コインランドリーフランチャイズの人気ランキングTOP5!選び方や収入目安も解説
近年大きな注目を浴びているコインランドリーのフランチャイズ。利回りが高いため投資目的ではじめる人もいれば、節税対策として異業種参入する法人も多くいます。
コインランドリーフランチャイズとひと口にいっても、さまざまな本部があって特徴などもそれぞれ異なります。この記事ではコインランドリーフランチャイズの人気TOP5を紹介します。コインランドリー経営にありがちな失敗や、フランチャイズ加盟した場合の初期費用なども解説しています。
コインランドリー市場が注目される理由
厚生労働省の調査によると、コインランドリーの数は右肩上がりに増え続けていて、1996年の1万228店舗から2013年には1.65倍にあたる1万6993店舗まで増えています。また、コインランドリーの専門誌である「ランドリービジネスマガジン」の推計だと、2013年以降も変わらず増加傾向にあり、2024年には2万5000店舗に達しているといいます。
その背景のひとつとなっているのが、共働き世帯の増加です。女性の社会進出が進み家事にかける時間が減ったことで、週末などにまとめて洗濯から乾燥までできるコインランドリーのニーズが高まっています。
また、異常気象もコインランドリー市場にとってはポジティブな要因になります。近年は地球温暖化の影響でゲリラ豪雨などが増え、安心して外干しできない状況が続いています。アレルギー疾患患者が増加していることもコインランドリー市場が注目されている理由のひとつです。コインランドリーの乾燥機はダニを死滅させられることから、アレルギー疾患患者のなかにはコインランドリーを利用している層も一定数いるといわれています。
今後も女性の社会進出が進むことが予想されていて、さらには地球温暖化による異常気象も続くことから、コインランドリー市場の成長が見込まれます。
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コインランドリー経営にありがちな失敗例
利回りが高いといわれているコインランドリー経営ですが、ビジネスである以上、失敗する可能性もあります。
失敗の要因として多いのが、リピーターを獲得できなかったパターンです。なかには無人経営を検討している人もいるかもしれませんが、とくにオープン当初はオーナー自ら店頭に立ち、実際の顧客の声をヒアリングすることで顧客理解を深める必要があります。
また、コインランドリー経営は“立地ビジネス”といわれるくらい立地が重要になります。コインランドリー経営には適さない立地で開業してしまうと、思うように集客できずに失敗するケースも珍しくありません。
そのほかの失敗パターンについては、下記の記事で詳しく紹介しています。失敗しないためのポイントもあわせて解説していますので、コインランドリー経営を検討している方はあわせてご覧ください。
<コインランドリー経営に失敗する理由7つ!なぜフランチャイズがおすすめなのか?>
コインランドリーをフランチャイズで開業するメリット
コインランドリー経営をする場合、個人で開業する以外にフランチャイズに加盟して開業するパターンがあります。フランチャイズだと加盟金やロイヤリティが必要となりますが、それ以上に多くのメリットが存在するケースがあります。
そのひとつが立地です。コインランドリー経営は立地によって売上が大きく左右されるものの、ノウハウがないとどのような立地に開業すればよいのかわかりません。フランチャイズならこれまでの経験から最適な立地を紹介してもらえるだけでなく、商業施設や駅前の一等地など、個人では紹介してもらえない立地に開業できる可能性もあります。
また、運営面でもフランチャイズには多くのメリットが存在します。たとえば「ブルースカイランドリー」では運用のすべてを本部が代行してくれるので、本業があってコインランドリー事業に手を回せない場合も心配ありません。
そのほか、最適な機器選定をサポートしてくれたり、融資サポートをしてくれたりするので、ノウハウがなくても安心してコインランドリー経営をスタートできるはずです。
コインランドリーフランチャイズの初期費用
新たな事業をはじめるときに気になるのが初期費用です。フランチャイズに加盟してコインランドリー経営をはじめるには、初期費用の目安として数千万円が必要になります。店舗の規模によって初期費用に幅があり、たとえば小規模店なら1000万円ほどで開業できる一方、大型店となると5000万円が必要になるケースもあります。
一例として、布団洗いに特化した「フトン巻きのジロー」では、機械2台で開業できるプランを用意。加盟金などを含めて1100万円で開業できるとしています。また、「ブルースカイランドリー」ではスタンダードモデルで約4700万円を要するなど、フランチャイズ本部や規模によって大きく異なります。
コインランドリーフランチャイズの運転資金
コインランドリーフランチャイズは飲食店などのように人件費をほぼ必要とせず、運転資金を抑えて運営できる点が魅力のひとつです。運転資金としては、ロイヤリティや水道光熱費・消耗品費・家賃・返済費用などが必要となります。
ロイヤリティとは本部の商標を利用するほか、ノウハウやサポートを受ける対価として支払う費用のことをいいます。相場は売上の5〜10%程度で、たとえば「フトン巻きのジロー」の小規模店舗プランでは、売上の7%をロイヤリティに設定しています。
コインランドリーフランチャイズの収入目安
数千万円の初期費用が必要なコインランドリーフランチャイズですが、収益性の高いビジネスとして注目されています。たとえば「TOSEIのコインランドリー」では、大規模店における収益(収入)が約43万円/月で、ランドリー機器などの返済がすべて完了すれば約80万円/月の収益を見込んでいます。
また、小規模店でも返済が完了すれば約50万円/月の収益が期待できることから、複数店舗を展開すれば“第二の柱”や“第三の柱”としても十分に成り立つビジネスといえるでしょう。
コインランドリーフランチャイズの初期費用や運転資金、収益などについては、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
<ランドリーフランチャイズの初期費用は?運転資金や収入も徹底解説!>
コインランドリーフランチャイズの選び方
世の中にはコインランドリーのフランチャイズがたくさんあり、どう選んでよいのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
選び方は人それぞれですが、たとえば実績で選ぶのもひとつの方法です。「フトン巻きのジロー」はフランチャイズ加盟店だけでなく、直営店を40店舗以上展開しています。また、2023年には東京証券取引所の「TOKYO PRO Market」に上場していることから、安心して加盟できるコインランドリーフランチャイズのひとつといえます。
費用で選ぶのも選び方のひとつです。コインランドリーフランチャイズによって初期費用や運転資金は異なります。費用は店舗の規模に伴って上下し、大型店をメインに展開しているフランチャイズもあれば、小型店をメインに展開しているフランチャイズもあります。
コインランドリーフランチャイズ人気ランキングTOP5
順位 | ブランド名 | FC開始年 | 自己資金目安 |
---|---|---|---|
1位 | フトン巻きのジロー | 2018年 | 415万円以上 |
2位 | TOSEIのコインランドリー | - | 500万円以上 |
3位 | ブルースカイランドリー | 2015年6月 | 2000万円以上 |
4位 | WASH&FOLD | - | 1500万円以上 |
5位 | マンマチャオ | 2000年9月 | 1000万円以上 |
【1位】フトン巻きのジロー
「フトン巻きのジロー」は布団洗いに特化したコインランドリーフランチャイズです。平均月商は一般的なコインランドリーの約4倍の160万円で、2020年12月には平均月商240万円を達成しています。2023年8月には東京証券取引所のTOKYO PRO Marketに上場。「坂上&指原のつぶれない店」「がっちりマンデー!!」など多くのTV番組でも紹介されています。
【2位】TOSEIのコインランドリー
コインランドリー機器のメーカーである「TOSEI」は1950年に創業した老舗企業です。累計8500店舗のコインランドリーでTOSEIの洗濯乾燥機が導入されているなど、確かな実績を誇ります。メーカーでもあるTOSEIはフランチャイズ展開もしていて、業界No.1のシェア率を誇るTOSEIの機械でコインランドリー経営をスタートできます。
【3位】ブルースカイランドリー
「ブルースカイランドリー」のフランチャイズの特徴はすべての運営を本部が代行してくれる点です。日々の清掃業務やトラブル対応、集金業務などはもちろん、清掃スタッフの採用や勤怠管理も本部が行ないます。オーナーは日々の売上を確認するだけ。法人の節税対策としても選ばれています。
【4位】WASH&FOLD
「WASH&FOLD」は洗濯に特化した家事代行サービスで、洗濯から乾燥、たたみまで一括して請け負います。そのほか布団の丸洗いや靴・かばんの修理、洋服のリペアなどさまざまなニーズを満たします。専任のスタッフが店舗に常駐しているので、女性でも気軽に利用できる点が特徴といえます。
【5位】マンマチャオ
「マンマチャオ」はカラダにも地球にもやさしいエコランドリーで、自動投入される洗剤と仕上げ剤は、やしの実を主原料とした100%有機オーガニックでお肌の弱い方でも安心。すすぎ1回のエコシステムで節水節電し、資源を無駄遣いしないのも特徴のひとつ。トラブルなどは24時間365日コールセンターが対応するので無人での経営も可能です。
コインランドリーフランチャイズならリスクを軽減できる
女性の社会進出や地球温暖化を背景に、店舗数が右肩上がりに増加し続けているコインランドリー。今後もこの傾向は続くことが予想されています。
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10年の雑誌編集部経験を経て、2016年にフリー編集者・ライターとして独立しました。その後の2023年にオウンドメディア支援(記事制作代行)をメイン事業とする「株式会社Wordeal」を設立。“上位表示だけでなくCV獲得まで伴走型でサポート”をモットーに、フランチャイズWEBリポートをはじめ多くのWEBメディアで記事を制作しています。
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