ハウスクリーニングのフランチャイズの収入は?実際の収入例や収入を上げるコツも徹底解説

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年08月08日 公開 (2024年08月31日 最終更新)
ハウスクリーニングFC・収入目安や初期費用とは

ハウスクリーニング事業を始める魅力のひとつは、働けば働くほど収入が増える点。掃除のスキルを磨いてより多くの案件を請け負えば、それに応じて収入がアップする仕組みです。また、単価の高い案件を獲得すれば、仕事量はそのままに収入アップも見込めます。

しかし実際にどれくらい稼げるのか気になる人も多いのではないでしょうか。この記事ではハウスクリーニングフランチャイズの収入例と実際の加盟店の収入事情をご紹介。収入アップのコツや加盟時にかかる費用なども解説します。

ハウスクリーニングフランチャイズの初期費用とロイヤリティ

頑張り次第では高収入が狙えるハウスクリーニングのフランチャイズですが、加盟時はもちろん、加盟後もさまざまな費用が必要です。ここではハウスクリーニングのフランチャイズに加盟するにあたって必要な初期費用と、加盟後に継続的に支払う費用をまとめて紹介します。

初期費用

無店舗・ひとりでできることから、初期費用をおさえて開業できるのがハウスクリーニングビジネスの魅力です。掃除のスキルが必要ですが、フランチャイズなら未経験でも開業できます。

フランチャイズに加盟するときの初期費用の目安は80万から400万円ほどと本部によって差があります。ただし、「初期費用が安いから」という理由だけで選ばず、どんな項目にどれだけの費用が必要か比較検討するようにしてください。初期費用の代表的な項目は以下です。

加盟金

フランチャイズに加盟するとき本部に支払うのが加盟金です。本部の看板やロゴなどを使うための、いわば“使用料”のようなもので、金額はフランチャイズ本部によってさまざまです。

保証金

フランチャイズ本部に一時金として預けておくお金が保証金です。敷金のようなもので、たとえば売上が思うように伸びず、ロイヤリティの支払いが滞った場合などに保証金から支払います。

研修費

開業前に研修を受ける費用を研修費といいます。研修の日数は10日から2週間が平均のなか、「おそうじ本舗」では24日にもおよぶ充実の研修が用意されています。

設備費(商材費)

設備費は、業務に必要な機材や洗剤などの設備を用意するための費用です。自身で業者を調べて仕入れる必要はなく、基本的には本部指定の設備を一式購入できる点もフランチャイズのメリットのひとつです。

その他開業費

掃除の資機材以外にも、車両代や販促費・システム導入費・タブレット代・制服(ポロシャツ)などが必要になる場合があります。加盟前にどのような費用が必要か確認するようにしてください。

運営費

ハウスクリーニングのフランチャイズはほかの業種と比べて運営にかかる費用が少なく、利益率は70%以上ともいわれています。運営費として必要なロイヤリティとその他経費についてご説明します。

ロイヤリティ

本部の商標を利用したりノウハウやサポートを受けたりする対価としてロイヤリティを支払います。本部によって幅がありますが、ハウスクリーニングのフランチャイズの場合は集客サポートの有無によって大きく変わってきます。

その他経費(洗剤やガソリン・高速代)

ハウスクリーニングビジネスで経費としてかかるのは洗剤やガソリン・高速代などのほか、広告宣伝費や人件費がかかる場合もあります。

儲かるの!?ハウスクリーニングフランチャイズの平均収入

ハウスクリーニング事業をオリジナルで開業した際の収入は、年間400万から500万円が目安といわれています。フランチャイズであれば、本部から案件を紹介してもらえたり、ブランド力を武器に案件を獲得できたり、オリジナルで開業するよりも高収入を狙えます。

そこでハウスクリーニングフランチャイズ3社が公開している収益モデルを例に、実際の加盟店はどれくらいの収入を得ているのか見ていきましょう。あくまでも参考値であり、実際の収入を約束するものではありません。目安としてご覧ください。

カバーオールの収入例

「カバーオール」では本部が案件を紹介してくれるので、オーナーは営業不要です。しかも売上保証を導入しているので、自分のペースに応じて働けます。たとえば「売上保証60万円プラン」に加盟してオーナーひとりで開業した場合、月の収入の目安は45万4200円。開業初年度から年間で約545万円の収入が見込めます。

項目 金額
売上 60万円
ロイヤリティ 10万3800円(17.3%)
経費(洗剤・ガソリン代など) 4万2000円(約7%)
収入(月) 45万4200円
収入(年) 545万400円

おそうじ名人の収入例

おそうじ名人はフランチャイズではなく、下請け専門の代理店として開業できる点が特徴です。「カバーオール」と同じく、案件はすべて本部から依頼されるので営業する必要はありません。

オーナーひとりで開業した場合の月の売上は90万円ほどで、収入の目安は約67万円。品質やスピード、ホスピタリティによっても売上は変わってくるそうで、なかにはひとりで月200万円の売上を叩き出す加盟店も珍しくありません。

項目 金額
売上 90万円
ロイヤリティ 13万5000円
原価 4000円
その他経費 8万4500円
収入(月) 67万6500円
収入(年) 811万8000円

おそうじ本舗の収入例

店舗数業界No.1 を誇る「おそうじ本舗」では、ひとり開業で2年目の収益モデルとして月の収入67万円を見込んでいます。年間で計算すると約800万円です。

「カバーオール」や「おそうじ名人」とは違って売上が保証されているわけではなく、オーナー自身で営業をして案件を獲得する必要があります。ただ、顧客紹介制度やWeb集客支援などといった本部サポートが充実しているので、早期に安定して収入アップが期待できます。

項目 金額
売上 110万円
ロイヤリティ 6万円
原価 6万円
その他経費 31万円
収入(月) 67万円
収入(年) 804万円

ハウスクリーニングのフランチャイズで収入を上げるコツ

せっかく独立開業するなら、会社員時代よりも多くの収入を得たいのが本音ですよね。ここではハウスクリーニングのフランチャイズで収入を上げるコツを5つご紹介します。

自分に合った本部選びをする

経営方針や戦略などは本部によって異なるので、たくさん稼ぐためには自分に合った本部選びをするのが最初のポイントになります。たとえば、営業が苦手だったり掃除に専念したかったりする場合は、案件紹介や売上保証のある本部を選ぶなど、自身の適性や経営の方向性を踏まえて本部選びをするようにしてください。

フランチャイズをいい意味で利用する

フランチャイズで開業するメリットのひとつは本部によるサポートです。掃除はもちろん、集客を最大化させるためのノウハウなど、本部には多くの成功事例が蓄積されています。成功事例を共有してもらい、自身の事業に取り入れるようにしましょう。

また、研修会やオーナー会などで加盟店との横のつながりを作っておけば、困ったときの相談役にもなります。ときにはライバルになることもありますが、同じフランチャイズに加盟する仲間として切磋琢磨することが収入アップにつながるはずです。

カバーオール」では方針発表会や懇親会、エリアごとのオーナー会など、年に何度かオーナー同士が顔を合わせる機会があります。

定期で受注できる法人顧客を作る

高齢化や女性の社会進出などにより、ハウスクリーニング市場は大きな成長を遂げています。そういった背景もあって個人宅が売上の大きなウェイトを占めますが、定期で受注できる法人顧客を作っておくと収入アップが見込めます。

たとえば不動産の管理会社などの場合、3月の引越し繁忙期などにも依頼できるようにハウスクリーニング業社を探しています。また、商業ビルやオフィスでは定期で依頼できる清掃業社を探しています。個人からの案件を待つだけではなく、空いた時間には法人の顧客を作るための“攻め”の営業も必要です。

掃除のスキルを磨いて他社と差別化する

ハウスクリーニングの需要増とともに、競合も増えて顧客の奪い合いが生じています。安定して収益を上げ続けるにはリピートしてもらうのが重要で、そのためには仕上がりに満足してもらうのが最低条件です。

ハウスクリーニングとひと口にいっても、掃除する箇所によって使う資機材は異なります。お客様に満足してもらい、リピートを獲得し続けるために常に掃除のスキルを磨くようにしましょう。

スタッフを雇って事業(エリア)を拡大する

案件が増えてきたら、スタッフを増やすのも自身の収入をアップさせるための策のひとつといえます。今後もハウスクリーニング市場は成長することが予想されています。いまのうちに事業を拡大して盤石な体制を作っておけば、今後需要が増えたときにも安心です。

先輩オーナーの収入例

実際の加盟店はどれくらいの収入を得ているのでしょうか。フランチャイズWEBリポートが独自に取材した先輩オーナーの収入例をご紹介します。

おそうじ本舗「本部からの紹介案件もあり、半年で月100万円の売上に到達」

26歳のときに未経験で「おそうじ本舗」のフランチャイズに加盟した女性オーナーは、開業から半年で月100万円の売上に到達。初年度の売上は最終的に800万円まで伸びたそうです。それを実現させたのは本部からの案件紹介があったのはもちろん、オーナーの絶えまぬ努力があったから。

開業当初に近隣店舗のオーナーをヘルプに呼び、掃除のノウハウを吸収してスキルアップしていきました。開業から2年が経ったころには正社員を2人雇用。その結果、2年目の売上は1000万円、3年目は1500万円、4年目は2000万円と右肩上がりに伸びていきました。

COVERALL「売上保証制度で営業ゼロで3ヶ月目で売上60万を達成」

病院やマンションのメンテナンス経験を活かすためにハウスクリーニングのフランチャイズに加盟を検討したオーナーは、会社員時代よりも収入がダウンすることを不安視していました。

しかしカバーオールでは、希望に合わせて「60万円」「75万円」「110万円」など、売上を保証する制度があります。彼は会社員時代の給料と照らし合わせ、60万円の保証プランでカバーオールのフランチャイズに加盟。加盟前の不安もなんのその、開業から3ヶ月で売上60万円を達成しました。

おそうじ名人「休みなしで働いて初月から月100万円の利益を実現」

週休2日で働きたい人もいれば、休みなくガッツリ働きたい人もいます。2021年に「おそうじ名人」の代理店に加盟したオーナーは後者で、初月から休みなく働いて100万円近い利益を稼ぎ出したといいます。

それだけ稼げたのは、おそうじ名人では案件をすべて本部から紹介してもらえるので現場に専念できるから。また、経費がほとんどかからないのも稼げた理由として教えてくれました。

ハウスクリーニングフランチャイズなら高収入が狙える!

利益率が高く、高収入を狙えるハウスクリーニングフランチャイズ。開業してすぐに月の売上100万円を実現できるなど、夢のあるビジネスといえます。しかし「ハウスクリーニングのフランチャイズはたくさんあって選べない……」という人もいるはずです。

【徹底比較】ハウスクリーニングの人気フランチャイズTOP10」の記事でハウスクリーニングフランチャイズランキングTOP10を紹介しています。それぞれを比較しながら、ぜひ選んでみてください。

ハウスクリーニングFC・収入目安や初期費用とは

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