡先にあとから連絡をもらえたりといった効果も期待できます。反対に、名刺がなければ話を聞いてもらえないという場合もあるため、注意が必要です。

相手の信頼を得るために!フランチャイズオーナーが名刺に記載すべき項目

個人事業主(フランチャイズオーナー)と会社員では、名刺に記載すべき内容が異なります。個人事業主が名刺に記載すべき項目は、7点です。

1.名前

旧姓など、実際に仕事で使っているビジネスネームを明記しましょう。後から名刺を見返したときに読みやすいことを意識し、ふりがなやローマ字を添えるのも1つの方法です。

2.屋号か肩書

屋号とは、経営するお店や事務所、医院などの名前や、ペンネームなどのことで、屋号がある場合は、記載しておきます。もしかすると、名前よりも屋号のほうが知られているという人もいるかもしれません。読み方が特殊な場合は、ふりがなやローマ字があると親切です。肩書は、最もベーシックなもののみ記載します。

3.電話番号やメールアドレスなどの連絡先

電話番号を記載することで、時間が拘束されるリスクを回避するために、メールアドレスのみを記載している個人事業主も少なくありません。

4.SNSアカウント

個人事業主であるフランチャイズオーナーにとって、SNSの拡散力は大きな力となります。FacebookやTwitterなどの仕事用アカウントがある場合は記載しておくとよいでしょう。

5.ホームページのURL

過去の仕事実績やブログとのリンクなど、ホームページにはあらゆる情報を載せることができ、まさにオンライン上の名刺といっても過言ではありません。

6.業務内容や成果

詳しく書くと読みにくくなるため、一言で書いておきましょう。資格や受賞したものを載せておくと一定の信頼につながるでしょう。

7.英語表記

これは、英語で仕事をする可能性がある場合に必要な項目です。

これらはすべて、ビジネスをスムーズに進めるために相手に知っておいてもらいたいことであり、なおかつ世の中に出回っても困らない情報であることが条件となっています。

フランチャイズオーナーの肩書きは?名刺に記載する参考例

個人事業主は、法人ではないので「社長」という肩書を使うことはできません。また、代表取締役や取締役を設けている株式会社のみが名乗れる「取締役」や、グループ企業が名乗れる「会長」も、肩書としては不適切です。これらは、会社法という法律で定められているため、注意が必要です。

一方で、「代表」という肩書は個人事業主でも問題ありません。事業のトップに就いているという印象を与えることができる肩書なので、屋号と合わせて記載すれば、より箔がつきます。また、「経営責任者」「CEO」といった肩書も使用可能です。

店舗や事務所を経営するのであれば、「店長」や「所長」「事務局長」といった肩書を使うことができます。ただし、この肩書を記載するのであれば、店舗や事務所がどのような事業を行なっているのかがわかる内容も合わせて記載する必要があります。また、デザイナーやコンサルタントなど仕事をそのまま肩書にするパターンもあります。

フランチャイズオーナーの「顔」となる名刺!印象に残る名刺作りのポイント

屋号をデザインの主役にすることで、シンプルかつ目を引く名刺となります。また、自身の写真を入れることで、顔と名前を同時に覚えてもらいやすく、インパクトを出すことが可能です。

例えば、ダンサーなら踊っているところ、大工なら大工道具を持っているところなど、仕事の様子がイメージしやすい写真を選びましょう。そうすることで、本人のよさを伝え信頼感を得やすくなります。

デザインにこだわることは大切ですが、一般的な名刺のサイズから変更したり、変形させるのは避けたほうが無難です。名刺ホルダーに収納しにくく、結果的に邪魔になるので捨てられたり、ほかの場所に紛れ込んでしまったりする可能性があるからです。

名刺に住所や電話番号は記載する?自宅兼事務所の場合は

自宅を事務所にしている場合、名刺に住所や電話番号を記載すべきなのか迷うという人もいるでしょう。住所を記載してしまうと、ネットで住所検索をすることで、自宅の外観まで特定されてしまうリスクが発生します。そのため、自宅兼事務所の場合は住所を記載する必要がありません。

どうしても住所を記載したい場合は、バーチャルオフィスやレンタルオフィスの住所を記載しておきましょう。住所の貸し出しだけでなく、転送電話や荷物の受け取りなども任せることができるので便利です。

同じく、自宅やプライベートの電話番号も記載する必要はありません。しかし、電話番号を記載していなければ、発注を受けたり連絡をとったりするのが難しいという個人事業主も多いでしょう。そこで、事業用の電話番号や、業務用の携帯電話を取得すると安心です。また、電話番号や住所を記載している名刺とそうでない名刺の2種類を準備し、人によって使い分けるのも1つの方法です。

フランチャイズオーナーの名刺はどうやって作る?簡単な名刺の作成方法

名刺作りは難しいというイメージがあるかもしれませんが、「Word」や「Excel」を使用すれば、作成することができます。

特にWordには、名刺用の色々なテンプレートがあるため、比較的簡単に名刺作りができます。もちろん、無地のテンプレートから作ることもできるため、より自分の理想に近い名刺が作れるはずです。一方、Excelには名刺用のテンプレートはありませんが、91×55ミリという一般的な名刺サイズに行と列を合わせ、作成することができます。

自分で名刺を作るのは難しいという人は、デザイン会社に外注するのもよいでしょう。その場合、100枚で500~2000円が費用相場となります。

名刺で印象づけて顧客や人脈を獲得!工夫を凝らした名刺を作ろう

事業内容を一目瞭然にしたり、インパクトのあるデザインだったりと名刺作りに一工夫取り入れることで、相手に自分のことを印象づけることができます。その結果、その後の人間関係構築や取引開始などにつながることが期待できるのです。

名刺は個人事業主(フランチャイズオーナー)の顔となり、顧客や人脈を獲得するための大きな味方になり得るため、工夫を凝らした名刺を作成しましょう。

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