CoCo壱番屋のフランチャイズは加盟できる?人気のブルームシステムについても解説!

宮原 史知 |2024年07月18日 公開 (2024年10月24日 最終更新)
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

全世界に1400店舗以上を展開する国民的カレーチェーン、CoCo壱番屋(ココイチ)。そんなココイチのフランチャイズオーナーになれたら…なんて夢を抱いている方も多いのではないでしょうか?じつは、ココイチには独自の「ブルームシステム」という社員独立制度があります。一般的なフランチャイズとは異なり、ココイチの社員として経験を積み、認められた人だけが開業できるという、ちょっと変わった仕組みなんです。

今回は、このブルームシステムを中心に、ココイチのフランチャイズについて詳しくご紹介します。カレー好きの皆さん、ぜひ最後までお付き合いください!

CoCo壱番屋(ココイチ)とは?

世界で1400店舗を展開するNo.1カレーチェーン

ココイチの歴史は、1978年に愛知県名古屋市で誕生した小さなカレー屋さんから始まりました。正式名称は「カレーハウスCoCo壱番屋」。1980年にはフランチャイズ1号店も開業。およそ40年後の2024年2月末時点には、国内に1245店舗、海外にも200店舗以上を展開する大人気チェーンに成長しました。

王道カレー+自由なトッピングで不動の地位を獲得

ココイチが目指すのは、家庭で食べるような、毎日食べても飽きない味。だからこそ、老若男女を問わず幅広い層に愛されています。

さらに、ココイチの魅力は「自分だけのカスタマイズ」ができること。ご飯の量やトッピング・辛さなど、およそ12億通りの組み合わせが可能。自分好みのカレーを作れる満足感や特別感も、多くのファンを魅了している理由の1つです。

そんなココイチ、近年ではカレーの本場インドをはじめ、世界中で「Japanese Curry」として親しまれるようになってきました。ココイチの魅力は、国境を越えて広がっているのです。

ココイチフランチャイズの特長【ブルームシステム】

ココイチのフランチャイズ最大の特徴は、独自の社員独立制度「ブルームシステム」でしょう。フランチャイズについて詳しくない方でも、テレビなどで名前だけは聞いたことがあるかもしれません。

一般的なフランチャイズの大きく異なる点は、広く加盟オーナーを募集するのではなく、社員から育てて認められた人だけが加盟・開業できるという点です。イメージとしては、ラーメン屋さんでよく見られる「のれん分け」に近いです。

ブルームシステムは手間と時間がかかる方法ですが、その甲斐もあってか、ココイチのオーナーは10年間で約91%という高い継続率を誇っています(2023年6月時点)。

ココイチのフランチャイズに加盟する方法

独立支援制度から加盟可能!

ココイチでは、一般に広く加盟オーナーを募集していません。そのためココイチの開業を目指す方は、まず株式会社壱番屋の社員となり、必要なスキルや経営ノウハウを身につけるところから始まります。

社員は9つの等級で評価されており、一定のマネジメントスキルなどを認められた3等級以上の人が、晴れて独立開業できる仕組みとなっています。

等級 求められる能力
1 不振店を改善し、売り上げを伸ばし利益を出すことができる
2 適正な収益確保ができる
3 適正な原価管理ができる
4 人事管理・部下の教育ができる
5 売上を予測した適正なシフトを組むことができる
6 お客様に応じたオペレーションを単独でできる
7 オペレーションを単独でできる
8 洗い場・ライス管理ができる
9 壱番屋のニコ・キビ・ハキを学び、実践

等級は勤続年数にかかわらず実力で評価されます。開業までの道のりは大変そうに思えますが、その分しっかりとスキルが身につくので、開業後のリスクを抑えられるのがブルームシステムの魅力です。

開業までの流れ

つづいてココイチのフランチャイズに加盟するまでの流れを簡単にまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

1.説明会に参加する

まずは説明会に参加しましょう。CoCo壱番屋の募集ページから説明会を予約できます。参加できるのは本人だけ。当日は筆記具の持参を忘れずに!

2.選考手続き

説明会後に選考に向けた案内が行なわれます。ココイチの募集ページに「求める人物像」が紹介されているので、事前にチェックしておくといいでしょう。

3.社員として経験を積む(ブルームシステム)

選考を無事通過したら、社員としてココイチに入社。給与を得ながら経営スキルを身につけられます。さまざまな立地や客層の店舗で経験を積めるのも魅力的ですね。

ココイチが設けている等級で3以上の評価を得たら開業できるようになります。

4.開業

等級で実力が認められたら、希望立地などを考慮のうえ開業に向けて準備を進めることになります。入社から最短でも2年かかるようです。焦らず、じっくり準備を進めましょう!

ココイチ以外のカレー屋フランチャイズ

「ココイチのフランチャイズはハードルが高い…」
「できるだけ早くカレー屋を開業したい!」

という方は、ココイチ以外のカレー屋フランチャイズを検討するのも一つの選択肢です。参考までに、いくつかのカレーチェーンをご紹介します。

全店黒字化を達成!「日乃屋カレー」

日本国民が食べ慣れた「日本カレー」を追求する「日乃屋カレー」。神田カレーグランプリで殿堂入りする確かな味で多数のファンがいます。7席の省スペース店舗でもはじめられるので、初期費用を抑えられるのが特徴で、個人での独立開業でも嬉しいですね。

ミシュラン出身シェフの自信作「マジカレー」

カレー好きによるカレー好きのカレーがマジカレー(MAJI CURRY)です。世界で愛されるスパイシーなカレーと日本の伝統的なカレーを融合させ、ミシュランシェフ協力のもと完成した一皿は珠玉!神田カレーグランプリで400店以上を抑えグランプリに輝いた味は間違いなしです。

伝説の金沢カレーを提供「ゴーゴーカレー」

黒くドロっとしたルー、山盛りの千切りキャベツ、ソースカツが1皿に盛り付けられた個性的なカレーを、先割れスプーンで食べる新体験!熱狂的なファンも多い「金沢カレー」を提供できます。一風変わったカレー屋をオープンしたい方にピッタリのフランチャイズです。

瀬戸内の恵みを凝縮「淡路島カレー」

淡路島の農家から仕入れた厳選玉ねぎと、淡路島で仕込んだ鶏ガラ&香味野菜スープが決め手の「淡路島カレー」を提供できます。玉ねぎの甘みとスパイシーな味付けが調和した、大人のためのカレーでファンを魅了しています。

まとめ

いかがでしたか?ココイチのフランチャイズは、一般的なフランチャイズと比べると時間もかかり、ハードルも高そうに感じるかもしれません。しかし、その分しっかりとした経営力が身につき、開業後も安定した経営が期待できるんです。カレー好きの皆さん、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

これを読んでいるあなたも近い将来、大好きなココイチのオーナーとして、お客様に笑顔を届ける日がくるかもしれません。カレーの香りとともに、素敵な未来が待っていることを願っています!

フランチャイズWEBリポートの宮原 史知

フランチャイズメディア 編集者兼ライター
宮原 史知

大阪府堺市出身の編集者・ライター。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作に携わる。Webプログラミングや動画編集・SEO分析をはじめとした、幅広い業務経験を活かした記事制作が強み。既知のテーマに対して新しい視点を提供し、読み手が「ワクワクする」ようなコンテンツ作りを信条としている。

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