【本部取材】東京・神奈川9店舗から全国140店舗を目指す!45分ボクシングジム「UBX」の勝算
フィットネス市場は、なんでもそろう総合型の大手から、目的を絞った特化型へと細分化が進んでいます。そんななか、ボクシングとフィットネスワークアウトを融合させた45分完結型のジムが注目を集めています。オーストラリア発祥の「UBX(ユーボックス)」です。2023年夏に日本へ上陸し、いまは東京・神奈川で9店舗を展開。2032年までに140店舗を目指すといいます。
フランチャイズ・ショー大阪2026のブースで、事業を統括する近本さんに話を伺いました。
45分で完結する、ボクシング×サーキットの中身


ボクシングとフィットネスワークアウトを融合させ、45分間にギュッと濃縮してご提供しているサービスです。1つのラウンドが3分間で、12のラウンドを順番に回っていただきます。トレーニング自体はおよそ36分間、あいだに休憩が入るので、1周でだいたい45分間という形です。
お仕事が忙しくて運動の機会を失いがちな方でも、体のメンテナンスをこの時間にまとめてできる。タイムパフォーマンス、コストパフォーマンスの良いフィットネスジムだというところが、一番の特徴です。

はい。ラウンドごとに違う動きを組み合わせています。たとえば1つのラウンドでは、サンドバッグを叩いて、次にバイクを漕ぐ。モニターの上と下に表示が出るので、「10回パンチしましょう」「そのあとジャンプを5回しましょう」といったメニューをこなしていただきます。
次のラウンドに移ると、今度はボディやアッパーのパンチをトレーニングしましょう、という具合に内容が変わります。それが順番にいろいろとあって、ぐるっと一周するとちょうど45分くらいになる流れです。

本当に人それぞれではあるのですが、週4日、週5日と通われる方もいれば、週1日という方もいらっしゃいます。一番多いのは、週2回くらい通っていただく方ですね。
私たちはトレーニングに来ていただいた回数をカウントしていて、100回・200回などのタイミングで、それぞれ表彰をさせていただいています。オープンから1~2年目のお店でも、300回まで行かれる方がいらっしゃるほどです。気に入ってくださった方は、本当に熱心に通ってくださっています。

オーストラリアが発祥です。4度の世界チャンピオンになったダニー・グリーン氏という方が、ボクシングのトレーニングメニューを考案しています。フランチャイズとしても、もともとはオーストラリアからスタートしたものです。
いまフィットネスはとても細分化していますが、そのなかでUBXが支持されているのは、45分でさっと終われる点、そして時間の指定がなく、プログラム式で自由に来られる点。この2つをよく挙げていただきます。あとは純粋に、毎日メニューが変わるのでトレーニングがハードで楽しい、と言ってくださる方が多いですね。

そうですね。良くも悪くも、マシン設置型は自分のペースでできるぶん、どうしても携帯を見る時間が長くなりがちです。UBXはインターバルが30秒なので、集中して体を動かしていただけます。あれこれ経験されている方ほど、「この時間でこれだけの満足度があるのはすごい」とおっしゃってくださいます。
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東京・神奈川の9店舗から3大都市、そして全国へ


いまは東京と神奈川で9店舗です。日本に上陸したのは2023年で、その年の夏にオープンしたのが最初になります。

はい。実際に「加盟したい」と言ってくださっている方が、大阪や名古屋のほうでおられます。今年から来年の春あたりにかけて、まずは3大都市を制覇したいと考えています。将来的には2032年までに140店舗を目指して展開を進めています。
その先は日本全国ですが、まずは3大都市、それから福岡や札幌といった大きな都市から進めていきたいですね。今日も大分や沖縄、高知などいろいろな地域から来ていただいているので、それぞれの地域の特性に合った形、たとえばロードサイド型などで出していければと思っています。

40万人都市であれば検討可能だと試算しています。地方でも、県庁所在地などある程度の規模の都市であれば、開業を検討いただける形です。

24時間営業ではなく、朝7時から夜22時か23時までの営業です。スタッフは、朝7時から12時までの午前の部と、夕方17時半〜18時ごろからラストの23時までの夜の部に、それぞれ2名ずつ配置しています。昼間の時間帯は無人です。
通っていただいている方は20代から50代の働き盛りで、普段お仕事をされている方が多いため、日中は無人でも対応できるのです。

動画やトレーニング風景を見ていただくと、興味関心を持ってくださる方が非常に多いですね。マシンを設置して人を極力省くというモデルとは真逆で、コーチが2人ついて、きちんとしたトレーニングを提供します。そこの魅力を感じてくださる方が多いように思います。
利用者を支える集客とサポート体制


いまは東京・神奈川の都心なので、会社員の方や経営者の方が多いですね。きっかけとして一番反響が良いのは、ダイエットキャンペーンです。時期的には春、3月から6月ごろにダイエットキャンペーンを実施して、それをきっかけに入会される方が多くいらっしゃいます。こうした季節ごとのキャンペーンは、本部が企画して集客につなげています。

開業前は、コーチの研修はもちろん、オープン前のオンライン告知やマーケティング、それから物件の調達まですべてサポートします。オープン後も、開業時のサポートに加えてSVがつく形をきちんと用意しています。SVは毎月お店に伺っています。

コーチが正しく指導できているかを、定期的にチェックする体制があります。SVとは別に、コーチを教えるコーチがいて、そこが指導の質を見ています。
採用そのものもサポートしています。「ボクシング」というキーワードで募集すると、格闘技をされていた方が一定数来てくださいます。とくに大阪は、有名なボクサーのジムが地域にあるなど、ボクシングがメジャーなスポーツの1つになっていますね。格闘技の経験がなくても、何かスポーツをしていた方やチアリーディングの経験者など、体を動かすのが好きな方の応募が多いです。ドンピシャの人材でなくても、教育して一流のコーチに育てていく形です。
開業資金と投資回収のリアル


新規事業として検討される方だと、介護や医療関係の方が多いですね。いまの事業と少し近い、健康や運動に関わるような業種の方が、次のステップとして検討されるケースが多いです。

ご検討はいただきますが、スタッフを雇ったりマネージャーを社員にしたりとなると、法人化を検討いただくケースが多くなります。ただ、すべて業務委託でというケースもあるので、その場合は個人の方でも大丈夫かと思います。
一都三県では完全業務委託のサービスをしていますので、地方の方が「東京で試してみたい」ということであれば、その形での対応もしています。

加盟金が500万円、マシン代が一式、500万円です。内装の施工費は全国でほぼ同じくらいで、お店の大きさによって変わりますが、3000万円から4000万円のあいだくらいです。
物件の取得費は場所によってまちまちです。都心だと保証金10ヶ月というところもザラにあって、賃料が80万〜90万円だと10ヶ月で800万円、仲介手数料や保証金を加えると1000万円ほどかかることもあります。関西でも6ヶ月から8ヶ月分ほど。一方で、地方のロードサイドのコンビニ物件などだと、40万円で保証金・敷金も3ヶ月でよい、というケースもあり、ピンキリですね。物件取得費と施工費に、人件費や広告費が加わってくる形です。

良い店舗で3年ほどの実績がございます。ただ、いまは施工費が高騰している関係もあり、おそらく4年ほどの回収期間になるかと思います。

そうですね。大きなところはマシン代が結構かかって、トータルで1億円以上になるケースも多いなかでいくと、UBXはそのぶん安く、早く回収できるところはあると思います。
「日本一のボクシングコミュニティ」という目標


私たちは「日本一のボクシングコミュニティを築く」という目標を掲げています。そのミッションに共感いただける方、一緒に盛り上げていただける方と、やっていきたいと思っています。
これから100店舗・150店舗と広げていくなかで、一人でも多くの方にボクシングに触れていただきたい、という思いです。

一昔前は、プールもスタジオもマシンもそろう総合型の大手が主流でした。それがだんだん細分化してきて、私たちのような専門型、ブティック型の店舗が増えつつあります。今後もまた、いろいろと面白いモデルが出てくるのだろうと予想しています。
私たちが提供したいのは、職場と家族に次ぐ「第3のコミュニティ」です。コーチが声をかけ、「次はいつ来られますか」と口約束でも次の約束をして帰っていただく。オフに飲み会をしたり、ダンスが得意なコーチが教室を開いたり、フットサル大会を企画したり。そうした様子はInstagramでも発信しています。自分ひとりで完結すると、忙しさや天気を言い訳に挫折しがちですが、コーチや現場のスタッフが関わることで続けていただける。そこが一番の価値かもしれません。

一緒に二人三脚で、UBXを大きくしていきたいと思っています。新規事業をご検討の皆さまには、安心して開業いただけるよう、営業として全力でサポートさせていただきます。
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取材を終えて
45分・12ラウンドという明快な設計と、コーチが2人つく手厚さ。UBXは、省人化に振り切る流れとは逆の道を選びながら、タイパの良さとコミュニティの温度で支持を広げているブランドでした。
経験豊富な本部スタッフやSVが、物件から施工、集客までを一気通貫で支える体制は心強いはずです。ボクシングを軸に第3の居場所をつくる。その挑戦に共感できる方は、まず話を聞いてみてはいかがでしょうか。

大阪府堺市出身の編集者・ライター。フランチャイズWEBリポートの運営メンバーとしてディレクション業務に携わり、現在は合同会社デジタル屋さん代表を務めている。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作を担当。Web制作やSEO分析など幅広い技術的バックグラウンドを活かし、「実装まで見える編集者」として記事制作に取り組む。既知のテーマに新しい視点を持ち込み、読み手が「ワクワクする」コンテンツ作りを信条としている。









