商圏
（ショウケン）

商圏とはその店舗を利用すると考えられる消費者がいる地域の拡がりであり、具体的に言うと食料を買いに10km先のスーパーに行くわけがないもので、せいぜい1kmぐらいの距離です。

とすると、スーパーの商圏は1kmということになり、商圏人口や競合店を把握したければ地図上にコンパスですスーパーを中心に半径1kmの線を引けばその内側が商圏と言うことになる。

しかし、交通機関の発達やマイカーの普及により距離をベースとした算出方法が限界にきているため、最近商圏は時間を基準に算出されるようになっています。 コンビニ商圏は10分といった具合です。

したがって、商圏はもはや円形では表示されなくなり、人類が便利な乗り物を獲得するたびに商圏の形はいびつになっていくでしょう。フランチャイズにおいて商圏の大きさには大事な宣伝効果があります。 加盟者も広い商圏を望むでしょう。 駐車場を設けるのも商圏拡大の重要な戦略です。 商圏を広げる要素となるものは、ブランド力や競合店の少なさやキャンペーンなどがあります。

「フランチャイズは、商圏狭い方が良い」と言われるのは、フランチャイズの特殊事情です。

近年の高齢化により生活行動範囲が狭まり、商圏の狭いフランチャイズビジネスが見直されているという側面もあります。