コインランドリー経営に失敗する7つの理由!なぜフランチャイズがおすすめなのか?

幸谷 亮 |2024年11月06日 公開
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

節税対策になるうえ、無人でも経営できることから注目を浴びているコインランドリー経営。しかしビジネスである以上、失敗することも十分に考えられます。

この記事ではコインランドリー経営にありがちな失敗例を7つ紹介します。そのうえで、コインランドリー経営はフランチャイズがおすすめの理由と、本部選びのポイントもあわせて解説します。コインランドリー経営に興味のある人は必見です。

コインランドリー経営にありがちな失敗7例

「失敗は成功のもと」とはよくいうものの、取り返しのつかない失敗は避けたいのが本音です。まずは、コインランドリー経営にありがちな失敗例を7つご紹介します。

①立地が悪く、集客できずに失敗

コインランドリー経営は“立地ビジネス”といわれるくらい立地が重要な要素のひとつになります。空きテナントや居抜き物件でコインランドリーを開業すれば初期費用を抑えられる一方、立地選びを間違ってしまうと集客できずに失敗することがあるので最大限の注意が必要です。

たとえば、一般的にオフィス街や目立たない立地、人通りが少ない立地はコインランドリー経営には不向きといわれています。自己所有地がある場合でも、コインランドリー経営に向いていない場合はほかの事業で検討するのが賢明といえます。

②リピーターを獲得できずに失敗

コインランドリー経営を安定させるにはリピーターの存在が重要です。しかしコインランドリーが増えているいま、リピーターを獲得するのは簡単ではありません。ではどうリピーターを獲得すれば良いのでしょうか。

たとえば女性でも気軽に利用できるように明るく安全で清潔な店内を心掛けるほか、キャッシュレス決済やアプリケーションを導入してリピートにつなげるなどの施策があります。

③競合と差別化できずに失敗

異業種からの新規参入が急増し、コインランドリー業界は競争が激化しています。そこで必要不可欠なのが競合との差別化ポイントです。たとえば布団や毛布、スニーカーなどが洗える機器を導入して差別化することもひとつの手です。

一例として、「フトン巻きのジロー」は布団洗いに特化したコインランドリーで、ほかにはないサービスと店舗デザインで利用者の信頼を獲得。テレビなどのメディアでもたびたび紹介されているなど、差別化に成功している事例のひとつといえます。

④正しい機器選定ができずに失敗

コインランドリー経営をはじめるにあたり必要な費用の大半は洗濯機器の費用です。素人目では同じような機器が並んでいるようように見えますが、種類や特徴、デザイン、価格はそれぞれ異なります。

たとえば容量が少ないのに洗濯に必要な時間が長かったり、中型で十分なのに大型の乾燥機しか置いていなかったり、ユーザーのニーズを無視した機器選定をしてしまうと集客できずに失敗する可能性も考えられます。

⑤良い人材を採用できずに失敗

なかには無人経営できることに魅力を感じてコインランドリー経営に興味を持っている人もいるはずです。基本的には無人でも運営できますが、清掃や機械のトラブル、両替機への補充など定期的な管理は必要になります。

スタッフを雇用する場合でも、多くは任意の時間にコインランドリーを訪れてもらい、1時間ほどかけて清掃やお客様対応などをしてもらうのみです。しかし遠隔でのマネジメントになることが多く、良い人材を採用できないと清掃が中途半端で衛生面が確保できずに顧客離れが起きてしまうこともあります。

⑥適切なクレーム対応ができずに失敗

完全無人のコインランドリーの場合、トラブルが起こってもその場で解決できないことが多々あります。その結果、顧客が競合のコインランドリーに流出してしまうことも珍しいことではありません。

満足してもらってリピートにつなげるためにも、とくにオープン当初は昼間の時間帯限定でも構いませんので、常勤のスタッフを雇うなどして適切にクレーム対応できる体制を整えておくことが重要です。たとえば「ブルースカイランドリー」のフランチャイズでは、クレーム対応だけでなく、清掃や両替機への補充などといった運営業務はすべて本部が行なってくれます。

ブルースカイランドリーのフランチャイズについては、「【話題】FCショーで最も注目を集めた『コインランドリー』のフランチャイズ本部に話を聞いてきた」で詳しく紹介しています。こちらの記事もあわせてご覧ください。

⑦収支予測が甘く、資金が不足して失敗

コインランドリー経営における売上は一般的に10坪程度で月商30万~40万円ほど、20坪程度で月商60万~70万円ほどといわれています。この数字はあくまでも目安で、オープン当初は下回ることも十分に考えられます。

融資を受けてコインランドリーを開業する場合には収支予測を甘く見積もらず、最悪のパターンも考えた返済計画を立てるようにしましょう。収支計画が甘いと、借入金を返済できずに失敗してしまうこともあります。

コインランドリー経営はフランチャイズがおすすめな理由

自身でコインランドリーを経営すれば、収益をまるまる得られる一方、立地や機器の選定、日々の運営などに不安がある人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのがフランチャイズによるコインランドリー経営です。ここではコインランドリー経営にフランチャイズがおすすめな理由を4つ紹介します。自己経営に特別なこだわりがなければ、まずはフランチャイズでスタートするのが賢明といえます。

良い立地に出店できることもある

コインランドリー経営は立地によって収益が大きく左右されます。フランチャイズであれば、コインランドリー経営に適した立地探しのノウハウを提供してくれるだけでなく、なかには主導して物件を探してくれる本部もあります。

また、フランチャイズの場合、それまでの実績から個人では紹介してもらえないような好立地を紹介してもらえるケースもあります。立地選定に対する不安は、フランチャイズであれば解消されるはずです。

最適な機器選定で顧客満足度アップ

コインランドリー経営の経験がないと、どの洗濯機や乾燥機を導入すればよいのかわかりません。初期費用の大半は機器の費用である一方、間違えてしまうと顧客のニーズをつかみきれずにリピートにつながらないことも考えられます。

フランチャイズならどの機器をどこから仕入れるべきかすべてサポートしてくれます。フランチャイズ本部はさまざまな失敗を経験し、成功体験だけをパッケージ化してオーナーに落とし込んでいます。フランチャイズ本部が指定した機器であれば、最低限のニーズを満たし、顧客満足度アップにもつながるでしょう。

運営を一括管理してくれる本部もあるので無人運営が可能

個人でコインランドリー経営を検討しているなかで、やはり不安なのは日々の運営方法です。コインランドリーは無人で運営できるビジネスですが、機器を設置しておくだけで収益が自動的に発生するわけではありません。

定期的な清掃やトラブル対応など、日々の運営は必要不可欠です。自身がプレイヤーとなって運営するパターンもあれば、スタッフを雇って運営するパターンもありますが、少なからず手間は発生します。運営を一任できるフランチャイズもあるので、無人運営を検討しているならフランチャイズがピッタリです。

融資サポートで資金不足の不安を軽減できる

洗濯機や乾燥機といった設備購入による節税効果を見込めるコインランドリー経営ですが、初期費用として3000万ほどが必要になるなど加盟のハードルは決して低くはありません。政策金融公庫や銀行などから融資を受けて加盟するパターンがほとんどだと思いますが、はじめての融資の場合はどう書類を作ったらいいのかわからず、希望の金額を融資できないことも考えられます。

なかには融資のサポートをしているフランチャイズもあり、効果的な書類の書き方なども享受してもらえるので、資金面で不安がある場合はフランチャイズがおすすめです。

失敗しないために!コインランドリーフランチャイズを選ぶポイント

フランチャイズがおすすめとはいえ、コインランドリーのフランチャイズを展開している本部はたくさんあります。成功するためにも本部選びが重要です。最後に、フランチャイズ選びのポイントを紹介します。

実績で選ぶ

フランチャイズを選ぶポイントのひとつ目は実績で選ぶ方法です。店舗数だけで実績を判断すのではなく、既存店の実際の収支なども確認するようにしましょう。本部に依頼して実際の収支を共有してもらえるパターンもありますが、その場合、良い事例しか共有してもらえない可能性も考えられます。

可能なら加盟店から直接実績を聞くようにしてください。ただ、店舗に足を運んでもオーナーはいないことが多く、もし会えたとしてもアポなしで訪れるのは失礼にあたります。本部を通して会うのがおすすめですが、このときに快く仲介してくれない場合は注意が必要です。

なかにはオープンしてすぐに撤退しているケースが多かったり、トラブルが多発して頻繁に訴訟を起こされていたりする場合もあります。フランチャイズ加盟する場合はしっかりと下調べをしたうえで加盟するようにしましょう。

初期費用やロイヤリティで選ぶ

ひと口にコインランドリーフランチャイズといっても、加盟金やロイヤリティなどは本部によってさまざまです。なかには、1000万円程度で開業できるコインランドリーフランチャイズもあれば、5000万円以上も必要なコインランドリーフランチャイズもあります。

また、月々のロイヤリティもそれぞれ異なり、毎月同じ金額を本部に支払う「固定型」もあれば、売上によって変わる「変動型」もあります。どちらにもメリットとデメリットがありますが、利回りを計算してあまりにも低くなる場合は注意が必要です。

サポート体制で選ぶ

フランチャイズに加盟するメリットのひとつがサポートを受けられることです。ただ、フランチャイズ本部によってサポートの内容や質はさまざまで、たとえば物件の選定をサポートするだけの本部もあれば、主導で探してくれる本部もあります。

トラブル対応なども本部によって異なり、ランドリー機器のメーカー保証で対応するケースもあれば、本部自身で対応するケースもあります。掃除を本部に一任できたり、自身でスタッフを雇う必要があったり。サポート体制は本部によって大きく異なるので、比較検討しながら選ぶようにしてください。

出店できるエリアで選ぶ

すべての条件を確認し、「ぜひ加盟したい」と思っても、出店したいエリアにすでに店舗があるとオープンできない場合があります。そうならないためにも、早い段階で希望のエリアで出店可能か確認しておくのがおすすめです。

コインランドリー経営で失敗したくないならフランチャイズ

コインランドリー経営は無人でも運営できることから新規事業や副業にも選ばれています。しかし立地によっては集客できなかったり、機器によってはニーズを満たせずリピートにつながらなかったり、失敗するケースも珍しくありません。

そこでおすすめなのがフランチャイズ加盟してコインランドリー経営する方法です。フランチャイズならコインランドリー経営に適した立地選定のノウハウがあるだけでなく、無人運営も可能で本業に支障をきたす不安も軽減できます。ただ、成功するかどうかは本部選びが重要になってきます。

コインランドリーフランチャイズの人気ランキングTOP5!選び方や収入目安も解説」の記事でコインランドリーフランチャイズの人気TOP5を紹介しています。あわせてご覧ください。

フランチャイズWEBリポートの幸谷 亮

株式会社Wordeal 代表取締役
幸谷 亮

10年の雑誌編集部経験を経て、2016年にフリー編集者・ライターとして独立しました。その後の2023年にオウンドメディア支援(記事制作代行)をメイン事業とする「株式会社Wordeal」を設立。“上位表示だけでなくCV獲得まで伴走型でサポート”をモットーに、フランチャイズWEBリポートをはじめ多くのWEBメディアで記事を制作しています。

フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

記事は気に入っていただけましたか?
「いいね!」で応援よろしくお願いします

新着情報をお届けします♪