【調査】自己資金?ロイヤリティ? FC加盟でみんなが『重要視しているポイント』を聞いてみた
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一口にフランチャイズといっても、その中身は千差万別。フランチャイズ加盟を検討する際に、数多あるFCブランドのなかから、自身に最適なフランチャイズ本部を選ぶのは決して簡単なことではありません。
もし、業種を絞り込んだとしても、初期投資の額やロイヤリティはもちろん、本部の規模や従業員の雇用の有無なども異なります。人は人、夫々の将来設計があるとはいえ、他のFC加盟を検討している方が『どういうポイント』に注目しているのか気になりますよね。
そこで今回は、全5回でお届けしているFCショー2019徹底取材シリーズの第2弾として、「フランチャイズ加盟の選び方、注意した方がいいポイントがわからない…」そんな方のために、FCショー2019に訪れていた来場者9人に、「FC加盟を検討するうえで重要視しているポイント」を調査しました。フランチャイズの選び方のヒントをお届けします!
建築関係の会社に務める40代男性
まず最初にお聞きしたのは、建築関係の会社に勤めるこちらの男性。将来的に飲食事業での事業多角化を見据えているということで、情報収集として今回はじめてフランチャイズ・ショーに訪れたとのこと。数多ある飲食系FCのなかから、どのようなポイントを重要視して選んでいるのでしょうか。
—— フランチャイズ加盟検討で重要視しているポイントを教えてください。
40代男性
トレンド(流行り)は大事ですよね。もちろん、トレンドは日々変化していくものなので、あくまで武器の一つ、だと思っていますが。
—— トレンドなのでずっと続くものではないですが、『今のトレンドを捉える』という点ではフランチャイズのメリットを活かせますよね。
40代男性
そうですね。トレンドを見てから自身でビジネスを作っていてはスピード的に間に合わないので、パッケージになっていて早く始められるのがFCのメリットだと思います。
そのトレンドという武器を活かしてどこまで業績を伸ばせたかで、次の体制が決まってくると思います。なので、取っ掛かりとしては「トレンド」が一番重要視するポイントですかね。
狙ってトレンドを起こす仕掛け側になるのは大変ですし、トレンドになっているからといってゼロから事業を立ち上げていては間に合いません。 いまのトレンドを捉えてビジネスをより早く軌道に乗せるために、短期間で事業参入できるのはフランチャイズのメリットの1つでしょう。もちろん、始まりがあるものには終わりもあるので、そうなった時に備えて早めに次の施策を考えておく必要がありますね。
IT系の会社に務める20代男性
2人目はIT系の会社に務める男性。法人としてではなく個人での加盟を検討していて、普段はWebで情報収集をしているそうですが、本部から直接話を聞くためにフランチャイズ・ショーを訪れたとのこと。個人加盟の検討者は、どのような点を重要視しているのでしょうか。
—— フランチャイズ加盟検討で重要視しているポイントを教えてください。
20代男性
いろいろありますけど、やっぱり初期投資の額は気になりますね。
—— 潤沢な資金があれば話は別ですが、予算が合わないと物理的に加盟できませんからね。本部の規模とかはあまり気になりませんか?
20代男性
そうですね。
本部の規模については、いま勤めている会社が飲食店を紹介するWebメディアの運営をしていて、フランチャイズオーナーさんとも取引があるんです。そのオーナーさんに話を聞くと、小規模のフランチャイズ本部でも、しっかりと理念を持って取り組んでいて結果を残しているようで。そういう意味では、規模は特に気にしてませんね。
本部からノウハウを享受できる一方で、加盟金や研修費用などで初期投資額が予算と合わないケースもあり。物件取得費などで当初よりも初期投資額が上回ることもあるので、慎重に検討することが大事。
コンビニのフランチャイズに加盟し経営している法人の30代男性
事業多角化を見据え、フランチャイズ・ショーに足を運んだというこちらの男性。普段は「コンビニ フランチャイズ」といったキーワードをWebで検索することがほとんどということですが、フランチャイズ・ショーへは毎年訪れているとのこと。すでにフランチャイズに加盟し、コンビニ経営をしているということで、フランチャイズの酸いも甘いも知っているこちらの男性が重要視しているポイントは何なのでしょうか。
—— フランチャイズ加盟検討で重要視しているポイントを教えてください。
30代男性
—— 毎月何万円という「固定制」もあれば、売り上げの何パーセントなどといった「変動制」など、ロイヤリティにもいろいろパターンがありますよね。
30代男性
「変動制」だと稼いだら稼いだ分だけ本部にロイヤリティを支払わないといけません。一方、毎月5万円などロイヤリティが「固定制」であれば、頑張れば頑張った分だけ、収益は上がりますからね。やっぱり「固定制」で検討しています。
ロイヤリティはフランチャイズ本部からノウハウを享受するその対価として支払うもの。しかしその内容は、「固定制」や「変動制」の違いだけでなく、金額やパーセンテージなど本部によってじつにさまざま。ロイヤリティだけを基準に加盟するフランチャイズ本部を決めるのは極めて危険ですが、加盟を検討するうえでは決してスルーできない項目ですね。
イタリアンレストランを経営している30代男性
およそ1年前から事業多角化を検討しているというこちらの男性。普段はWebで情報収集をしているようですが、案内状が届いたことをきっかけにはじめてフランチャイズ・ショーを訪れたとのことです。
—— フランチャイズを検討するうえで、重要視しているポイントはありますか。
30代男性
単刀直入にいうと、収益が見込めるビジネスモデルかどうか。やっぱりこれが一番重要じゃないですかね。
—— ビジネスモデル自体がしっかりしていないと、加盟の末に共倒れしてしまうこともありますからね。
30代男性
そうですね、そうならないためにも、実際の収益モデルは加盟前に確認したいかな。あとは、たとえば飲食店であれば、「おいしい」とか「これならお客さんが来るな」って最終的に思えるかどうかは重要ですよね。
収益が見込めるビジネスモデルであるかどうかを見極めるのは難しいが、希望すれば既存店の実際の収益モデルなどを見せてくれるフランチャイズ本部もある。それを見て確かめるのはもちろん、最終的には自身の直感も必要。
FC加盟している企業に勤めるという40代男性
アミューズメント系のフランチャイズに加盟している企業に勤める40代の男性。事業多角化を見据えて情報収集をスタートしたばかりということで、さまざまな業種・業態のフランチャイズ本部から話を聞いているようでした。そんな彼が重要視しているポイントは何なのでしょうか。
—— フランチャイズに加盟するうえで重要視しているポイントを教えてください。
40代男性
ロイヤリティは外せないですね。
正直、フランチャイズに加盟してもあまり儲からないかなって思ってるんです。とはいえ、事業を多角化するうえでフランチャイズは選択肢として持っておきたいなって。
—— ロイヤリティは、ブランドの維持費や発展の原資でもあるので、一概に『安ければいい』というものではないですが、やはり利益に大きく関係するので高いよりは低い方が魅力的ですよね。
40代男性
もちろんそうですね。
あとは雇用の有無も気になりますね。いま人手不足が叫ばれてるじゃないですか。
弊社もアミューズメント系のフランチャイズに加盟しているんですが、やっぱり人が集まらないんですよ。そういう意味ではロイヤリティ同様、できるだけ少ない雇用で済んだほうがいいかなって思ってます。
利益に直結するロイヤリティだけでなく、人手不足が叫ばれている昨今、雇用の有無はフランチャイズ加盟を検討するうえで重要なポイント。なかには、少ないオペレーションで運営できるだけでなく、アルバイトスタッフの雇用を一括して行ってくれる本部もあり。
個人で独立開業を検討している40代女性
2日連続でフランチャイズ・ショーを訪れたというこちらの女性(左)。初日は個人事業主として働いている旦那さんと、2日目はお友だち(右)と来たそうです。将来的に旦那さんの事業を多角化することを見据え、夫婦で情報収集しているとのことでした。
—— フランチャイズを検討するうえで重要なポイントはどこですか。
40代女性
話題性は重要じゃないかしら。ロールアイスとかも流行ったじゃないですか。ああいうのはインスタ映えなどで一気に拡散されて話題になっていいですよね。
40代女性
ただ、話題になるということはいつか次の話題に移り変わったりしたら頭打ちになることだってある。そうなったときのためにも、その事業に固執することなく、補う何かが必要になってきますよね。
流行り廃りのあるビジネスモデルは、話題になっているうちに先手必勝で次の施策を考えておく必要がある。そのためにも、一つのビジネスモデルに固執することなく、リスクヘッジで複数を同時展開しておくことも選択肢の一つ。
フランチャイズ加盟で副業を検討している30代男性
普段はサラリーマンとして働いているこちらの男性ですが、現職と両立してできる副業としてフランチャイズ加盟を検討しているとのこと。副業目的でフランチャイズに加盟する方は、どういった点に注目しているのでしょうか。
—— 副業ということですが、加盟するならどういう点を重要視しますか。
30代男性
本業と両立できるという点では、気軽に始められるフランチャイズが理想です。なので、初期投資や話題性はもちろん、雇用の有無も結構気になりますかね。
—— 1人で小さくスタートしたいのであれば、スタッフを雇用せずに運営できるフランチャイズがいいですよね。
30代男性
あとは在庫を抱えるビジネスもできればやりたくないですね。正直、手間をかけたくないというのがありますので、何かを買うってこと自体を避けたいんです。
昨今、副業としてフランチャイズに加盟する方も増えている。だが、その時に障壁となるのが雇用をはじめとした運営体制。なかには、運営をすべて本部に一任できるブランドもあるので、副業として検討している方はそういうチェーンもあり。
フランチャイズ加盟で副業を検討している20代女性
お次も副業としてフランチャイズ加盟を検討している20代の来場者にお聞きしました。こちらの女性も現在は会社員ということですが、どういったポイントで加盟するフランチャイズを検討しているのでしょうか。
—— フランチャイズに加盟するうえで、重要視しているポイントはありますか。
20代女性
本業と同時並行でできることが条件なので、雇用が必要なフランチャイズは厳しいですよね。
—— 人を雇用せずに1人で運営できるビジネスがいいということですね。
20代女性
とはいえ、会社員でいることに固執はしていないので、スタートは1人でも、事業が軌道に乗って拡大できるのであれば、独立して、人も雇用したり法人化するといったことも考えています。
働き方改革の流れから、副業を解禁する企業も増えている昨今。ミニマムで副業としてスタートし、最終的には拡大して法人化するのも一つの手。会社員に固執しないのであれば、将来を見据えて副業としてフランチャイズ加盟するのもあり。
自動車関連とスポーツ関係の事業を営んでいる法人の40代男性
横浜の会社に勤めるこちらの男性は、会社の事業多角化に向けてフランチャイズ・ショーに足を運んだそう。とくに業界は絞らず、フラットな目線で加盟するチェーンを選んでいるとのことですが、そのなかでも重要視するポイントをお聞きしました。
—— フランチャイズ加盟を検討するうえで、重要視しているポイントを教えてください。
40代男性
—— できる初期費用を安く抑えたいということでしょうか?
40代男性
できる限り安く抑えるというよりも、どれくらいの期間で初期投資を回収できるかということも重要ですね。安く数百万円の初期投資に抑えても、回収に5年もかかっていたら事業としてどうなのかって思いますからね。なので、回収期間も踏まえて検討しています。
初期投資を抑えて事業をはじめられるのは魅力的だが、回収に時間がかかっては元も子もない。初期投資額をどれほどの期間で回収できるかも考えたほうが吉。
取材を終えて
取材を終えて印象的だったのは、フランチャイズ加盟検討時に重要視するポイントとして、「本部の規模」を挙げた回答者が一人もいなかったこと。本部の規模が大きければ大きいほど、資本力などといった点で土台がしっかりしているのは確かかもしれません。しかし、だからといってそこを魅力に思っている検討者は決して多くないということが分かりました。
それぞれの立場や加盟の目的によって、重要視するポイントが異なるのは当然のこと。何を重要視すればいいか分からないという方は、今回ご紹介したような視点で考えてみてはいかがでしょうか。以上、「フランチャイズ・ショー2019」の会場からウェブリポがお届けしました♪