セブンイレブンに続き、ローソンもレジ横でドーナツ販売!8月までに8,000店舗
2014年にいれたてコーヒーのマシンが全国のコンビニチェーンレジ横に並び始めましたが、今年は“レジ横ドーナツ”の全国展開が広まるようです。今回はその様子に迫ってみます。
2014年コーヒー戦争に続き、2015年はドーナツ戦争が巻き起こる!?
2014年にいれたてコーヒーのマシンが全国のコンビニチェーンレジ横に並び始めましたが、今年は“レジ横ドーナツ”の全国展開が広まるようです。
業界トップのセブンイレブンは、2014年11月からレジ横にドーナツを並び始めていましたが、同社広報によると、「東京全体では1店舗当たり1日平均約120個(のドーナツ)が売れている」そうで、今夏には国内全店舗である約17,000店舗に導入されるのだとか。3月末時点では4,200店舗ということで、約1/4の店舗で導入されているのですね。 「導入店舗ではコーヒーの販売数も伸びている」という声もあるようです。
そして今回のニュースの主役であるローソンも試験的に実施していた“レジ横ドーナツ”の販売を本格的に開始することが発覚しました。
ローソンのレジ横ドーナツ、今年8月までに8,000店舗で導入予定
ローソンはこれまで、試験的に都内の600店舗でドーナツをレジ横に販売していました。販売していたのは6種類のドーナツ。全国のカウンターフード置き場でもおそらく見たことがあるであろう店内調理の『ハワイアンドーナツのプレーン味』や、セブン-イレブンでも販売されているような『オールドファッションのチョコ味』などです。
『ハワイアンドーナツ』(マラサダと呼ばれるドーナツらしいです)はプレーンのほか、チョコ味もあるのですが、5月にはカスタード味とチョコ&ココナッツドーナツ味、2015年6月にはちみつレモン味が発売を予定しているようです。
目標導入店舗数は2015年8月までに全国8,000店舗。ローソンの全店が現在、11,000店舗なので約4/5の店舗で導入される見通しです。全店設置に慎重になっている理由としては、狭い店舗だとケースを設置するスペースが足りず対策が必要ということもあるのかもしれませんね。
ドーナツはすべて税込100円!ブラックよりはカフェラテに合いそうなお味
セブンイレブンのドーナツは100円前後の値段設定ですが(100円以下も以上もある)、ドーナツは全品100円で販売。6種類のラインナップになっているようですが、えん食べという食レポのサイト食べ比べの記事なども掲載されていました
「ローソンのドーナツは、ブラックコーヒーよりもカフェオレが合いそうな味でした。特に、ビターなチョコレート系はカフェオレのおともにおすすめ。」
引用:えん食べ 「【コンビニドーナツ】ローソン編--カフェオレに合う“オトナ味”【食べてみた】より
セブンイレブンのコーヒーは、甘いドーナツとの同時購入が見込めそうなシンプルなブラックコーヒーでしたが、ローソンにはカフェラテやミルクティー、ココア、抹茶ラテなど幅広いカフェメニューを提供しているので、ドーナツは少しビターなお味に仕上げているのかもしれませんね。
そうそう、今までローソンのカフェラテはMサイズが180円だったのを4月28日から30円値下げし150円で販売するようです。(しかも国内産の生乳100%)これも同時購入を見込んだ策のひとつでしょうか。
ミスタードーナツが静観の構えでいるのは住み分けできているから
これだけコンビニチェーンがドーナツをこれだけ売り出していると、ドーナツ専門店の業績にも影響出るんじゃないか・・と気になるところですよね。
ただ、現状でいうとミスタードーナツの2015年3月期既存店売上高は前年度を上回っていて、本部のダスキンによると、「今年に入ってからも堅調に推移している」とのことなのです。
セブンイレブンを始めとするコンビニチェーンのドーナツは、安価で気軽にドーナツが買えるというのに対して、ミスタードーナツは付加価値をつけたドーナツを200円前後という価格で販売することで差別化をはかっているのだと思われます。
コンビニと専門店では、消費者がドーナツを買おうとする動機がそもそも違っていて、双方が消費者の動機に見合ったドーナツを提供すれば住み分けは可能、とも言えるのです。 これは昨年流行したいれたてコーヒーの時のスターバックスなどカフェチェーンでも同じことが言えますね。