オープン2ヶ月間で利益400万円!飲食出身オーナーが「買取大吉」に加盟して感じた手応え
景気に左右されないビジネスとして、コロナ禍以降ますます注目を集めている買取専門店のフランチャイズ。飲食店をはじめ、多くの店舗ビジネスが縮小を余儀なくされているなか、新規でオープンする買取専門店は後を絶ちません。
なかでも「買取大吉」は全国でおよそ450店舗を展開するなど、買取フランチャイズ業界で一定の地位を確立。フランチャイズ本部の手厚いサポート体制により、買取未経験かつ個人で加盟したオーナーも活躍中です。
そんな「買取大吉」のフランチャイズに2021年に加盟し、同年の12月に「買取大吉スーパーセンタートライアル酒々井店(千葉県)」をオープンさせた宮脇祐記(みやわき・ゆうき)オーナーにインタビュー。これまで飲食業界で20年ほどの経験を積んできた宮脇オーナーがなぜ独立を試みたのか。そして、数ある買取専門店から「買取大吉」を選んだ理由や、気になる収益事情などについて伺いました。
20年身をおいた飲食畑に別れを告げてフランチャイズで独立
私はいま37歳なんですが、高校を卒業してからずっと飲食店で働いてきました。途中、保険のコンサルタント営業として2〜3年ほど働いていましたが、それ以外は飲食なので、飲食経験としては20年近くになります。寿司のテイクアウト専門店やゴーストレストラン、大手チェーン店など、さまざまな飲食店を経験しました。
ただ、給与面や労働環境にあまり満足しておらず、ずっと「違う手段でもっと稼ぎたい」という思いがあったので、2017年頃から本業以外の空いた時間で副業を始めました。
1984年生まれ。高校を卒業後、寿司のテイクアウト専門店でキャリアをスタート。その後、保険のコンサルタント営業として2〜3年ほど従事したのち、再度、飲食店に転職。20年近く飲食業に携わるも、2021年に「買取大吉」のフランチャイズに加盟し独立。オープンから2ヶ月間で利益400万円を記録する。
そうですね。でも、24時間・365日使って働いたら稼げるんじゃないかって。そう考えて本業以外にアルバイトを掛け持ちするなどして働きまくりました。でも、実際には思うような金額を稼ぐことはできなかったんです。そこで労働集約型のワークスタイルでは、稼げる金額には限界があることを痛感しました。
はい。なので、稼ぐためにはこの状況から脱する必要があるなって。飲食店で働きながら不動産事業や株式投資、仮想通貨投資などでお金を増やすことも検討したのですが、リスクを考えるとなかなか踏み出すことができなくて……。
そうですね。そんな自分のなかで葛藤しているタイミングで、コンビニのフランチャイズオーナーをしている方に話を聞く機会があったんです。
話を聞いていくなかで、コンビニ経営が魅力的に感じて、もし仮にコンビニを複数出店できたら自分が思い描く未来の姿に近づけるかもしれない。そんな思いが頭をよぎったのですが、コンビニは飽和状態で出店できる場所が限られていることを知りました。
同じく、最初はフランチャイズに関して、いい印象を持っていませんでした。怪しさ満点だなって(笑)。
ただ、前職がゴーストレストランを展開する会社で、しかもフランチャイズ業態だったんです。コンビニやゴーストレストランなど、フランチャイズには良くも悪くもさまざまな業態がありますが、YouTubeなどで情報を得ていたので、一概に「良い」「悪い」とは言えないことも分かるようになりました。
ただ、私自身、今の状況を変えるのにフランチャイズは良い選択肢のひとつだと思いました。というのも、ずっと飲食畑にいたので、自分で新たに飲食店をオープンして独立する選択肢もありますが、それでもゼロから立ち上げるとなるとそれなりのリスクがあります。
その一方で、フランチャイズはすでに知名度もあって、ノウハウも確立されているので、リスクはもちろんありますが、未経験の業種にもチャレンジしやすいんです。とにかく、会社員として働いている以上、自分が思い描くような未来を歩めない。同じリスクを背負うなら、フランチャイズで人生を一変させるのもありだと思いました。
在庫も人件費も必要としない買取専門店に興味を引かれて「買取大吉」に加盟
なんとなくフランチャイズの情報サイトに登録したら、メルマガがしつこいくらいたくさん送られてくるんですよね。そのなかに「買取大吉」のメールがあって、ふと中身を見てみたら「年間平均利益1000万円以上」と書いてあったんです。『胡散臭い』とは思いつつ、いろんな人の話を聞くのは大事だと思って話を聞いてみることにしました。それが2021年6月のことです。
飲食業の場合、必ず在庫を持ちますよね。さらに人件費もかかる。このふたつの割合が低ければ低いほど利益率が上がるわけですが、飲食業は在庫も人件費も必要なので、大幅に比率を下げるのは難しいんです。
なので、どんな業態なら比率を下げられるのか。それをずっと考えていたので、在庫も人件費も必要としない買取専門店に興味を持ちました。ネットでさまざまな情報を得られますが、どれを信じていいのか分かりませんよね。それなら直接、話を聞いてみようと。
そうですね。毎日店舗には出ているので労働集約型に変わりはありませんが、買い取るアイテムはもちろん、交渉次第で利益も変わり、それが収入にダイレクトに反映されます。同じ労働集約型でも、飲食店で働いているのとは別物ですね。
あとは、私がブランド品が好きということもあったり、いろいろな条件が重なって「買取大吉」のフランチャイズに加盟することにしました。
初期投資で1000万円以上かかることもあって、金銭面で不安があったのは事実です。ただ、成功するかどうかはやってみないと分からないので、とにかく前に進まないと後悔するだろうなって。だったらということで、銀行と日本政策金融公庫から計1500万円を借り入れし、貯金と合わせて2000万円くらいの資金を準備して加盟しました。
会社員の平均年収をオープンから2ヶ月で達成
この2ヶ月で600万円近い利益が出ています。もちろん、この数字から家賃やロイヤリティが引かれるので、手元に残るお金は400万円くらいになりますけどね。それでも会社員の平均年収が400万円と考えると、それをたった2ヶ月で稼いだイメージです。取材いただいている2月は閑散期とのことで、少し売上が下がっています。
そうですね。近くに競合が少ないだけでなく、オープンしたタイミングなど、さまざまな要因が重なり合って実現した数字だと思います。ちなみに集客施策については、月に10万部ずつ折り込みチラシを撒いているくらい。あとは、店頭に立って呼び込みをする程度ですね。
そういうときは、オンラインで本部の方に相談します。たとえばブランド商品の場合は商品の状態をお互いに確認したり、ロゴのプリント感や刻印を確認したり。さまざまなポイントを見極めたのちに「買い取ってもいい商品なのか」「買い取れる場合は金額がいくらか」などを本部に聞きます。
そうなんです。買取大吉には「責任買取サポート」というのがあって、本部の査定サポートを受けた商品に関しては、本部側で査定の価格で必ず買取をしてもらえます。リモートでの査定になるので不確定な要素も当然生まれますが、オーナー側が赤字にならない仕組みを用意してもらっているので、安心感はありますね。
はい、自身で査定を行って偽物のブランド商品を買い取ってしまったこともありますね。ですが、数万円の損失が出ても、他の買い取り品で損失分以上の利益が上がっているので、そこまでの影響はありません。それに、これから経験を積んでいけばそういったミスも減っていくと思います。
お店は10時〜19時の営業で、労働時間は正味8時間ほど。以前は寝る暇を惜しんで働いていたので、かなり時間効率は良くなりました。
そうですね。買取大吉の多店舗展開はもちろんですが、リスクヘッジの意味合いも含めて事業を多角化するのが目標のひとつです。もともと不動産や再生可能エネルギーの事業に興味があったので、そういった事業で多角化するのもいいかなと。
一方でほかのフランチャイズに加盟してメガフランチャイジーを目指すことも検討しています。ちなみに、「買取大吉」の事業に限っていえば、すでに2店舗目のオープンを検討中です。
「買取大吉」のオーナー取材を終えて
高校を卒業後、20年近く身を置いていた飲食業を離れ、買取専門店「買取大吉」のフランチャイズに加盟した宮脇オーナー。未経験ながら、オープンから2ヶ月でトータル400万円近い利益を得るなど、景気に左右されないビジネスであることを実感した取材でした。
今いる業界の将来に不安を抱えている方はもちろん、宮脇オーナーのように人生を一変させたい加盟検討者には、フランチャイズは1つの選択肢といえそうです。なかでも「買取大吉」はひとりで開業できるだけでなく、最短6ヶ月での投資回収が可能です。宮脇オーナーも1年くらいで回収できそうとのことなので、リスクを抑えて開業したい方は、「買取大吉」のフランチャイズをぜひ検討してみてください。
10年の雑誌編集部経験を経て、2016年にフリー編集者・ライターとして独立しました。その後の2023年にオウンドメディア支援(記事制作代行)をメイン事業とする「株式会社Wordeal」を設立。“上位表示だけでなくCV獲得まで伴走型でサポート”をモットーに、フランチャイズWEBリポートをはじめ多くのWEBメディアで記事を制作しています。