差別化商品
（サベツカショウヒン）

聞いた瞬間いやな言葉ですね。だってサベツですよ。差別はだめ、絶対ダメって学校で教えられて きたじゃありませんか。 でも、ここは現実の娑婆でございます。差別は社会の本能、区別は種の本能でございます。

さて、フランチャイズ belongs to the Society.です。 フランチャイズの生存理由は差別化だけど、発展理由は普遍化なんですね。 なんとも小難しい業界ではありませんか。誰でも容易に真似が出来る商品やノウハウではフランチャイズビジネスを継続することは困難です。最初は珍しくても模倣しやすければ、やがて多くのライバルが市場に流れ込んできます。

コンビニ業界におけるPOSシステムを利用した緻密な管理ノウハウ、ファストフード業界における圧倒的な価格優位力などの他社が容易に模倣しにくい商品やノウハウが差別化商品と呼ばれます。

加盟検討の際には、「この本部が持っている差別化商品は何か」、「この商品を模倣した後続チェーンが出現する可能性」、「果たして市場で生き残る力のある商品か」、「この本部は更なる差別化商品を生み出す力を持っているか」、などに注目してみると、チェーン分析が一層深まりその精度も上がるでしょう。