2019-03-20

地域貢献事業として活動スタート

高齢者専門宅配サービスを展開する株式会社シニアライフクリエイト(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋 洋)は、厚生労働省が推進する“地域高齢者の共食の場における「健康支援型配食サービス」の活用”の取り組みとして自治体と連携した「高齢者向け地域サロン」の開催をスタートしました。

今回の取り組みは地域貢献を目指し、当社が行う配食事業と調剤薬局が協力した取り組みになります。食事と服薬は密接な関係があり、この取り組みを一緒に行うことにより、地域のシニアの健康寿命を支える活動になります。
2019年3月8日(金)には、特別養護老人ホーム リバーサイド川島園(岐阜県各務原市)で第1回目の「家族介護教室」を開催しました。当日は、当社管理栄養士による「高齢者の栄養管理」の講話、株式会社トーカイメディカル、トーカイ薬局の薬剤師による「低栄養と薬」の講話、そして“口腔ケア体操”の後、当社が提供する宅配弁当の試食を行いました。昼食後には希望者を対象に個別栄養相談や個別薬相談も行いました。今後、リバーサイト川島園では年2回のペースで開催を継続する予定であり、今回の講話や個別相談後に気をつけた食事で、どのような変化があったかのモニタリングを定期的に行います。
今後は関東、近畿、四国、九州と全国での展開に向けて準備を行い、今春には全国5カ所での実施を予定しています。
◆地域と連携したコミュニティー作りは4年前からスタート
今後、日本の高齢化はさらに進み、要介護高齢者の増加、介護期間の長期化など介護ニーズが増えると予測されていますが、ケアを行う人材やその費用など従来の福祉、医療制度による対応には限界があると言われています。介護制度の整備も重要ですが、今後はさらに元気で楽しく暮らす高齢者を増やす「健康寿命延伸」が重要視されます。しかし、元気な高齢者のケアに関しては、地域ごとの取り組みに留まり、ほとんど進んでいない状況があります。
厚生労働省は2017年3月に「地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドライン」を制定し、在宅の高齢者の栄養管理を行う配食事業の普及の推進、2018年11月16日に開催された未来投資会議 産官協議会「次世代ヘルスケア」会合では“地域高齢者の共食の場における「健康支援型配食サービス」の活用のイメージ”を発表しました。
高齢者専門宅配サービスを行う当社は、4年前より地方自治体と連携した地域のコミュニティー作りに取り組んでおり、当社の管理栄養士による栄養講座はもちろんのこと、地域と一緒にコミュニティー作りを行えるよう「ちぎり絵教室」や「折り紙教室」など、元気な高齢者が新しい趣味を見つけられるような様々なアクティビティの提供も行ってきました。
今回開始する取り組みは、各地の調剤薬局と連携し、現在の社会の課題を解決することを目指しています。今まで培ってきたコミュニティー作りを生かし、全国の自治体、地域と連携して高齢者の共食の場の提供を行っていく事業となります。

◆「低栄養」をテーマに管理栄養士と薬剤師が個別アドバイス
当社には管理栄養士が7名所属しています。現在までも全国のコミュニティーで“栄養講座”を、地域包括支援センターの要望のもと開催してきました。今回の「特別養護老人ホーム リバーサイド川島園」で開催した「家族介護教室」でも希望者に対して個別相談を行いました。個別相談で使用するアドバイスシートは一般社団法人在宅栄養推進基金及び栄養ケアプランニング株式会社が提供する「栄養ケア支援システム(栄養ケアパッド・アプリケーション)」を用いて栄養状態チェックを行いました。
栄養ケア支援システムはタブレット型端末(iPad・iPhone)に、ダウンロードして利用するアプリケーションです。栄養状態(低栄養状態)評価、BMI評価(肥満度体格指数)、エネルギー消費量/摂取目標エネルギー量の算定機能、EAT10(嚥下スクリーニング)、咀嚼嚥下機能に応じた食形態選定機能、栄養ケア・アドバイス機能が内蔵されており、高齢者がアプリの質問に回答するだけで、栄養状態(低栄養の状態)の判定から、「口腔機能に適した食べやすい食事形態」をすすめる栄養ケア・アドバイス機能があります。
栄養ケア・アドバイスは「栄養アセスメント・アドバイスシート」で利用者(高齢者)に手渡し、必要に応じて、主治医やご家族にメール配信することも可能で、健康管理に役立てることができます。

参加者からは「タンパク質をどのくらいの量食べたら良いか教えてほしい」「たくさんは食べられないが体重を増やしたい。どうしたらよいか」などの質問があり、日々の生活に取り入れやすく、わかりやすい例を用いて説明をしました。

◆メニューは栄養バランスを重視し「健康寿命を伸ばせるように」
当社が「高齢者向け地域サロン」で提供する弁当は栄養バランスを最重要視しています。健康に配慮した「普通食」や、活動的で食事を楽しみたい人向けの「健康ボリューム食」、噛む力・飲み込む力が弱っている人向けの「やわらか食」や「ムースセット食」まで全て管理栄養士がメニューを監修しています。
「高齢者向け地域サロン」で個別相談を行い「低栄養」や「生活習慣病」等のリスクがあり、食事改善が必要で配食サービスを希望する人には550円(ごはん付き、税別)で提供している普通食を始め、栄養価の調整が必要な方向けのカロリー・塩分調整食760円(ごはん付き、税別)等全ての商品を半年間399円(ごはん付き、税別)で提供します。栄養バランスが整った食事を続けていただき、半年後の「高齢者向け地域サロン」でどのように変化しているかをモニタリングし、継続した支援を続けていきます。

今後は、「高齢者向け地域サロン」の開催を2019年春に予定している関東、近畿、四国、九州エリアから5カ所の開催をスタートし、地域や調剤薬局と連携しながら取り組みを拡大していきます。

この記事は株式会社シニアライフクリエイトによって掲載されました
※掲載情報は公開当時のものです。

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