ハウスクリーニングのフランチャイズで失敗する人の特徴6パターン!本部の選び方も紹介
事務所を借りず、未経験でもひとりで開業しやすいハウスクリーニング。特別な資格は必要ない一方、箇所によって掃除の方法が異なり、さまざまなノウハウが必要なことからフランチャイズに加盟する人が増えています。成功しやすいといわれるフランチャイズですが、もちろん失敗する人がいるのも事実……。
この記事では、ハウスクリーニングのフランチャイズで失敗する人の特徴を6パターン解説します。失敗しないための本部の選び方と先輩オーナーの成功事例も紹介しているので、これらをヒントに成功のイメージを膨らませましょう。
ハウスクリーニングのフランチャイズにありがちな失敗6パターン
失敗パターンには、実は成功するための大きなヒントが隠されているかもしれません。ここでは、ハウスクリーニングのフランチャイズで気をつけたい失敗パターンを6つ紹介します。
1. 集客できずに失敗
2. スキルを身につけられず失敗
「普段から掃除をしていて身近だから」
「掃除が好きで苦にならないから…」
こういった理由でハウスクリーニングのフランチャイズに加盟する人は少なくありません。わたしたちの生活に身近な掃除ですが、一般家庭の掃除から賃貸物件の退去時のハウスクリーニング、商業施設・店舗のクリーニングまでさまざまあり、高い技術力が必要とされます。
開業前研修である程度の掃除スキルは身につけられますが、お客様に満足してもらえるレベルまで到達するには、開業後も継続してスキルアップする必要があります。スキルアップを怠ってしまうと高い確率で失敗するでしょう。
3. 競合と差別化できず失敗
女性の社会進出や高齢化を背景に、ハウスクリーニング市場は急速に拡大中です。未経験かつ自宅で開業できることから、事業者の数も増え続けています。そこで重要なのが“差別化”です。
たとえば高齢者をターゲットに集客するため、電球の交換や庭の草むしりなどのサービスを用意すると“選ぶ理由”になって差別化が図れるでしょう。常に同じサービスを提供することはもちろん重要ですが、顧客ごとに要望は異なるものです。きめ細かい要望に応じることで、差別化となって集客につながるかもしれません。
4. 清掃中のトラブルで信用を失って失敗
さまざまな薬剤や機材を使って掃除するので、ときには部屋や物品を汚してしまうこともあります。最悪、破損させてしまうと弁償しなければならないことも……。
こういったケースは稀ですが、よほど信頼関係が構築できていない限りは、それ以降の受注はないものと考えるのが一般的です。収益の柱となる大型案件でこういったトラブルを起こしてしまうと、最悪の場合は事業を継続できなくなる可能性もあります。
5. 本部に頼りすぎて失敗
フランチャイズに加盟したからといって、すべてを本部任せにしてしまうのは絶対にNG。もしかしたら、加盟前に聞いていた話よりも案件を紹介してもらえなかったり、サポートしてもらえなかったりするかもしれません。
しかし実際に現場で掃除をするのは、本部ではなく加盟店であるオーナーです。紹介してもらえる案件が少なければ自身で営業して案件を獲得したり、サポートが十分でなければほかの加盟店にノウハウを聞いたり、すべて自身の責任で事業を推し進めていく必要があるのです。
6. 本部の方針と合わずに失敗
ハウスクリーニングのフランチャイズはさまざまありますが、掲げている方針などは本部によってそれぞれ異なります。たとえば「おそうじ本舗」をはじめ、ハウスクリーニング事業を展開する本部のほとんどは個人宅をメインにしている一方、「カバーオール」では法人向け清掃をメインに事業を展開しています。
また、「おそうじ名人」はフランチャイズではなく代理店制度を導入しています。あくまでも下請けとしての開業で、案件はすべて本部からの“依頼”です。営業はもちろん、Webや折り込みチラシなどの広告も必要ありません。このように本部によって方針はさまざまなので、自身が目指す方向性と一致しない本部に加盟すると失敗するかもしれません。
失敗しないために!ハウスクリーニングのフランチャイズの選び方
ハウスクリーニング事業を手掛けるフランチャイズ本部はたくさんあります。成功するためには自身に適した本部を選ぶのが大切です。ここではハウスクリーニングのフランチャイズの選び方をご紹介します。
実績で選ぶ
フランチャイズ本部を選ぶ際に要素のひとつとなるのが実績です。既存の加盟店の売上はもちろん、どんな案件を獲得しているのか事前に聞いてみましょう。可能なら、既存の加盟店への訪問を希望し、直接話を聞いてイメージを膨らませるのもいいでしょう。
十分な実績がある本部を選ぶのもひとつの手ですが、これからフランチャイズ展開をスタートする本部と一緒に実績を作っていく、ということにやりがいを感じる人もいるはずです。実績はあくまでも本部選びの要素のひとつとして考えるようにしましょう。
研修の充実度で選ぶ
ほとんどのフランチャイズで開業前に研修を用意していますが、その期間や内容はさまざまです。また、開業後もスキルアップや情報共有などを目的に研修が用意されている場合があります。
「おそうじ本舗」では24日間にもおよぶ研修で掃除のプロを目指します。研修センターで実技トレーニングはもちろん、掃除や営業のノウハウもみっちり学べます。すべての研修が終了したら修了テストを受け、合格後に終了証書とライセンス証が発行され、ようやくひとり立ちとなります。
また「カバーオール」ではオーナーの98%が未経験からの開業で、それを実現しているのは充実の研修が整っているから。専門のトレーニングセンターで基本研修と実習研修を受けたあと、ようやく現場研修に進みます。現場研修から売上が発生するので、「資金があまりなくて研修が長いと不安…」という検討者にもピッタリです。
サポート体制で選ぶ
フランチャイズを活用してハウスクリーニング事業をはじめる大きなメリットは本部によるサポートです。サポート体制も本部によって異なるので、しっかりと比較し、見極めたうえで加盟するようにしましょう。
「おそうじ本舗」では開業日にSV(スーパーバイザー)が同行してあいさつ周りやポスティングを一緒に行います。開業後も必要に応じて現場に同行(別途条件あり)してくれるだけでなく、営業技術講習会(無料)や加盟店会議を定期的に開催するなど、事業が軌道に乗るよう徹底的にサポートしてくれます。
集客サポートで選ぶ
集客できないと事業が継続できないのは言わずもがなですが、自身で集客するか本部に任せるかで選ぶフランチャイズも大きく変わってきます。
「営業が苦手」「掃除に専念したい」という理由で案件を紹介してくれる本部を選ぶ検討者がいる一方、「自分で集客までできるようになりたいから」という理由で集客の研修が充実している本部を選ぶ検討者もいます。
自身がどちらのタイプの方針で経営していくかを考え、考えに一致したフランチャイズ本部を選ぶのもひとつの手です。
収益・利益率で選ぶ
経営者である以上、収益や利益率は重視したいポイントです。そこで注目したいのがロイヤリティです。自宅で開業できたり仕入れコストを少なく抑えられたりするのはどこのフランチャイズも大きくは変わりませんが、ロイヤリティの額や割合はフランチャイズによってさまざまです。
集客サポートの有無やSV臨店の頻度などでロイヤリティは変わってきます。また、ロイヤリティ以外にもシステム使用料や広告費として別途費用が発生する本部もあります。ロイヤリティが「安いから」「高いから」だけでなく、さまざまな点を比較して検討するようにしてください。
自由度で選ぶ
決まった屋号をつけるのはもちろん、定休日や営業時間が決まっていたり、指定の業者から資機材を仕入れなければならなかったり、フランチャイズは基本的に自由度が低くなりがちです。
しかし、なかには任意の屋号で営業できるほか、仕入れ先を自由に選べるフランチャイズもあります。「カバーオール」では現在使っているマイカーをそのまま事業用としても使用可能。車を所有していれば新たに買う必要がなく、初期費用を抑えられる点もメリットです。
ハウスクリーニングのフランチャイズオーナーによる成功体験ストーリー
よりイメージを膨らませるため、最後に先輩オーナーによる成功ストーリーをご紹介します。ウェブリポが独自に取材した記事から抜粋しています。詳しくはそれぞれの記事をご覧ください。
おそうじ本舗「ネームバリューで加盟を決意!4年で年商2000万円を達成した女性オーナー」
加盟した理由のひとつにネームバリューを挙げたのは、「おそうじ本舗」の女性オーナー。おそうじ本舗は業界No.1の店舗数を誇るだけでなく、テレビCMによる広告戦略を図るなど抜群の知名度を誇ります。
実際に「名前を知っていたから」という理由で依頼を受けることも多数あるようで、それもあって初年度の売上は800万円、4年目には組織を拡大して2000万円の売上を達成しました。
カバーオール「ひとつの失敗で売上が減少するものの、売上保証で安定した収益を実現!」
独立するときに不安なのが収入面です。しかし「カバーオール」では売上保証制度を導入していて、こちらのオーナーはマンションなどのメンテナンス業を経てカバーオールのフランチャイズに加盟。3ヶ月目で60万円の売上を実現しました。しかし、せっかく本部から紹介してもらった案件でミスをし、担当を変えられてしまうことに……。
普通なら案件が減ってその分の売上も減ってしまいますが、「カバーオール」なら売上保証制度があるから安心。別の案件を紹介してもらい、60万円の売上を継続できているそうです。
おそうじ名人「電気工事業から初期費用100万円で脱サラ!電気工事との二刀流で収益が安定」
フランチャイズではなく代理店制度を導入している「おそうじ名人」。電気工事の仕事を辞めて代理店に加盟したこちらのオーナーは、初月から休みなく働き続けて100万円の利益を達成しました。
閑散期には紹介してもらえる案件が減ることも考え、電気工事業との二刀流で収益を確保しているそうです。収益を安定させるためにも、ひとつの事業に依存せず複数の収益源を作っておくと良いのかもしれません。
ハウスクリーニングのフランチャイズで失敗しないためには本部選びが重要
失敗する人の特徴6パターンと、失敗しないための本部の選び方、先輩オーナーの成功ストーリーを紹介しました。ハウスクリーニングのフランチャイズで失敗しないためにも、まずは本部選びが重要になってきます。
「【徹底比較】ハウスクリーニングの人気フランチャイズTOP10」の記事でハウスクリーニングの人気フランチャイズランキングTOP10を紹介しています。それぞれを比較しながら、ぜひ選んでみてください。
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