障害福祉から訪問看護へ!「心通わす」想いと手厚い支援で踏み出した事業多角化への道

2025年に本格的にフランチャイズ展開をスタートした「SmiLoop訪問看護ステーション」。訪問看護師が療養生活を送る方のお住まいを訪問し、必要な看護サービスを提供する事業です。高齢化が進む日本において、今後ますます需要が高まるといわれています。
今回は、2025年1月に「SmiLoop訪問看護ステーション」のフランチャイズに加盟した「株式会社源」の藤川舞佑子代表と、夫である藤川雅文事務部長にインタビュー。事業多角化のきっかけや、同ブランドを選んだ理由などをお聞きしました。
本部代表の熱い想いが加盟の決め手に

株式会社源 代表取締役。元小学校の常勤講師。3人目の子供が自閉症だったことをきっかけに障害福祉サービスの道へ。2023年12月に独立し、児童発達支援・放課後等デイサービスを開設。2025年1月に「SmiLoop訪問看護ステーション」のフランチャイズに加盟し、同年4月に「SmiLoop訪問看護ステーション神戸中央ステーション」をオープン。

株式会社源 事務部長。12年にわたり自身で不動産会社を経営してきた経験を持ち、その知識とノウハウを活かし、「SmiLoop訪問看護ステーション 神戸中央ステーション」の立ち上げに貢献。現在も本業の不動産会社の経営と並行して、SmiLoop訪問看護ステーションの事務部門を担当。

弊社は障害福祉サービスを提供しており、現在神戸市で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営しています。以前は教育業界で働いていたのですが、私には自閉症の子供がおり、その経験が障害福祉の道へ進むきっかけとなりました。最終的には自身の事業所を立ち上げることを目標としていたため、2023年12月に独立し、児童発達支援・放課後等デイサービスを立ち上げました。

もともと新規事業を立ち上げる計画はなかったのですが、既存事業でお付き合いのあった『SmiLoop訪問看護ステーション』フランチャイズ本部の川東代表との出会いがきっかけで、訪問看護ステーションの立ち上げを決意しました。

もっとも大きかったのは、FC本部の川東代表がおっしゃられていた「熱量を持って接すれば、心と心がつながり、頼り頼られる存在になる」に深く共感したことです。
私自身、福祉施設の利用者様に満足していただくためには、経験やノウハウ以上に“心のつながり”が重要だと考えています。心を通わすことができれば、おのずと「頼られる人」になると考えており、SmiLoopならそうした私の思いを具現化できると感じました。

はい。また、事業に対する川東代表の熱量の高さも加盟の決め手になりました。「SmiLoop訪問看護ステーション」は2025年7月現在直営を含めて9事業所を展開していて、オープンを控えている事業所も複数あるとお聞きしています。わずか4年半でここまでの規模にまで拡大するなど、その急成長ぶりは目覚ましく、何事もバイタリティ高く取り組む姿勢にも惹かれて加盟を決意しました。私も事業にかける熱意は高いほうですが、川東代表の熱量はそれを上回るほどです。
[PR]介護ビジネスへの参入
本部の手厚いサポートで、負担なくオープン実現


オープンまでの期間は私のほうで、本部のサポートを受けながら準備を進めました。まずは事務所の選定です。本部からは、車での訪問が多いので駐車のしやすい物件であること。また、女性スタッフが快適に働ける環境が必要であることなど、具体的なアドバイスをもらいました。物件自体は私が探しましたが、最終的には本部の方にも現地を確認してもらったうえで決定しました。

そうですね。地元なのである程度は探せますが、1人で探していたら「駐車場」や「清潔感」までは考えられませんでした。

あと駐車場の契約のほか、車両・デスク・OA機器などの手配も進めました。本部から購入先を紹介いただくこともありましたが、最終的には加盟店側で自由に選んで購入できたので助かりました。

そうですね。ユニフォームも本部指定のデザインから何種類か選べたので、落ち着いたネイビーにしました。自分たちでデザインを考えるとなると手間も費用もかかりますので、色だけ選べばいいというのはありがたかったです。

人材採用も十分なサポートで、求人媒体への登録から原稿作成まですべて本部に対応していただきました。面接も、最初は本部の方に同席していただき、流れや採用のポイントなどを学びつつ、その後は私1人で対応しました。結果的に、オープニングスタッフとして常勤の看護師3名とリハビリ職3名、パート2名の計8名の採用に成功しました。当初の予定よりも多く採用できたのは本部のサポートのおかげです。

自治体への書類提出なども、ほとんど本部が代行してくれたので非常に助かりましたね。必要な書類を用意し、あとは本部にお任せするだけでした。私たちはほとんど負担を感じなかったので、その分、本部は大変だったと思います。

正直なところ、もし本部のサポートがなければ、これだけの短期間で開業することは不可能だったと思います。想像以上の手厚いサポートに満足しています。
既存の障害福祉サービス事業で培った人脈やつながりを通じて集客


集客については、私が中心となって動きました。これまで障害福祉サービスで培ってきた人脈や実績、地域とのつながりを最大限に活用しましたね。たとえば知り合いが「藤川さんが新しい事業を始めるなら」と利用者さんを紹介してくださったり、以前からお付き合いのある就労支援B型事業所の社長さんに声をかけたりもしました。

かなりありますよ。障害福祉サービスと訪問看護は、利用者さんの抱える課題や必要な支援で共通する部分が多いんです。密接に連携することで、より一貫性のある幅広いサポートを提供できます。これまでの地域とのつながりや実績が、訪問看護ステーションの集客や信頼獲得にも大きく寄与していると実感しています。

予期しなかったスタッフの離職などもあり、まだ目標には到達していませんが、2025年8月の黒字化を目指して日々さまざまな施策に取り組んでいるところです。

いくつかありますが、まず利用者と「心を通わせる」という想いをスタッフに深く浸透させることが重要です。まだ新しい事業なので、とくに未経験のスタッフには、私たちの目指すケア方針や利用者様への寄り添い方を丁寧に伝えるなど、日々のコミュニケーションを重視しています。

私自身が児童発達支援・放課後等デイサービスにいる時間が長いため、訪問看護の現場に常駐することはできません。そんななかでも、スタッフとのコミュニケーションは密に取るようにしています。困っていることや悩んでいることを丁寧に聞き、教材の使い方や親御さんへのアプローチ方法など、具体的なアドバイスもしています。

オープン後も本部のサポートに常に助けられています。困った際にはスーパーバイザーにすぐに連絡してアドバイスをもらえますし、レスポンスが非常に速いので、現場で何かあった際も迅速に対応できています。私が直接現場にいなくても、管理者がスーパーバイザーと密に連携して課題解決を進められるのは、本当に心強いです。

「SmiLoop訪問看護ステーション」は、単に収益を追求するだけの事業ではありません。この仕事は、人の痛みがわかり、その人の人生に心から寄り添えることが何よりも大切です。私たちと同じように、熱意を持って「頼られる人になりたい」「誰かの笑顔につながる仕事がしたい」という強い思いをお持ちの方と一緒に切磋琢磨したいです。
取材を終えて
藤川オーナーの熱量の高さに圧倒された取材でした。「頼られる人になる」というFC本部・川東代表の想いを自ら体現し、障害福祉での経験を訪問看護に活かす姿は、地域を照らす存在として輝いて見えました。
本部の手厚い支援と、オーナーの情熱的な取り組みが、今後も多くの利用者さんの笑顔につながることでしょう。
[PR]社会貢献性が高いフランチャイズ

10年の雑誌編集部経験を経て、2016年にフリー編集者・ライターとして独立しました。その後の2023年にオウンドメディア支援(記事制作代行)をメイン事業とする「株式会社Wordeal」を設立。“上位表示だけでなくCV獲得まで伴走型でサポート”をモットーに、フランチャイズWEBリポートをはじめ多くのWEBメディアで記事を制作しています。