24時間営業のコンビニジムとは?人気の理由と代表的なブランドを比較解説

フランチャイズWEBリポート編集部 |2023年01月06日 公開 (2024年04月02日 最終更新)
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24時間365日、いつでも気軽に通えることから注目を集めている「コンビニジム」。日経トレンディ2022年12月号の「2023年ヒット予測ランキング」でも1位を獲得し、「2023年に拡大するビジネス」として注目されています。気軽さが売りのコンビニジムですが、なぜ今ニーズが増加しているのでしょうか。

この記事ではコンビニジムの概要や話題となった背景、代表的なコンビニジムの特徴、フランチャイズ募集ブランドについて紹介します。

なぜコンビニジムが話題に?

これまでのフィットネス業界は、コナミスポーツクラブに代表されるような「大規模・総合型フィットネスクラブ」が主流でした。しかし近年は、以下のような特徴を持つ小規模ジムの人気が高まっています。

・カーブス…女性向け/小型店舗/サーキットトレーニング
・ファディ―…女性向け/無人/AIパーソナルトレーニング
・エニタイムフィットネス…小型店舗/24時間営業
・chocozap…小型店舗/24時間営業/無人店舗

以上のフィットネスジムの共通点は「気軽に通える」ということにあります。気軽に通えるフィットネスジムの需要が高まっている背景には、新型コロナウイルスの流行が大きな影響を与えているといえるでしょう。

ここ数年で免疫力や健康への意識が高まっています。また、外出制限やリモートワークで運動不足を感じる人も増加しています。
従来のフィットネスジムは「身体を鍛えたい人」が主に利用していましたが、健康意識の向上や運動需要の高まりを受けて、「いままでトレーニングをしてこなかった層」にも気軽に運動できるジムのニーズが高まってきました。

フィットネスがより身近で一般的なものとなった結果、chocozapのようにコンビニ感覚で通って気軽に運動できるジムがトレンドとなっているのです。

AI技術の進歩やDXの普及がコンビニジム拡大の理由?

コロナ禍で有人型のフィットネスジムが苦境に立たされた一方で、運動に対するニーズは高まり、人との接触を最小限に抑えられる無人店舗型のジムが支持を集めるようになりました。

また、無人店舗型ジムが広まった背景には、AI技術の発展やDX化推進も影響しています。トレーナーの力を借りずAIを活用して自らトレーニングできるようになったり、店舗運営に必要なデジタルツールが登場したりと、ジムを無人化できる技術が発展したこともコンビニジム増加の遠因といえます。

編集部が独断と偏見でコンビニジムを徹底比較!

コンビニジムが近年注目を集めてきているとお伝えしてきましたが、じつは現時点でコンビニジムの正式な定義というものは明確には定まっていません。そのため、コンビニジム同士を比較しようと思っても、そもそも「どこ」と「どこ」を比べるべきかがわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで編集部では、昨今増加する小型・24時間ジムの共通点を鑑みて、5つの判断基準を設定しました。その基準は以下のとおり。

・月会費:最低プランが5000円以下
・広さ:コンビニサイズ以下
・営業時間:24時間
・人員:無人時間あり(完全無人含む)
・利用:全店利用可能

これらの基準を元に、知名度の高いコンビニジムの特徴を比較しました。

利用料金(税別) 店舗数 特徴
チョコザップ 2,980円~ 約300店舗 ライザップが作ったコンビニジムとして高い注目を集めている。充実したマシンでのトレーニングはもちろん、セルフエステやセルフ脱毛も可能で、男女問わず利用できる。
コレジム 3,500円~ 約10店舗 身体の仕組みを熟知した整骨院が運営するコレジム。静岡県を中心に全国で店舗を拡大中。無料体験・見学会も実施している。
JOYFIT 3,980円~ 約200店舗 大手フィットネスグループJOYFITのブランドのひとつ「JOYFIT24」なら、24時間日本全国の店舗で利用可能。制限はあるがより安く利用できる「JOYFIT24 LITE」も展開。
セントラルスポーツジム24h 4,500円~ 全国に店舗を構えるセントラルスポーツジムの24時間版。「誰もが、通いやすいジムへ。」をコンセプトとし、シューズの履き替えや着替えの必要がない気軽さが強み。

※2023年1月時点で公開されている情報となります。

コンビニジムは、大手の資本やFCを利用して全国に出店していくタイプと、地域のニーズを独占しつつ徐々に拡大するタイプの2パターンがあります。フランチャイズとの相性が良いビジネスモデルなので、今後も様々なブランドが誕生し拡大していくとみられます。

すぐに開業を検討できる「コンビニジム」ビジネスをご紹介!

コンビニジムは、利用者にとってのメリットが非常に多く魅力的なサービスですが、目線を変えればビジネスとして成功させやすいともいえます。注目度が高く、また利用者も増加傾向にあるコンビニジムは、まさしくブルーオーシャンな環境といえるでしょう。

以下に、代表的なコンビニジムのフランチャイズとその特徴を紹介します。

地域ニーズ独占も狙える『コレジム

静岡県を中心に店舗展開をするコレジムは、地域密着型のコンビニジムとして近年注目度を高めてきています。小規模だからこそ実現可能な低投資開業や、2店舗目3店舗目を開業する際の加盟金が割引になる複数出店優遇制度など、はじめてのフランチャイズに挑戦するという人はもちろん、経営を軌道に乗せつつさらに上を目指したいという人も満足できる仕組みが揃っています。

独自の販促で集客力抜群『スマートフィット100

月会費3,000円~という低価格さを強みにしたコンビニジム。従来のポスティングや折り込み広告といった販促だけでなく、SEO(検索エンジン最適化)やSNSを駆使したWeb集客にも力を入れており、安定した集客が期待できるのが強みです。早ければ3年半ほどでの投資回収も可能となっており、早期投資回収、早期黒字化が目指せます。

謎の箱で固定収益が可能!『じむじむ

完全セルフでダンスを楽しめるボックス型の事業で、3坪程度の床面積があればボックスを設置でき、非常に小スペースでの開業が可能。またボックスもフランチャイズ本部が製作から組み立て・設置を行なってくれるため、初期費用は驚異の300万円程度。ローンを活用すれば0円での開業も可能です。1年~2年程度での早期投資回収も狙えます。

フィットネス業界での開業ならコンビニジムが狙い目

近年注目度を高めているコンビニジムについて、その概要や人気の背景、さらにビジネスチャンスとしての見方を紹介してきました。多様化するニーズに合わせ、利用者たちがそれぞれ自由な目的で利用できるコンビニジムは、まさしくこれからの時代のスタンダードな形となっていくでしょう。

利用者として思い切り活用するのはもちろんですが、その魅力を肌で体感したうえでビジネスとして取り組んでいくのも良いのではないでしょうか。

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