人気フィットネスジムのフランチャイズ一覧!開業に必要な費用は?

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年06月12日 公開 (2024年06月26日 最終更新)
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

近年、美容や健康に対する意識が高まっており、フィットネスジムの施設数は増加傾向にあります。さらに、フィットネスジムは以前に比べてさまざまな種類が増えており、利用者の選択肢が広がっています。新たにジム経営を考えている場合はどのような層にマッチしたジムを作るのかが重要です。

今回はフランチャイズでも開業できるフィットネスジムについて紹介しますので、ジム経営を考えている方はぜひ参考にしてください。

フィットネスジム業態別の特徴

まずはフィットネスジムの業態について解説します。

大型ジム 比較的大きなスポーツジム。器具やプールなど設備が充実しているところが多い。大手の系列であることが大半を占めている。
24時間ジム 入退出システムを備えることで、スタッフ不在で24時間利用を可能にしているジム。コストを抑えている分月額料金が低いことが特徴。
パーソナル・セミパーソナルトレーニング マンツーマン指導、または1人が複数人(少数)に指導する。個人や目的に合わせたプログラムが用意されている。小スペースでの経営も可能。
ターゲット限定型ジム 女性専用、ヨガ、ボクシングなど利用者層や目的が明確で、初心者から上級者まで対応しているところが多い。目的に合わせたメニューやプログラムがある。
オンライン型フィットネス オンラインでレッスン受け放題などオンラインを活用したプランが用意されている。場所や時間を問わず利用できる。

コロナ前から現在までのフィットネス業界の変化

スポーツジムは1980年ごろに業界大手のコナミスポーツなどが経営していたスイミング空クールにジム設備やスタジオを付け、経営したのが始まりです。大型ジムは店舗数が減少しつつあるものの、新たに小型の24時間ジムが誕生し、再びジムへの関心が高まりました

さらにダイエットや美容を目的とした女性客が利用しやすいよう女性専用ジムが生まれ、コロナ禍には安心して利用できるオンライン型フィットネスも人気になりました。

現在はよりさまざまな種類のジムがあり、多くの人が目的に合わせて利用しています。

フィットネスジムの人気フランチャイズ一覧

フィットネスジムはフランチャイズでも経営することができます。こちらでは、フランチャイズ加盟できるジムについて解説します。

フランチャイズで開業できるフィットネスジムを紹介

24時間ジム

ブランド名 LifeFit
初期費用 約2,739万円(50坪)
収益モデル 月商約174万円 営業利益:約55万円(50坪)
店舗数 25店舗(2024年4月時点)
特徴 無人運営可の24時間ジム。ITベンチャーが自社開発したアプリで入会手続きから入退館まで完結できる。無人運営できるため、投資や多角化にも向いており、従来のジムより初期費用を抑えて開業できる。モデル店舗(100坪)では半年で会員1000人を達成している。
ブランド名 スマートフィット100
初期費用 4,000万円以上
収益モデル 月商約480万円 営業利益:約190万円(100坪)
店舗数 50店舗(2024年4月時点)
特徴 無人運営可の24時間ジム。会員継続率94%以上、月額利用料2,980円と低価格で安定した収益が見込める。会員管理は本部が独自開発したシステムを利用し、分析データの抽出も可能。店舗スタッフは社員3名制なので人件費も抑えられる。

パーソナル・セミパーソナル型ジム

ブランド名 Forza
初期費用 150万円以上
収益モデル 月商約180万円 営業利益:約76万円
店舗数 10店舗(2024年4月時点)
特徴 話題沸騰のマシンピラティスとセミパーソナルをかけ合わせたジム。マシンを活用することで初心者でも正しいフォームで効果的にトレーニングできる。パーソナルジムに比べて安価な料金設定で、入会率85~90%と高水準。

オンライン&店舗型フィットネス

ブランド名 SOELU
初期費用 800万円以上
収益モデル 月商305万円 営業利益:約96万円(40坪・会員500名想定)
店舗数 11店舗(2024年4月時点)
特徴 オンラインフィットネスの女性専用ジム。7年以上蓄積したWebコンテンツを活用し、国内最大級のオンラインフィットネスを実現。1日200本以上ものライブレッスンを提供し、会員継続率約85~90%を誇る。シアター配信なのでトレーナーの雇用が不要。

女性専用フィットネス

ブランド名 ファディー
初期費用 2,000万円以上
収益モデル 月商300万円(30坪・会員300名想定)
店舗数 71店舗(2024年4月時点)
特徴 最新のAIマシンを導入した次世代型女性専用パーソナルフィットネスジム。トレーナー不要でAIによる指導でトレーニングを行ない、無人経営も可能で人件費を節約できる。40坪程度で経営でき、一般的なフィットネスジムに比べて開業資金を抑えられる。

SPORTS & RELAX B

ブランド名 SPORTS & RELAX B
初期費用 740万円
収益モデル 月間営業利益:26万4023円(会員数160人の場合)
店舗数
特徴 無人経営可能な女性専用フィットネスジム。大手料理教室「ABCクッキングスタジオ」グループが本部。入会から退会までアプリで完結し、サーキットトレーニングとゲルマニウム温浴を組合わせており、トレーニングだけでなくリラックスタイムを過ごせる。

フィットネスジムのフランチャイズ開業費用

続いて、フランチャイズでフィットネスジムを開業するための費用について解説します。

初期費用

初期費用には加盟金や保証金のほか、物件費用、内装工事費、マシン費用や備品購入などさまざまな費用が必要です。導入するマシンや物件によっては数千万円~1億以上と幅広いため、具体的にどれくらいの初期費用をかけられるのかを考えておきましょう。

一般的に、24時間営業のジムや小型店の開業費用は2000万円程度が目安です。パーソナルジムなどはマンションの一室で開業していることも多く、物件取得費を抑えることができます。

さらに、ブランドによっては別途研修費などが必要になることもあります。

運転資金

運転資金はフィットネスジムの経営で必要なランニングコストのことを指します。具体的には、人件費や家賃、光熱費などです。開業資金だけで資金を使い切ってしまうと、経営が安定する前に廃業になるリスクが高まってしまいます。よって、半年程度はゆとりを持って経営できる程度の資金を用意しておきましょう。

そのほか加盟するフランチャイズによってはポスティング、Web広告などの広告宣伝費も必要です。

フィットネスジムをフランチャイズで開業するメリット

続いて、フィットネスジムをフランチャイズで開業するメリットを解説します。

ブランドの知名度や、実績を利用できる

フランチャイズ最大のメリットともいえるのが、ブランドの持つイメージや実績、信頼性を利用できることです。既存ブランドの看板やノウハウを利用できるため最初から知名度があり、自力での開業に比べて集客しやすくなります

また、管理システムなど本部で開発されたツールの使用もできるため、業務負担も自力開業に比べて少ないでしょう。

未経験でも始められる

未経験でも参入できることも、フランチャイズのメリットです。研修によって開業に必要なスキルが身に付けられる上、効率化された研修カリキュラムが用意されているため、未経験からのスタートでも比較的スムーズに開業できます。また、開業後にも研修を設けているところもあり、情報やスキルを随時アップデートしながら働けるようになっています。

さまざまなサポートが受けられる

フランチャイズでは運営元の本部がさまざまな面でサポートをしてくれます。開業前には立地・商圏調査を受けられるほか、商業施設など、個人では出店が難しい場所への紹介があることも。そのほか、人材採用や宣伝、問い合わせ、緊急時の対応など幅広いポイントを本部がカバーしてくれるので、経営にのみ集中できる環境も整っています

フィットネスジムをフランチャイズで開業するデメリット

フランチャイズでの開業はメリットだけでなく、デメリットもあります。必ずデメリットについても考えておくことが、開業を成功させる秘訣です。

自由度が低く、オリジナリティは出しにくい

フランチャイズでは本部と加盟店の間でさまざまな契約を交わします。契約内容には店舗の運営方針や提供できるサービスなど細かなことも含まれており、自由な経営をしたい場合には窮屈に感じてしまうでしょう。フランチャイズではサービスや製品のクオリティを一定に保つことが重視されていることが理由です。本部側が認めた範囲でのみ経営が許されているので、オリジナリティを求める場合には向いていません。

ロイヤリティを支払う必要がある

フィットネスジムに限らず、フランチャイズでの開業にはランニングコストとしてロイヤリティが発生します。ロイヤリティはブランドの使用や、サポート提供の対価として本部に支払わねばなりません。負担に感じる人もいるかもしれませんが、ロイヤリティを支払うことで、スムーズに開業・運営できるメリットもあります。
ただし、なかにはロイヤリティが0円のフランチャイズも存在します。どうしてもロイヤリティを支払いたくない場合は、ロイヤリティの設定金額が安いところや無料のところを探しましょう。

他店の影響を受けやすい

フランチャイズは、既存ブランドの看板を借りるので最初から知名度が高いことがメリットですが、反対に知名度によるデメリットもあります。もし同じフランチャイズチェーン内の他店舗が不祥事やトラブルを起こしてしまった場合、ブランドのイメージが落ち、影響を受ける可能性があるからです。他店の影響は予防や対策が難しいこともありますが、真摯に経営を続けていくことで信頼を得られるでしょう。

フィットネスジムのフランチャイズ本部の選び方

フィットネスジムをフランチャイズで開業する際は、本部選びが重要です。ここでは、本部の選び方について解説します。

業態・特徴で選ぶ

フィットネスジムにはさまざまな業態があり、それぞれ得られる利益が異なります。どのような業態と利益が得られるのかを理解した上で、自分にとって最適なものを選ぶようにしましょう。

たとえば、パーソナルトレーニングジムと、無人ジムの場合、以下のような特徴があります。

パーソナルトレーニングジム

マンションの1室など小スペース開業ができ、初期投資は少ないものの、トレーナーの質が重視されるため、採用や教育に力を入れる必要がある。

無人ジム

人件費がかからずランニングコストを抑えられるものの競合が多い。とくに24時間経営は競合店が多い傾向にあるため、差別化や出店場所選びが重要となる。

また、単価が安い分、多くの会員を獲得する必要があり、集客施策に力をいれる必要がある。

どのような業態でも長所と短所があります。業態を考える際はウィークポイントを補うようなサポートの有無をチェックしましょう。

サポートの手厚さで選ぶ

本部からはさまざまなサポートが受けられるものの、ブランドによってサポート内容が異なります。立地調査、物件紹介、集客、採用、研修など、本部によってカバーしてくれる部分や内容が異なるので、どのようなサポートが必要かを事前に考えておきましょう。

とくに経営経験がない場合は、サポートが充実している本部を選ぶことをおすすめします。また、開業後のサポート内容や研修・勉強会なども合わせて確認しておきましょう。

初期投資と収益性で選ぶ

フィットネスジムに限らず、開業には多くの資金が必要です。しかし、初期費用の金額だけを重視するのはおすすめできません。なかには初期投資が大きくても、収益が多ければ早期に回収できる場合もあるからです。

説明会では資金計画についても相談することができます。資金計画が自分に合っているかを判断するためにも、事前に相談することをおすすめします。

信頼できるフランチャイズ本部を選ぶ

フランチャイズは本部と加盟店という関係ではあるものの、上司と部下のような上限関係ではなく、お互いが対等なビジネスパートナーです。良好な関係を築くには、経営理念や方針に共感できる本部を選びましょう。お互いが同じ目標や理念を掲げていることで仲間意識が生まれやすくなり、より協力したいと考えられるようになります。共感できない本部に加盟すると、開業後のトラブルにもつながりかねないので、よく検討するようにしてください。

フィットネス市場は復調!コロナ前並みへ

新型コロナウイルスが流行して以降、日本では健康志向が高まりました。健康について関心が高まったことで、フィットネスジムの需要も高まり、市場規模は成長を続けています。

しかし、フィットネスジムの店舗は増加しているものの、いまだにフィットネスジムを利用している人の割合は伸び代がある状態です。そのため潜在ニーズは高く、新たなビジネスとしてフィットネスジムは高い可能性を秘めています。これから新たにフィットネスジムの開業を考えるのであれば、フランチャイズの開業もあわせて検討してみることをおすすめします。

フランチャイズWEBリポートでは、フィットネスジムのフランチャイズ情報を多数掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

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