フリーランスと自営業の違いは?|開業前にこれを知っておけば大丈夫!

フランチャイズWEBリポート編集部 |2021年12月01日 公開 (2021年12月02日 最終更新)
フリーランス 自営業

「独立したい」と考えた場合、フリーランスと自営業の違いが気になる人もいるのではないでしょうか。フリーランスと自営業はどのように違うのか開業前に知っておきたいことをまとめておきます。

フリーランスと自営業

フリーランスとは?

フリーランスは、自分の持っている専門知識やスキルを用いて案件単位で仕事を受けて報酬を得るという働き方になります。フリーランスの定義は、はっきりとしたものが決められていないため、個人事業主と混同される場合も多いです。しかし、個人事業主の場合は、税務署に開業届を提出しますので、税法上では異なるということになります。

自営業とは?

独立して自分で事業をしているという場合、自営業になります。自営業は、店舗を持っているイメージがあるかもしれませんが、店舗を持っていない場合でも、自分で事業を営んでいれば自営業です。

自営業とフリーランスの違い

自営業とフリーランスの違い

フリーランスと自営業は、どちらも企業に属さないで仕事をするという点は共通しています。しかし、フリーランスの場合は、様々なクライアントと個別に契約をして、仕事の内容に応じた報酬を受け取っているという働き方になっています。

働く時間も特に決めていないことが多く、より自由に働けると言えるでしょう。自営業は、働く時間や働く場所を決めている場合が多く、自分一人ではなく従業員を雇用する場合もあります。家族で経営する場合も多いです。このような点が自営業とフリーランスの違いです。

フリーランスや自営業で働くメリットやデメリットは?

フリーランスや自営業 メリット デメリット

フリーランスや自営業で仕事をする場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

フリーランスや自営業で働くメリット

自由に働くことができる

フリーランスや自営業は、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるという点が魅力でしょう。企業に勤務する場合は、勤務地・就業時間・残業・休日などが就業規則で定められていますので、自分の好きな時間に仕事をして好きな時間に休憩を取るということができません。さらに、業務内容も定められていますので、所属する部署によっては、やりたい仕事が必ずできるとは限らないのです。しかし、フリーランスの場合は、これらを自由に決めて働くことができます。お店を持たない場合は、自宅やカフェで仕事をするなど、自由に場所を変えて仕事ができるでしょう。フリーランスや自営業は、自由度が高い働き方が叶います。

自分の時間や家族との時間を大切にできる

フリーランスや自営業の場合、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるので、自分の時間や家族との時間をしっかり取ることができます。会社に行かなければいけない場合と違い、通勤にかかる時間もありませんので、その時間も自分の時間、家族との時間にあてることができるのです。

自分の成果が収入になる

フリーランスや自営業は、自分で頑張った成果が収入として得られます。会社員の場合は、頑張っているのになかなか評価してもらえない、思うように給料が上がらないなどでもどかしい気持ちになった方もいるかもしれません。しかし、フリーランスや自営業は、自分で仕事をした分がそのまま収入になりますので、目に見えて成果が分かると言えるでしょう。「頑張って良かった」とやりがいも感じやすくなります。

法人化することも可能

フリーランスや自営業の場合、しっかり収入が得られるようになったら法人化することも可能です。法人化することで、厚生年金に加入することができるというメリットがあります。

フリーランスや自営業で仕事をする場合、メリットだけでなくデメリットもあります。

フリーランスや自営業で働くデメリット

すぐに利益が出ることは少ない

フリーランスや自営業で仕事をする場合、開業してすぐに利益が出るわけではありません。開業当初は、赤字になってしまうこともあるでしょう。開業時は運転資金も十分に確保しておく必要があります。

社会的な信用が得にくい

安定した収入が得られていない場合、クレジットカードの審査や各種ローンの審査において通らないという可能性もあり注意が必要です。

収入が不安定になりやすい

フリーランスや自営業の仕事は、会社員のように毎月決まった収入を得ることが難しくなります。仕事が増えたからといって、同じ収入を得ることができるとは言えませんし、仕事が無くなってしまう可能性もあるのです。開業後の運転資金は、ある程度用意しておかなければ、仕事を続けていくことが難しくなってしまう可能性があります。

まとめ

フリーランスと自営業の違いをご説明しました。どちらも企業に属さずに自由な働き方ができる点は共通していますが、自営業の場合は、一人ではなく従業員を雇用する可能性もあるという点や、営業時間が決められているという点が異なることがお分かりいただけたと思います。これから開業したいと検討されている方は、どのような事業を行いたいのかによって、フリーランスで仕事をするのか、自営業にするのか検討してください。

フリーランス 自営業

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