セブン-イレブン、中東初のコンビニをアラブ首長国連邦ドバイにオープン
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中東で初のコンビニがオープン。場所はアラブ首長国連邦のドバイ、ベイスクエア店として開店です。ここにオープンしたのは日本でも業界トップクラスの「セブン-イレブン」です。
セブン-イレブン、中東初のコンビニを開店。アラブ王族が出店要請
10月13日にドバイで中東1号店のセレモニーが開かれましたが、現地の運営会社はSEVEN EMIRATES INVESTMENT。同社は、セブン&アイ・ホールディングスの完全子会社である米国の7-Elevenとマスターフランチャイズ契約を締結している企業です。
近年金融や物流の拠点として成長を続けるアラブ首長国連邦ですが、今まで24時間営業のコンビニはほとんどありませんでした。(ガソリンスタンドの小売店のようなものはありましたが)そんなアラブ首長国連邦、王族が小売と流通の近代化を目指しセブン-イレブンに出店を要請したという背景が。代表者名がシェイク・ザイード・ビン・ソルタン・ビン・カリファ・ アル・ナヒャーン王子となっていますが、彼はアラブ首長国連邦大統領の孫に当たります。 そういった意味でも、この出店のニュースは注目ですね。
フレッシュフードに力。現地オリジナルメニューも
中東第1号店のベイスクエア店では現地の方の嗜好に合わせたオリジナルのPB商品を開発。セブン-イレブン・ジャパンで培った商品開発のノウハウが現地でも駆使されているのだとか。
特に米飯類をメインとした現地オリジナルのフレッシュフード販売がなされるようです。開店時の種類は約2,400ともいわれ、アルコール類の販売はなし。(酒類の販売がないのは宗教上の理由ともいわれています)
インドの香辛料風味、大きなソーセージをのせたおにぎりなどを現地企業とセブン-イレブンが共同開発したものなどがあるようです。
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今後の中東展開はまずドバイでドミナント戦略
今後の中東展開は、アラブ首長国連邦7つの首長国のうち、まずはドバイでドミナント出店を行う見込みです。アラブ首長国連邦自体では3年間で100店舗というのが出店目標とのこと。
また、今回のドバイ出店には日本のセブン-イレブン・ジャパンが、今回初めて立上段階から大きく関わっているのもひとつのポイントです。(今までは米国法人が主導していました)