コストを抑えたラーメン店の経営なら「油そば」に注目!汁なしスタイルの魅力に迫る!

フランチャイズWEBリポート編集部 |2023年10月26日 公開 (2023年11月15日 最終更新)
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

日本だけでなく海外人気も高いラーメンにはさまざまな種類があり、近年は汁なしの「油そば」が注目されていることをご存じでしょうか?スープがないことでさまざまなコストを抑えることができ、経営的な面でも魅力があります。
今回はそんな油そば業態の特徴や人気の秘密、フランチャイズで開業するメリットなどをご紹介します。ラーメンとも異なる油そばは、現在ラーメン店を経営している方にも参考になるかもしれませんので、ぜひご一読ください。

油そばはどんなラーメン?市場規模と共に解説

まずは油そばとはどのようなものか、市場規模とあわせてご紹介します。

油そばとは

油そばとはラーメンの一種ですが、従来のラーメンとは異なりスープがないことが特徴です。油そばはどんぶりの底にあるごま油やタレなどを絡め、好みで調味料を加えて混ぜて食べます。店によっては「油そば」という名前ではなく、「もんじゃそば」「手抜きそば」「汁なしラーメン」などの名称が使われていることもあります。

発祥は1952年に東京の一橋大学近くにある「三幸」がのびたラーメンから着想を得たというものと、昭和30年代に亜細亜大学近くの「珍々亭」が中国のまぜそばの「拌麺(ばんめん)」をヒントにしたものという、2つの説が有力です。

油そばとまぜそばの違い

油そばと似たような麺類に「まぜそば」がありますが、まぜそばも汁がなく、もともとは油そばと同じものとされていました。しかし、最近では、まぜそばと言えば、名古屋発祥の「台湾まぜそば」を指すことが多いようです。台湾まぜそばは、辛くてニンニクの効いたひき肉や、ニラ、卵黄などのトッピングがのっていることが特徴です。
油そばとまぜそばのどちらも油を使いますが、一般的に油そばは植物性、まぜそばは動物性の油を使用することが多いのも特徴です。

油そばの市場性

ラーメン店の業界規模では、2019年までは右肩上がりであったものの、2020年にはコロナ禍の影響により大きく減少しました。2021年には少し回復したものの、現在も2019年に比べると少ない状態です。
一方で、増加率が高いチェーン店の傾向として、スープにこだわっている店舗やつけめんをメインに提供している店舗など、従来のラーメンに比べて個性的なスタイルのものが多くなっています。
油そばの店舗も2022年以降に増加率が高いチェーン店が複数確認されており、今後の成長が期待できると考えられます。

油そば店を開業し経営するメリット

ラーメンも油そばも、経営にかかる負担はあまり変わらないと考えている方もいるかもしれませんが、油そばにはラーメンにはないメリットが複数あります。

回転率が高い

油そばは回転率が高いことが特徴です。一般的にラーメンは提供スピードが速いことに加え、食べ終えたら早めに店を出る人が多く、他の飲食店に比べると客の滞在時間が短い傾向にあります。回転率が高いため、席数が少ない小スペースの店舗でも開業が可能であり、賃料を抑えることができます。

従来のラーメン店に比べてコストが抑えられる

ラーメン店ではスープに対してこだわりを持っている店舗が多く、仕込みに時間がかかります。また、経営時間中はいつでもすぐに提供できるよう、鍋を温め続けなくてはなりません。しかし油そばは、スープを使わず調味料を合わせてタレを作るため、長時間の加熱は不要です。そのため、ガス代を大幅に抑えられます

さらに、スープを仕込まない分、原価も抑えられ、少ない人数でも運営できるため、コストを抑えた運営が可能でしょう。

廃棄数を抑えられる

ラーメン店では毎日大量のスープを仕込むことになりますが、来客数が少ない日にはせっかく作ったスープが無駄になってしまうことがあります。スープの仕込みにはさまざまな調味料や食材が必要になるため、場合によっては大きな損失になるでしょう。
一方で油そばは食品ロスやスープの廃棄コストを減らせるというメリットがあります

味に変化をつけやすい

スープがない油そばは、タレやラー油などでオリジナリティを出し、差別化しているお店が多くあります。
さらに、調味料やトッピングの組み合わせによって味に変化を出すなど、飽きさせない工夫ができ、リピーターの獲得につなげることができます

油そば店での独立や開業はフランチャイズで!

油そば店をこれから経営してみたいと考えた際にはフランチャイズを検討してみてはいかがでしょうか。フランチャイズに加盟することで、さまざまなメリットが得られます。

人気のレシピで提供できる

油そばは油やタレ、麺などのバランスが重要とされており、一見簡単そうに見えても、レシピの開発には時間も金銭的負担もかかるでしょう。
一方、フランチャイズ展開されている油そばは既に他店で提供されており、実績を見ることができます。安定して人気がある味はフランチャイズ加盟することでレシピや食材の仕入れを本部に任せることができ、開店までの負担が少ないところがメリットです。

ブランド力がある

油そばは徐々に人気が出ており、注目度が高い料理です。しかし、急に新しい店舗ができたとしても、集客につながるとは限りません。
フランチャイズを活用すれば、既に複数の店舗を展開している場合、知名度を利用できます。また、公式ホームページなどで新規店舗の開店を宣伝するなど、既存のファンが新店舗の情報を得やすい傾向にあり、自力での開業に比べて宣伝の負担が軽くなるでしょう。

本部のサポートを受けられる

フランチャイズ最大の魅力は本部のサポートといっても過言ではありません。本部のサポートには開業前の研修からじっさいに経営を始めてからのアドバイスなど、多岐に渡ります。
フランチャイズは各地にある店舗の情報から、より効果的な経営戦略を得ることができ、初めて飲食店を経営する人にとっても安心できるようなサポート体制が整っています。

フランチャイズ加盟できる油そば店

最後に、じっさいに加盟できる油そばのブランドをご紹介します。

油そば専門店ぶらぶら

日本でも最大の飲食激戦区である首都圏を中心に10店舗以上の展開をしており、直営店のすべてが黒字経営を達成中の人気油そば店です。最高級のカツオ節を使った毎日でも食べられる味で老若男女のリピーターを獲得しています。 最小8坪から開業ができるので、コストを抑えて開業しやすいでしょう。

東京油組総本店

株式会社サッポロ実業が展開する油そば店です。2022年時点で国内に50店舗以上、台湾に3店舗を展開しており、油そばの全国チェーン店の先駆けになりました。油そばは2種類の味が用意されており、味付けによって価格が異なるものの、麺の量を増やしても金額が変わらないところが特徴です。

麺屋かとむら

信州ブランド豚をチャーシューに使い、タレにもチャーシューの旨みを凝縮させた油そばが人気の油そば店です。単品メニュー以外に定食や丼ものの提供もしています。タレントのヒロミさん・松本伊代さん夫婦の行きつけ店として注目を集めるようになりました。現在は長野県を中心に国内7店舗と台湾1店舗を展開しています。

今後のラーメン店は個性が重要!油そば店開業にはフランチャイズ加盟が便利

ラーメンは日本を代表する国民食であり、全国に多くの店舗があります。そんなラーメン店のなかでも注目度が高い個性的なメニューを提供できる油そば店は、まだまだ今後の成長が見込める業態です。これから新たに油そば店の経営を考えている、または既にラーメン店を経営しているものの、より事業を成長させたいと考えている方は、油そば店のフランチャイズを参考にしてみると何かヒントが得られるかもしれませんよ。
ぜひ一度、油そば店のフランチャイズ資料を取り寄せてみてはいかがでしょうか。

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