どうなる?カールス・ジュニアのフランチャイズ展開!日本1号店に密着取材
2016年3月4日に秋葉原にカールス・ジュニア(Carl’s Jr.(R))日本1号店がオープンしました。オープンの様子と、気になる今後の「フランチャイズ展開」についてご紹介します。
カールス・ジュニア日本1号店、秋葉原中央通り店初日は大行列!
2016年3月4日の秋葉原にはカールスジュニアの広告がずらり。
実はカールス・ジュニア、1989年に大阪に出店していたのですが、一度は撤退していました。(詳細はミツウロコがハンバーガーショップ「カールス・ジュニア」を日本で展開 の記事をご覧ください)
そして今回、2度目の日本上陸です。
さて、秋葉原の店舗に着いてみると・・大行列。実は下記の写真で見られる長い行列は、カールス・ジュニア店舗に並んでいる列なのです。
どうやら話を聞いていると、海外旅行でカールス・ジュニアのファンになった日本人も多くいたとかで、待ちに待った「日本1号店」のオープンだったようですね。
このブロックを取り囲むように、まだまだ行列は続いていました。
カールス・ジュニアは、セクシーな女性が起用されていることが本場アメリカでは有名で「セクシーなハンバーガー」と呼ばれるほど。日本1号店オープン当日にもこの呼称にふさわしいコンパニオンの方が駆けつけていました。
シックでエッジーな内装と若い男性ウケ間違いなしのハンバーガー
「なんとか店内の写真を撮らせて欲しい!」と店舗の方にお願いした編集部。快くOKをいただき、店内の写真が撮りやすいポイントまで教えていただきました。そのおすすめアングルがこちら。
お店の方いわく、シックでエッジーな内装が特徴なのだとか。なるほど、レジ横に見える赤いタイルの壁が色鮮やかです!
さらにレジ上の商品の表示・・全面が液晶画面となっていて時間の経過とともに表示メニューが変化する仕組みになっています。視覚的にも飽きさせない工夫がされており、楽しみながらメニューを選べますね。
店員さんに商品の写真を撮らせて欲しいとお願いし、とらえた一枚を。
サイズは1/2ポンドか1/3ポンドから選べ、どちらを選んでも満足のいくこと間違いなしのボリュームです。カールス・ジュニアのメインターゲット層である若い男性にも支持されることでしょう。
商品の価格は、単品で1000円前後のものもあります。
カールスジュニアジャパン代表取締役社長 渡邉雅人氏によると「他店では3000円もするハンバーガーがあり、1000円以下のハンバーガーも多くあります。その間となる価格帯のハンバーガーは少なく、このカールスジュニアの価格帯の市場は広く開けた市場だと思う」との感触を得ているようです。
日本の飲食業界も、ちょい高ブームになっていますし、ハンバーガー業界もその波が来ているのかもしれませんね。
気になる今後の「フランチャイズ展開」。日本展開のキーマンに取材
カールスジュニアジャパン株式会社 プロジェクトエグゼクティブ 森口泰彦氏
編集部:フランチャイズ展開についてはどのような見通しをもたれていますか?
「フランチャイズについて考える段階には今はいないです。まずはこの第1号店を成功させることが大事。 その後2店舗目、3店舗目と成功させ5店舗程度安定した経営ができるようになって初めてフランチャイズでの展開を考えることができます。また最初の5店舗程度は首都圏に集中させて作ります。」
と語る森口氏。
以前はファーストキッチンでフランチャイズを担当し、フランチャイズ展開の難しさについては熟知しているご様子。 まずは目の前の直営店一つ一つに集中して成功させることが大事であり、フランチャイズ展開はその時機が来るまでは考えるべきではないとお考えのようでした。
「フランチャイズ展開について聞きたいのであれば、私たちが5店舗成功させたタイミングでもう一度来てください」とのこと。まずは直営店から展開し、まずは検証、成功モデルを固めた上で更に多店舗展開を進める―という方針が垣間見えました。
チキンテンダーを片手に。アメリカ本社の方ともお話を
店内調理のチキンテンダーをいただいた編集部。写真はカールスジュニア本社の方々と。 商品の味をチェックされているところにお邪魔しました。
サクッとした食感かつ柔らかいチキンで味付けも完璧。「これは日本で受け入れられるぞ!」と舌鼓を打った編集部なのでした。
今後の躍進が期待されるカールス・ジュニア。まず5店舗は都内に直営展開をするとのことですが、その後フランチャイズで爆発的に店舗数が増える日がやってくるのかもしれません!
すでに地方から「フランチャイズ展開をしたい」の問い合わせも加盟希望者から来ているようです。 フランチャイズ展開をスタートした時、カールスジュニアが競合のハンバーガーチェーンとどう戦っていくのか―今後の動きに目が離せませんね。