美容業界も注目の「まつエクサロン」魅力や開業に必要な準備を徹底解説!

フランチャイズWEBリポート編集部 |2022年09月01日 公開 (2022年09月15日 最終更新)
まつエクサロンの開業

近年、美容業界のなかでも市場が拡大し注目を集めている分野に、まつげエクステ(以下、まつエク)サロンがあります。まつエクは美容サロンのなかでもとくに消耗品などの原価が低く、その分大きな利益を出せることから、ビジネスとして本気で取り組んでみようと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、まつエクサロンの開業について、必要な準備や資格、資金やフランチャイズ展開しているまつエクサロンなどを紹介していきます。

まつエクサロンの需要と市場規模は拡大傾向

まつエクの施術

美容市場のなかでも特化した分野であるまつエクサロン。それゆえに、需要や市場規模はそこまで高くないと思われがちですが、実はそんなことはありません。

2019年に実施されたホットペッパービューティーの調査によると、まつエクサロンの市場規模はおよそ1500億円にのぼります。一方で、まつエクサロン利用率は7.3%となっており、現時点では女性全体の1割にも届いていません。そのため、まつエクサロンの市場はまだまだ発展途上であり、今後さらなる拡大が見込まれているのです。

こうした背景もあり、まつエクサロンをビジネスとして取り組むことは、非常に将来性のある選択とも考えられるでしょう。またまつエクサロンは、一般的な理・美容室に比べて開業のハードルが比較的低いのも魅力の1つ。専門的なスキルや資格を持ってさえいれば、自宅の一室からでも事業をスタートさせることが可能です。

まつエクサロン開業に必要な準備

つけまつ毛

ここからは、まつエクサロンを開業する際に必要となる準備や資格について見て行きましょう。

開業に必要な資格や許可

まつエクサロンの開業に必要な要素は、大きく2つあります。

1つ目が、美容師免許です。まつエクはその名のとおり、まつ毛に施術を行なうものであり、専用の接着剤をもちいるなど、決して簡単なものではありません。じっさい、まだ美容師免許が不要とされていたまつエク黎明期には、施術によって視力が低下したといったトラブルが発生したこともあります。そのため2008年から、まつエク施術を行なうためには美容師免許が必須となりました。

美容師免許を取得するためには、美容師国家試験の実技試験・学科試験に合格する必要があり、また受験資格を得るためには、厚生労働大臣または都道府県知事の指定した美容専門学校に入学して課程を修了する必要があるため、前もって準備を進めておくようにしましょう。

ちなみに、自身はオーナーとして施術は行なわないという場合、美容師免許は必要ありません。しかし当然のことながら、施術を行なうスタッフは美容師免許が必須です。また、2名以上の施術スタッフを雇う場合、最低1人は管理美容師免許の有資格者が必要になります。

そして2つ目が、美容所登録の許可です。まつエクサロンは、美容所登録の許可がなければ営業できません。こちらの許可は保健所が管轄しており、保健所に美容所開設届出書を提出することで実施検査が行なわれ、無事に審査に通過することで許可を取得できます。自宅で開業する場合であっても、この許可は必須であり、仮に無許可で営業した場合は法律違反となりますので注意しましょう。

開業に向けて取得しておくとよい資格

まつエクサロンの開業には「美容師免許」と「美容所登録」が必須となりますが、事業を軌道に乗せていくためには、それ以外の民間資格を取得し、競合サロンとの差別化を図っていくのも効果的です。

まつエクサロンの開業に役立つ民間資格としては、JEA日本アイリスト協会やJECA日本まつ毛エクステンション認定機構、NEA日本まつ毛エクステ協会、JEBA日本まつ毛美容協会といった民間団体のアイリスト資格があります。これらを取得・アピールすることで、お客様からの信頼感を高められるでしょう。

まつエクサロンの開業費や収益モデル

まつエクサロンを開業する場合、どの程度の開業資金が必要になるのでしょうか。いくつかの例を紹介します

賃貸物件でまつエクサロンを開業する場合の資金目安の一例

経費 必要予算 備考
物件取得費 約100万円 家賃10万円の場合、敷金礼金、保証会社費用、仲介手数料、火災保険など
家具費 約10万円 施術ベッド、施術者用チェア、ワゴン、テーブルなど
材料費 約20万円 つけまつげ、グルーなど
広告宣伝費 約30万円 Web広告、地域誌広告、ホームページ作成費など
運転資金 約150万円 数ヶ月分の生活費や運転資金を確保
合計 約310万円

自宅でまつエクサロンを開業する場合の資金目安の一例

経費 必要予算 備考
物件改装費 約100万円 床材はじゅうたんや畳ではなく、不浸透性材にする
家具費 約10万円 施術ベッド、施術者用チェア、ワゴン、テーブルなど
材料費 約20万円 つけまつげ、グルーなど
広告宣伝費 約30万円 Web広告、地域誌広告、ホームページ作成費など
運転資金 約50万円 家賃が発生しないため、運転資金は必要最低限でも可
合計 約210万円

レンタルサロンでまつエクサロンを開業する場合の資金目安の一例

経費 必要予算 備考
家賃 約10万円 家賃以外にも敷金・礼金などが発生する場合もある
家具費 0円 基本的にはレンタルサロンに設置されている家具を使用
材料費 約10万円 契約期間に消費できるだけのつけまつげ、グルーなど
広告宣伝費 約20万円 Web広告、地域誌広告、ホームページ作成費など
運転資金 約20万円 レンタルサロンは短期契約が基本のため、運転資金は必要最低限でも可
合計 約60万円

続いて、収益モデルの一例を紹介します。たとえば1ヶ月の営業日数が22日、1日の営業時間が8時間で、1時間6,000円のメニューで営業した場合、1日の平均来店人数が5人であれば以下の売上となります。

6,000円×5人=30,000円/1日の売上
30,000円×22日=660,000円/1ヶ月の売上

ここから家賃や材料費、広告宣伝費などを差し引いた金額が1ヶ月の収益となります。売上は来店人数やメニューによって左右されるため、質の高いメニューを提供して、リピーターを増やすことが何よりも重要になるといえるでしょう。

まつエクサロン経営を成功させるためのポイント3選

まつエクサロンでの施術

まつエクサロンを開業しただけで、すぐに繁盛するというものではありません。経営を成功させるためには、いくつかのポイントをおさえながら戦略を立てる必要があるのです。それでは、まつエクサロン経営を成功させるためのポイントを具体的に見ていきましょう。

1、サロンのコンセプトを明確にする

まずは、まつエクサロンのコンセプトを明確にすることから始めましょう。ターゲットはどのような層なのか、お客様に感じてもらいたい価値は何なのか、ひととおり整理しておきます。コンセプトを明確にすれば、提供すべきメニューやインテリア、BGMの雰囲気、ホームページや広告の方向性などが固まってくるはずです。また、他店と差別化を図るために特別なカウンセリングを提供したり、トレンドをおさえた施術を行なったりと、「このサロンだからこそできること」を提供できるようにしましょう。

2、リピート率向上を図る

新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を維持するコストの5倍だといわれており、リピート率向上は経営を成功させるうえで欠かせない戦略となります。ポイントカードや割引特典、メールやハガキなどでの定期的なコミュニケーションなど、顧客との接点を増やすための工夫を行ないましょう。

3、HPやSNSを活用する

インターネットの活用も必要不可欠です。ホームページや専用のSNSアカウントを作成し、アクセスやメニューなどを紹介することで、地域の人々にサロンを見つけてもらえる可能性が高まります。また、美容系ポータルサイトなどに掲載し、ネット予約を受け付けることで予約率の向上を目指せます。

まつエクサロンのフランチャイズ紹介

まつエクサロンは個人でも開業できますが、フランチャイズに加盟するというのも1つの手です。フランチャイズに加盟するメリットは、知名度の高い店舗名を使用しながら経営できること、そして運営のノウハウを指導してもらえることなどがあげられます。フランチャイズを利用することで初めての開業でも安心してチャレンジすることができ、開業までのステップをスムーズに進めていくことが可能です。それでは、まつエクサロンのフランチャイズを募集している企業を紹介します。

Blanc(ブラン)

国内100店舗以上、会員数30万人以上を誇るまつエクサロンです。新型コロナウイルス流行下でも、開業4ヶ月以上のフランチャイズ全77店舗が黒字を達成しており、運営の安定感にも定評があります。

また、黒字化するまでロイヤリティは0円、営業利益30%以下の場合はロイヤリティ減額となっており、開業に不安のある方でも安心です。また、店舗の運営を本部に任せることができるので、副業や投資目的として事業を行なうことも可能です。

まつエクサロンの開業ならフランチャイズも!

まつエクサロンの開業

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