カレー屋フランチャイズの人気ランキングTOP7!選び方や開業資金の相場なども解説

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年09月18日 公開
カレー屋フランチャイズ人気ランキング|開業のメリットや選び方もご紹介!

飲食店の開業や経営を成功させるなら、人気のメニューを採用することは欠かせません。そこで注目したいのが「カレー屋」です。カレーは日本の国民食として広く愛されており、実際にカレーをメインにした飲食店は多く存在します。

しかし、まったくの未経験からカレー屋を立ち上げるのは大変です。そこでこの記事では、手厚いサポートを受けられる「フランチャイズ」でのカレー屋開業について解説するとともに、人気のカレー屋フランチャイズをランキングでご紹介します。飲食店の開業を考えている方は参考にしてみてください。

カレー屋フランチャイズの市場性

カレーは国民食として非常に人気が高く、家庭ではもちろん、学校給食や社食などでも定番のメニューです。じっさいにバイドゥ株式会社が2023年に実施した『Z世代が選ぶ!!「好きな給食メニューTOP10」』では揚げパン、フルーツポンチに続いて3位に入っており、全国の自治体が実施した調査でも1位を獲得しているケースが多くなっていました。また、2022年にニフティ株式会社が小中学生を対象に実施したアンケートでは51%がカレーに投票しており、1位を獲得しています。

洋食系チェーン店の数では業種別に見るとカレー屋はもっとも多く、チェーン店別で見ても、カレーハウスCoCo壱番屋は2位のハンバーグレストランびっくりドンキーに大差をつけています。カレーハウスCoCo壱番屋は2023年1月時点で1,218店舗、ハンバーグレストランびっくりドンキーは327店舗なので、4倍近い差があります。

ブランド名 店舗数(2023年内の公開データ)
CoCo壱番屋 1,455店舗
ゴーゴーカレー 1,281店舗
日乃屋カレー 97店舗
カレーショップC&C 19店舗
インデアンカレー 10店舗

カレーチェーン店ではカレーハウスCoCo壱番屋とゴーゴーカレーが突出して多いものの、カレーハウスCoCo壱番屋とゴーゴーカレーの間だけでも174店舗差がありました。

カレー屋フランチャイズに加盟するメリット

さまざまな種類がある飲食店のなかでもカレー屋をフランチャイズで開業するメリットには何があるのでしょうか。フランチャイズ開業のメリットだけでなく、カレー屋ならではのメリットもこちらで解説します。

【メリット①】調理が楽になる

カレーは自宅でも作れるため、手軽なメニューと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、おいしいカレーをスパイスから作るのは非常に難易度が高いです。多くのスパイスを組み合わせたり、配分を考えたりする必要があるため、自分で開発しようと思うと時間と労力が必要です。

多くのカレー屋フランチャイズでは、セントラルキッチンと呼ばれる工場でルーを仕込み、店舗に卸す方法で提供しています。そのため、自力で商品開発をする必要がありません。フランチャイズ開業なら店舗でカレーを仕込まないため手間がかからず、味も担保されることがメリットです。複数メニューの展開も自力開業に比べてしやすいでしょう。

【メリット②】ブランド力を活かせる

自力でカレー屋を開業するには、まずお客さんに知ってもらわねばなりません。知名度を上げ、少しずつリピーターを増やすことが集客の基本です。しかし、自力開業では宣伝にも労力が必要になるだけでなく、思ったよりも集客につながらないリスクもあります。

一方、フランチャイズ開業は、本部が築いた知名度を活かして開業できることがメリットです。既に同じ名前で開業している店舗があるので、ブランドに対しての固定客もいる状態で始められ、開業リスクを抑えられるでしょう。

【メリット③】経営の支援もしてもらえる

カレー屋経営はカレーを作って提供するだけではありません。スタッフや売上の管理・事務・集客施策・発注などやることが非常に多くあります。とくにこれまで飲食業界の経験がなかった人や、脱サラで始める人にはハードルが高く感じるでしょう。

しかし、フランチャイズ開業は店舗の運営・経営を本部に支援してもらえます。経営ノウハウが豊富な本部からアドバイスをもらうことができるので、より良い店舗づくりを効率的にできるでしょう。また、研修会などに参加することで、経営者としての成長にもつながります。

カレー屋フランチャイズに加盟するデメリット

カレー屋のフランチャイズ開業には注意しておきたいこともあります。事前にデメリットについても考え、後悔しないようにしておきましょう。

【デメリット①】本部に費用を払う必要がある

フランチャイズは加盟する際に加盟金が必要です。加盟金の金額はフランチャイズブランドによって大きな差があり、なかには0円のブランドもあります。外食事業での加盟金相場は160万~200万円なので、興味があるフランチャイズブランドがある場合は事前によく確認しておきましょう。

また、加盟金以外にも売上の一部をロイヤリティとして支払い続けなければなりません。飲食店のロイヤリティの相場は3~10%ほどですが、カレー屋は原価率が高いほうなので、比較的低めに設定されていることが多いです。ブランドによってはロイヤリティが定額なところもあるので、加盟金とあわせて確認しておくことをおすすめします。

【デメリット②】経営の自由度が低い

自由にオリジナリティあふれる店舗経営をしたい場合は、フランチャイズが向いていないかもしれません。フランチャイズは既存ブランドの看板や商品を利用できる一方で、ブランドが持つイメージやシステムを守って経営しなくてはなりません。そのため、独創性がある店舗づくりは基本的に難しいと考えておきましょう。ただし、なかには一部の裁量を店舗側に持たせているブランドもあります。制限はありますが、個性ある店舗経営をしたい場合はそのようなブランドを探してみるとよいでしょう。

自分にあうカレー屋フランチャイズの選び方

フランチャイズでカレー屋の経営を成功させるには、自分にあったフランチャイズブランドを選ぶことが大切です。これから紹介する選び方のポイントを押さえて、自分にあったフランチャイズを見つけてください。

サポートで選ぶ

フランチャイズのメリットでもあるサポートですが、具体的なサポート内容はブランドによって異なります。脱サラ開業や飲食業界未経験で開業を目指す場合は、手厚いサポートがあるブランドを選ぶとよいでしょう。

カレー屋フランチャイズの場合、数あるフランチャイズのなかでも、CoCo壱番屋(ココイチ)は開業前の教育に力を入れていることで有名です。「ブルームシステム」といって、フランチャイズで開業する前に数年間社員として働き、のれん分けのような形で開業する仕組みを導入しています。時間はかかりますが、十分な経験とノウハウを積むことができるメリットがあります。詳しくは「CoCo壱番屋(ココイチ)のフランチャイズは加盟できる?人気のブルームシステムについても解説!」で紹介していますので、ぜひご一読ください。

開業資金の低さで選ぶ

開業には多くの資金が必要です。十分な資金を集めるのが難しい場合は、開業資金がどれくらいかかるのかを調べましょう。自己資金が少ない、または開業のリスクをできる限り抑えたい場合は、開業資金の安いフランチャイズを選ぶことをおすすめします。カレー屋のなかには、実店舗を持たないゴーストレストラン形式で出店できるフランチャイズもあります。実店舗を持たないことで物件取得費や維持費が大きく削減できるので、検討してみてはいかがでしょうか。

特徴で選ぶ

カレー屋はチェーン店以外に個人店も多く、人気が高いため、競合も多く存在します。そのため、集客には他の店舗との差別化が重要です。フランチャイズにも、競合との違いを大きく押し出せる特徴的なブランドは存在します。たとえば、石川県金沢市のご当地カレー「金沢カレー」を提供するゴーゴーカレーなどが特徴的な有名ブランドです。加盟前に、どのような特徴があるのかを調べておくと、ブランドごとに違いを比較しやすいでしょう。

カレー屋フランチャイズの開業費用や資金

続いて、カレー屋のフランチャイズ開業に必要な費用や資金を解説します。フランチャイズ店のカレーは仕込み済みの状態で各店舗に届くため、特別な設備は必要ありません。簡単なトッピングなどを調理するスペースと、フライヤーがあれば十分です。そのため、設備に費用がかかる飲食店のなかでも、カレー屋は開業資金が低い傾向にあります。

一例として、人気カレーチェーン「日乃屋カレー」の場合、約10坪イートイン店舗なら500万~850万円ほどで開業できます。物件取得費は別途必要ですが、同じように物件取得が必要な飲食店のなかでは値段を抑えられます。簡単な内訳は下記のとおりです。

○加盟金:130万円
○保証金:50万円
○調理機材:60万円
○研修費用:5万円
○内外装施工費:120万円
○その他:160~480万円

カレー屋フランチャイズ人気ランキングTOP7

最後に、フランチャイズ開業できる人気カレー屋をランキング形式で紹介します。気になるブランドがあればぜひ資料を取り寄せてみてください。

順位 ブランド名 募集開始年 自己資金目安
第1位 日乃屋カレー 300万円以上
第2位 マジカレー(MAJI CURRY) 2020年 670万円以上
第3位 小麦の禁断症状 2022年8月 300万円以上
第4位 Cfarm 2016年12月 200万円以上
第5位 メニューオンプラスワン 2023年8月 20万円以上
第6位 芸能人カレー部 2009年11月 500万円以上
第7位 インド亭+7 2021年 70万円以上

【第1位】日乃屋カレー

日本最大級の「神田カレーグランプリ」で2013年に優勝、2015年に史上初の殿堂入りを果たした人気カレー屋です。古き良き日本のカレーを追求しており、何度でも食べたくなるような味にこだわっています。基本的なメニューは温めたルウをごはんにかけるだけなので、飲食業界未経験でも簡単かつ安定した味を提供することができます。

【第2位】マジカレー(MAJI CURRY)

創業わずか7ヶ月で日本最大級の「神田カレーグランプリ」優勝を果たした人気カレー屋です。ミシュラン店を渡り歩き活躍するシェフが監修した、10種類以上のスパイスを調合したこだわりのカレーを提供できます。本部である株式会社サンパークはフランチャイズの加盟経験が豊富なので、効率的な開業・経営ノウハウを学べます。

【第3位】小麦の禁断症状

小麦の禁断症状は、チャンネル登録者数170万人の人気YouTuber「ラファエル」が研究・開発したカレーパン専門店です。話題性が高いだけでなく、近年のカレーパンブームによる相乗効果で本店はオープン初月に月売3万個を達成しました。申請が承認されれば、自店舗オリジナルのパンを販売できる自由度の高さも魅力です。

【第4位】Cfarm

化学調味料や保存料、合成着色料を一切使用していない『無添加』にこだわったカレー屋です。7種類の野菜と16種類のスパイスが使われたカレーは美容・健康・ダイエット志向の女性層を狙えます。出店する立地や商圏に応じて、ランチはカレー、アイドルタイムはカフェ、夜はソフトバルと最大3業態運営ができるのも魅力です。

【第5位】メニューオンプラスワン

大阪の行列店「ジパングカリーカフェ」の和風カレーを、既存飲食店で提供できるフランチャイズです。西日本最大のカレーイベント「カレーExpo西日本GP2018」で準グランプリを受賞したカレーは、メディア取材300本超と話題性も申し分ありません。廃棄される規格外の米を「米粉」に加工し、SDGsの観点からも注目を集められます。

【第6位】芸能人カレー部

カレーを愛する著名人によって結成された芸能人カレー部がプロデュースしたカレー屋です。石田純一・森下千里・ラサール石井・新山千春・武蔵といった著名人が、それぞれ考案したこだわりのメニューを提供できます。販売価格は550円からなので、誰でも気軽に訪れられ、幅広い客層を狙いやすくなっています。

【第7位】インド亭+7

インド料理を中心に計8ブランドを扱えるゴーストレストランフランチャイズです。実店舗が不要でデリバリーに特化しており、開業費用を大きく抑えられます。インドで10年以上腕を磨いたコックがインドから取り寄せたスパイスを使用し、手作りナンと提供する本格派カレーは30年近く支持されているほど人気があります。

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運営実績20年超を誇る、フランチャイズWEBリポートの編集部です。120以上のフランチャイズや代理店などのビジネス情報を紹介中!加盟オーナーのリアルをお届けするため、積極的なインタビュー活動を行なっています。そのほか、業態や働き方に注目したビジネス特集記事、アンケート調査やメルマガの配信など、フランチャイズに関わるさまざまなコンテンツを掲載・発信しています。

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