【独立検討者へのアドバイス】女性経営者158名に聞いた「起業の不安」や「デメリット」

今回の調査では、現在起業している、もしくは起業をしたことがあるという25〜59歳の女性158名にアンケートを行いました。回答者属性は次の通りです。

「起業に踏み切った一番の理由を教えて下さい。」と聞いた問では、自由記述で様々な意見が見られる結果となりました。

その中でも39.8％「自由に働きたい・会社勤めが合わないこと」が最も多い結果となりました。次いで育児や介護が必要になったことなどが含まれる「家庭状況の変化や自身の体調の変化」が19.4％でした。「収入」についての回答や「スキルアップ」などの回答もあるものの、回答数の割合で見ると、時間に制限なく働くことができることということが開業の一番の理由になっているようです。

「独立開業を検討する際に不安に感じていたこと」を、14項目の選択肢から複数選択してもらった回答では、「黒字化できるのか」という点が最も多く、次いで「集客できるのか」という点が挙げらています。

14項目を4項目に振り分けたグラフでは、「業務や集客」についてが最も不安に感じていた点として挙げられていました。

「開業前に不安だったことは解決しましたか？」という質問には約4割の人が「まだ解決していない」と回答する結果となりましたが、時間経過とともに徐々に仕事が増えたことや、実践を続けていくことなどで解決したとの声が多く見られました。

「起業のデメリット」を聞いた問では、51.3％が「運営や金銭面で不安定」と回答する結果となりました。次いで11.5％が「相談できる人がいない・責任の重さ」10.6％が「責任の重さ」と回答しました。

「起業してよかったと思いますか？」の問では、92.4％が「起業してよかった」と回答。開業時の不安だったことや起業のデメリットなどを踏まえた結果でも、9割以上が起業してよかったと回答するしています。

起業してよかった理由として最も挙げられたものは、44.6％が「時間が自由に使えること」、次いで19.8％が「好きなことができていること」、そして「人間関係の悩みがなくなったこと」などが挙げられました。

起業した158名より起業に関するアドバイスをいただきました。一部紹介させていただきます。

女性起業に関する調査結果では、「時間が自由に使えること」や「好きなことができること」「人間関係での悩みがないこと」などから起業してよかったと回答した人が9割を超え、起業している女性の多くが起業に踏み切ったことについて満足しているということが明らかになりました。

現役女性起業家の方が開業時に最も不安に感じていたことは、「黒字化できるのか」「集客できるのか」という点で、同様に「起業のデメリット」で挙げられたことは「金銭面や運営面で不安定であること」でした。「家庭や子育てとの両立」という意見も一部あったものの、結果として収入や運営についての意見が多く見られたことは、起業前の悩みや起業後のデメリットに男女の大きな差はないことがわかる結果となったのではないでしょうか。

起業について不安を感じる方であれば、事務作業や様々な面でサポートを行ってくれるフランチャイズなどを活用することを選択肢にいれることで、不安を解消し一歩踏み出すきっかけとなることもあります。

フランチャイズWEBリポートでは、ビジネスを始めたいと考えている個人・法人向けに向けて、フランチャイズや代理店を活用したビジネスの情報発信を行なっています。副業に向いているビジネスの紹介や、スキルや経験がないことに不安がある方でも一歩踏み出せるような事例などの情報発信を発信しています。

フランチャイズWEBリポートでは生活やビジネスに関するアンケート調査を行ない、定期的に情報発信をしています。日々の生活に関する意識の変化を調査することは物事・サービスの需要、必要とされるビジネスを知ることへと繋がります。