ダスキンミュージアム開催!日本フランチャイズチェーン協会の合同部会に潜入

フランチャイズWEBリポート編集部 |2015年12月15日 公開 (2021年11月18日 最終更新)
ダスキンミュージアム開催!日本フランチャイズチェーン協会の合同部会に潜入

「ダスキン」といえば、誰もが知るお掃除の会社。運営会社は株式会社ダスキンですが、実は大阪府吹田市が本社であることをご存知でしょうか?本社とはまた別の場所(同じ吹田市です)に、ダスキンミュージアムという博物館があるのですが、こちらで開催されたとあるイベント(後述します)を取材してきたので、ミュージアムの写真を交えつつご紹介します!

ダスキンスタッフのおもてなしがすごい!社長室にも潜入・・

先述で、「ダスキン」といえばお掃除サービスと説明しましたが、かの有名なドーナツチェーン「ミスタードーナツ」の全国展開もしています。お掃除サービスとドーナツ専門店・・これらを運営しているとは不思議ですね。

ダスキン本社にお邪魔すると、スタッフの方が玄関でお出迎えをしてくださったのですが・・おじぎ一つにしても、「さすがサービス業大手!」ならでは。編集部の推測ですが、マナー研修なども充実している印象を受けました。

ダスキン本社

さて、こちらの写真は・・社長室のヒトコマ。ダスキンで展開されているサービスの販促物が掲示されていました。また、創業者の鈴木清一氏の額縁も。「祈りからダスキンは誕生した」と記されており、信条を重んじた企業であることを改めて再確認。ダスキンの社風が伝わった会社見学の機会でした。

本社からバスに乗って工場見学!ダスキン大阪中央工場へ

本社見学の次は、ダスキンの直営工場を見学する流れに。バスで本社から10分ほどでしょうか。 到着すると、ダスキンの働きさん(スタッフ)方が、お出迎え。こうした心配り、あたたかいですね。

ダスキン大阪中央工場

この工場では、家庭やオフィスで使われたダスキンのモップやマットが独自の洗濯機と乾燥機で洗われます。使い捨てではなかったことに驚いた編集部でしたが、これらは「クローバー」と呼ばれるのだそうです。

その語源とは、「相手を綺麗にしたことによって汚れたモップやマットが、工場でまた綺麗になってお客様のもとに戻っていく。これによって、人を幸せにする」ということなのだとか。ダスキンの理念をここでもまた感じるのでした。

メディアで話題のダスキンミュージアム!まずはおそうじ館見学

先述の中央工場もですが、次の舞台であるダスキンミュージアムも一般の方が見学できる画期的な施設です。 まずはおそうじ館という場所で、おそうじの歴史やダスキンならではの清掃ノウハウを見学。

ダスキンミュージアム

今年10月1日にオープンしたミスドミュージアムでドーナツ作りも体験!

先日の編集部コラムでも取り上げたミスドミュージアムの取材を行ない、ドーナツ作りの体験を行ないました。

ミスドミュージアム

まずはミスタードーナツの歴史と全国店舗の写真を見学。1970年5月にダスキンがミスタードーナツオブアメリカと事業提携し、日本でダスキンが開始したようですね。そして1971年4月に1号店を大阪府箕面市に開業とあるので、日本ではおよそ45年もの歴史になる。これは日本のフランチャイズ史においても古いでしょうね。

ミスドミュージアム

そしてドーナツ作り体験・・。実際に使われているドーナツの生地が各テーブルに配られたので、さっそく型どりから教えてもらいました。お菓子作りが好きな家族客の方に喜ばれそうな企画ですね。

ミスドミュージアム

そして模ったドーナツをフライヤーで揚げてもらっています。おはしのようなものでひっくり返しながら、少しずつキツネ色になるまで揚げていきます。

ミスドミュージアム

そしてできあがったドーナツがこちら。ハチミツがコーティングされたドーナツでしょうか。ミスタードーナツ定番メニューのひとつですね。できあがったドーナツにはシュガーシロップなどトッピングをして飾り付けが完了したので、おいしくいただきました。

ミスドミュージアム

イベントのトリを飾るのは、ダスキン現社長の山村輝治氏による特別講演

本社見学→工場見学→ミュージアム見学ときて、イベントのラストを飾るのは、ダスキンの山村輝治社長による特別講演です。ダスキンの経営理念や人材育成に関するお話を社長自ら話していただきました。全国8万人強の働き手がいるダスキンだからこそ、「人」を重んじた経営が為されていると感じられました。

ダスキン現社長の山村輝治氏

今回は、日本フランチャイズチェーン協会が主催するイベントなので、フランチャイズオーナーに関する話題もありました。そもそもダスキン自体が、フランチャイズ展開を登用している企業というのも関係しています。

ダスキンでは、フランチャイズオーナーが集まる「加盟店会」という組織を設け、理事長は加盟店オーナーの中から選ばれ、また理事の中に本部の担当者も加わり運営されています。

こうした取り組みも、ダスキンの加盟店と本部が二人三脚、車の両輪でやっていこうという思いのもと為されているのですね。同一のサービスや商品を提供するからこそ、思いをしっかり合わせていかねばということでしょう。

ダスキンの山村社長が「一緒にやっていきたい!」と考えるオーナー像

そして質疑応答の時間に。編集部も報道陣として、山村社長に質問を試みました。 質問内容は「どのようなオーナーと一緒にサービスを提供していきたいか?」ということ。

山村社長からいただいた回答としては「従業員の方が勤めていて嬉しくなるようなオフィスにしている方。例えばトイレは清潔にされているか。オフィス内の環境は整っているか。」

「クリンリネス」という接客業界の用語がありますが、これは清潔感を表す言葉です。山村社長の言葉からこの業界用語が思い出された編集部でしたが、働き手の環境に対しても視線を向けていること。これは創業者、鈴木清一氏から脈々と受け継がれている思いにもつながるのではないでしょうか。

このイベントを主催・企画した日本フランチャイズチェーン協会とは

ここまでダスキンの話が続きましたが、こうしたイベント主催を企画している「日本フランチャイズチェーン協会」がどのような団体かについても触れておきます。

フランチャイズ・システムの健全な発展を通して、流通・サービス業に係る企業の経営水準の向上と流通の合理化に寄与し、もって地域社会の発展と国民生活の安定・安心向上に貢献することを目的として、フランチャイズ・システムに関する教育研修、調査研究、規範制定、広報、相談など様々な活動を行っている日本フランチャイズチェーン協会。

フランチャイズ・ビジネスを展開している多数の本部企業が会員となっており、外食、コンビニエンスストア(CⅤS)、小売・サービスの3つの部会があります。

今回はまさに、組織横断的に実施している「合同部会」というイベントでした。ダスキンだけでなく、「モスバーガー」や不動産チェーン「センチュリー21」、コンビニエンスストアチェーンの「セブン-イレブン・ジャパン」等でもの本社でもこうしたイベントが開催されてきたようです。

合同部会

今回の「合同部会」のような取り組みは、フランチャイズチェーンを運営する本部向けに行われていますが、例えば今回のダスキンであれば、どのように本部を運営しているのか?などを、実際に企業訪問しサービスも体験するなどして自社のチェーン運営に役立ててもらおうというねらいがあると思われます。

以前編集部は、日本フランチャイズチェーン協会の専務理事を務める伊藤廣幸氏をインタビューしたことがありますが、彼の言葉にもあったように「いかにフランチャイズが健全性をもって発展しているかを発信し続けること」が同団体の使命ともされています。

フランチャイズは、店舗展開において効率的なシステムですし、起業と雇用を増やす役割があることに違いありません。こうした政府に関連した団体があることもお伝えしておきたいと思います。

ダスキンミュージアム開催!日本フランチャイズチェーン協会の合同部会に潜入

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