脱サラは想像よりも簡単!?脱サラを成功させる働き方とは

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年03月08日 公開 (2024年08月31日 最終更新)
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

近年、働き方の多様化が進み、脱サラに注目が高まっています。脱サラを成功させるには事前の準備が重要です。ただサラリーマンを辞めるだけでは、脱サラを成功させることはできません。新たな働き方を模索する際に脱サラを選択に入れるのであれば、成功させるポイントを押さえておくことが大切です。

今回は、脱サラとはどのようなものか、成功させるためのポイントなどとあわせて解説します。脱サラを考えている方はぜひ参考にしてください。

脱サラとは?

まずは脱サラがどのようなものかを解説します。

脱サラって「脱サラリーマン」?

脱サラとは脱サラリーマンの省略で、具体的には会社員を辞めて新たにサラリーマン以外の仕事に就くことを指します。たとえば、飲食店の独立経営であったり、コンビニエンスストアやネイルサロンの開業などさまざまです。
最近では、OLが企業勤めを辞めて独立経営を始める際には脱サラと同じような意味で脱OLも使われるようになりました。
つまり、ただサラリーマンを辞めるだけでなく、今後の働き方を含めた意味で「脱サラ」という言葉が使われています。また、脱サラ後に起業することを「脱サラ起業」と呼ぶこともあり、近年は起業だけでなくフリーランスで働く人も増加しました。

脱サラのメリット

続いて、脱サラで得られるメリットについて解説します。

働く場所を選び、自由な時間を確保できる

企業に勤める場合、勤務開始時間から終業時間は基本的に固定されています。フレックスタイム制を取り入れている企業もありますが、フレックスタイム制の場合でも2、3時間ほど勤務時間をずらせる程度です。また、コロナ禍でテレワークが普及したものの、コロナが明けるとともに、徐々に出社に戻す企業も増えています。フレキシブルな働き方が求められている一方で、現実的にはさまざまな問題で実現できない企業も多く、サラリーマンは、働く時間や場所の自由度が低いというのが実情でしょう。

脱サラのメリットは、自分で働く場所や時間を決められることです。急用やプライベートの時間にも対応しやすく、土日祝以外に平日の休みを設けることも可能です。地元に帰ったり、地方で田舎暮らしをしながら働くという選択もでき、サラリーマンに比べて、ライフワークバランスをとりやすいと言えるでしょう。

ストレスからの解放

サラリーマンの悩みで大きなものが、人間関係によるストレスです。日本の企業は縦社会であり、年齢や立場による関係がフラットでないことが多く、場合によっては大きな悩みにもなるでしょう。
また、社外でも取引先など関わる人が多くなれば、人間関係のトラブルも発生しやすい環境になります。

脱サラでは複雑な人間関係がなくなるので、人付き合いの悩みから解放されます。生きていくうえで完全に人とのかかわりをなくすことはできませんが、現状の悩みからは解放されるので、メリットに感じる人が多いです。

やりたいことに真剣に取り組める

興味のあることが他にあり、今やっている仕事にやりがいを感じられないという人や、しがらみのない自由なスタイルで仕事をしたいと思っている人は少なくないでしょう。脱サラすれば、自分が本当にやりたかったことだけに集中できるようになり、仕事にやりがいを感じることができます

また、自分の裁量で業務を決定・実行することができるようになるため、やること・やらないことを取捨選択できることもメリットです。

収入の可能性が広がる

企業に勤めている場合、給与は毎月一定です。給与は企業内独自の人事評価や肩書、資格による手当以外に、年功序列などが考慮されることもあるでしょう。そのため、たとえ成果を上げたとしても、一気に給与として反映されることはありません。

しかし、脱サラなら自分の頑張りしだいで収入が大きく上がることも期待できます。しっかり働いて多くの収入を得るだけでなく、収入より心身のゆとりを優先したい場合にも自分のペースで働けることがメリットです。

脱サラのデメリット

当然、脱サラにはメリットだけでなくデメリットもあります。脱サラをするならメリットだけでなく、デメリットについても知っておくことが大切です。

収入が安定しない可能性がある

脱サラでもっとも不安とされることは収入面です。企業に勤めている間は毎月一定の給与が得られ、最低限の収入が保証されています。
しかし、脱サラはすべて自分の責任になるので、働いた分しか給与は得られません

また、有給休暇もないので、まとまった休みが必要になった場合は当然無収入です。仕事が安定して軌道に乗るまでは収入がない可能性もあるでしょう。

責任が大きくなる

すべてを自分で決定できるのは脱サラのメリットではありますが、デメリットでもあります。判断がすべて自分で下さねばならないことで、万が一失敗したことがあっても自己責任になるからです

また、第三者を雇用する場合は、自分だけでなく雇用した人の人生にも影響を与えかねません。

事務処理や税金の支払いなども自分で行なう必要がある

企業では専属の部署により、事務処理や税金の支払いなど面倒なことは任せることができます。しかし、脱サラ後はすべて自分で事務処理なども行なわねばなりません。

また、確定申告も毎年必要になるので、事務作業などの負担量も増加します。これまで事務処理などの経験が少ない人は、苦労する可能性が高いでしょう

脱サラで失敗しないための準備

脱サラを考えるなら、すぐにサラリーマンを辞めるのではなく、まずは以下の5つの準備をしましょう。

自分に合った仕事が何かを考える

まずは自分の適性について客観的に考えてみましょう。自分の強みやスキルについて分析することで、どのような職業が適しているか分かります。興味がある分野だけでなく、できることから探すことも脱サラでは重要です。また、必要に応じて新たにスキル習得を考えるのもよいでしょう。

事業計画を作成する

どのような事業を始めたいのかが決まったら、次に事業計画書を作成します。事業計画書は金融機関の融資を受ける際などに必要になるので、具体性を持たせることが大切です。明確な事業計画を立てることで目標設定がしやすくなり、今後どのようなことが必要になるのかも整理できます。プレゼンが必要になった際にも、きちんと説明できるようにしておきましょう。
何か困ったことがあれば、専門機関などに相談するのもおすすめです。無料相談ができるところもあるので、積極的に活用しましょう。

マーケット調査を行なう

マーケット調査では、市場性や売り上げの見込みだけでなく、競合について調べることも大切です。競合について調べることで、自分の事業について活かすことができる可能性もあります。
より詳細なマーケット調査がしたい場合は、専門業者に依頼するほうがよいでしょう。一部の作業のみを依頼することもできるので、必要に合わせて検討してください。

資金を集めておく

開業には多くの資金が必要になります。目標を定めて計画的に貯めておきましょう。また、開業に利用できる補助金や助成金の制度もあります。国や行政機関が運営しているもの以外にも、自治体や企業が運営しているものもあるので、利用できるものを事前に調べておくのもおすすめです

副業から始めてみる

いきなり独立開業をするにはさまざまなリスクがあります。そのため、最初は副業から始めてみることで、独立に向けての課題を見つけやすくなるでしょう。また、サラリーマンを兼任することで、安定した収入を得られるので失敗のリスクも下げられます。じっさいに独立してやっていけるのかを検討するためにも、副業は有効な手段です。
ただし、副業は企業によって可否の判断が分かれます。副業を始める前には必ず就業規則を確認しておきましょう。

脱サラ後に選ばれることが多い仕事は?

脱サラ後にはどのような仕事をする人が多いのでしょうか。こちらで脱サラ後に選ばれることが多い仕事を解説します。

専門職のフリーランスとして働く

専門的スキルを有する人の場合、スキルを活かした専門職のフリーランスになる人が多いです。具体的には、Webライターやデザイナー、エンジニア、動画クリエイターなどが該当します。

昨今はインターネットの普及にともない、インターネット関連事業の需要も増加しました。インターネットが使えれば、場所を問わず働くことができるという点も、脱サラ後に選ばれる理由と考えられます。
また、事前に副業として始めやすい職種でもあります。

起業する

フリーランス以外に多いのが起業です。起業で選ばれるのは飲食店、サービス業、小売業など多岐に渡りますが、最近は農業の人気も高くなっています

起業は多額の開業資金が必要になるので、費用を抑えた開業を考えるのもおすすめです。たとえば、ケーキ屋を実店舗で開業する前に焼菓子のネット販売、ケーキの注文販売をするなどが挙げられます。インターネットを利用したサービスは初期投資にかかる費用を抑えられ、起業のハードルを大きく下げることができるでしょう。

脱サラ起業ならフランチャイズという選択も

脱サラ起業を目指すなら、自力開業だけでなくフランチャイズ開業という方法もあります。

フランチャイズとは?

フランチャイズとは、本部となる起業と加盟店が契約を結ぶことで、本部が所有する商品、経営ノウハウ、ブランド力などさまざまなサポートを受ける経営方法です。フランチャイズ加盟には加盟金以外に毎月のロイヤリティなどが必要になることが多いですが、自力開業に比べて開業ハードルが低く、さまざまなメリットが得られます。
詳しくは、下記の「フランチャイズとは?意味や仕組み・メリットなどを徹底的に解説します」をご参照ください。

脱サラ起業でフランチャイズを活用するメリットは?

脱サラ起業でフランチャイズを選ぶことで、さまざまなメリットが得られます。
フランチャイズは開業に必要なノウハウが効率よくマニュアル化されており、未経験の業界や業種であっても、研修を受けることで開業できるようになるものも多いです。そのため、興味があるけれど知識や経験がないとあきらめていた場合でも、挑戦しやすいでしょう

また、脱サラ起業では経営が軌道に乗るまでは倒産のリスクが高い傾向にあります。しかし、フランチャイズは低資金開業のプランが用意されているほか、知名度やブランド力があり、本部からのサポートも用意されているため、自力開業に比べリスクが低いことが特徴です。初めての独立開業の不安も、フランチャイズでは解消できる可能性があります。

脱サラオーナーの実例紹介

おそうじ本舗の金井美樹オーナー

専門学校の職員として働いていた金井オーナーは、24歳のときに「より自分が満足できる働き方と収入」を考えた際に独立を決意されました。若干26歳という若さでおそうじ本舗のフランチャイズオーナーになり、その後わずか4年で年商2,000万円を達成する偉業を達成されています。
今後は年商5,000万円や法人化を目標に、邁進を続けることを決意されています。

ライフデリの黒木正龍オーナー

倉庫業を経て日用消耗品メーカーの営業になった黒木オーナーは、業績がよくてもノルマが厳しくなることに不安を覚えるようになり、独立を視野に入れるようになられました。国内最大規模のフランチャイズ展示会「フランチャイズ・ショー」で低資金開業ができるフランチャイズの存在を知り、その後は高齢者向け配食サービス・ライフデリのフランチャイズオーナーになられました。

脱サラを成功させるには事前準備がカギ!フランチャイズなら開業ハードルを下げられる

脱サラ後の働き方にはさまざまな種類がありますが、いずれにせよ成功させるには事前の準備がカギとなります。独立開業を目指すなら、まずは興味のある業種についての情報収集から始め、資金調達や必要なスキルの習得などさまざまな準備が欠かせません。
フランチャイズでは、業界未経験者やスキルに不安がある人でも開業できるような支援制度や研修が設けられています。脱サラを考えるなら、フランチャイズも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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