経営者のマインドの持ち方が成功を左右する?!独立に活かす暗示の力

独立するうえで、いかに経営者マインドを持てるかということは非常に重要です。事業が成功するか否かを左右するといっても過言ではないでしょう。しかし、経営者なる人の全員が、もともと強いマインドを持っているわけではありません。
そこで活躍するのが、ビジネスでも積極的に取り入れられている自己暗示です。この記事では、独立やビジネスで役立つ暗示のかけ方や注意点について紹介します。
暗示とは?心理学的にも効果が期待できる!
まず、暗示には2つの意味があります。1つ目は、物事の本質は明確にせずにほのめかすことです。2つ目は、人の考えや感情を間接的な手段で本人の意思とは関係なく、無意識のうちにある方向へ誘導することを意味します。今回は、後者の意味を持つ暗示について解説していきます。
自己暗示で自分自身を導く
暗示と似た言葉に「自己暗示」という言葉があり、その言葉のとおり自分に暗示をかけることです。真実とは異なっていても自分が思い込むことで、それが事実であるかのように意識を変化していくことを指します。意識的に日常に取り入れることは少ないかもしれませんが、自己暗示を上手に活用すれば良い方向に気持ちを誘導させられるのです。
暗示は単なる精神論と考えられがちですが、心理学や脳科学などの学術的観点からも効果が期待できるといわれるほど信ぴょう性のある手法なのです。そんな自己暗示は、現代ではプロのスポーツ選手や、経営者がビジネスのシーンで取り入れるようになっています。
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効果を最大限に活かそう!暗示の効果的なかけ方を解説
暗示をかける場合、自分の望むことを自分や相手に繰り返し伝えることが大切です。1度だけ声をかけるよりも、繰り返し声をかけることで暗示にかかりやすい状態になり、自分が望む方向へ誘導しやすくなります。
また、暗示をかける際は、なるべくポジティブな言葉を使うようにしましょう。たとえば、入院している人に「病気が治る、病気が治る」と言葉をかけるよりも、「病気が治る、治る」と前向きな言葉を繰り返すことが望ましいです。「治る」というポジティブな言葉を繰り返すことで、高い暗示効果をもたらすといわれています。
逆にマイナスに働くことも!暗示をかける時の注意点
暗示をかけるときに注意したい点は、長い言葉を使わないようにするということです。なぜなら、相手に伝える際に一番伝えたい重要な部分がわかりにくくなるため、できるだけ短い言葉で暗示をかけましょう。また、なるべく難しい言葉は使わないほうが無難です。難しい言葉は潜在意識に語りかけることが難しくなるため、暗示の効果が薄くなる傾向があります。
ポジティブな言葉が暗示をかけることで前向きな気持ちになれるのと同じように、ネガティブな言葉を繰り返すことは自信を失わせる暗示をかけることになってしまいます。人間の無意識は否定形を認識できないため「自分は失敗しない」という言葉よりも、「自分は成功する」と暗示をかけることが望ましいです。
暗示は仕事に取り入られる?独立やビジネスに役立つ暗示
暗示は、仕事のあらゆる場面で取り入れることができます。成功する経営者やビジネスパーソンは、暗示によって成果をもたらすことも少なくありません。特別な知識やスキルがなくても活用できる暗示を、独立やビジネスで活かせる場面を例に解説していきます。
従業員や取引先への暗示
暗示は自分と異なる意見を持つ相手に対して、言葉や合図を駆使して導きたい方向へと誘導することが可能です。あなたが上司の立場である場合、部下を思いどおりに動かすために叱咤激励で気持ちを奮い立たせようとする人も多いのではないでしょうか。社員の性格によっては十分に効果がある手法です。
しかし、叱咤激励はそれを行なう本人の体力を奪います。叱咤激励をしたあとは、いつも以上に疲れてぐったりすることも多く従業員全員に同じことをするのは困難です。
ここで暗示をうまく活用できれば、モチベーションの低い部下でも率先して仕事をするように誘導させることができます。また、意見の合わない取引先と合意するために、暗示を活用して利害を一致させることも可能です。
自己暗示
独立して成功する人に共通する特徴に、自信があることが挙げられます。会社のトップとして事業を経営していく以上、本心では自信がなくても、それを隠して堂々とした立ち振る舞いをすることが大切です。不安な顔をしていては、現場で働く従業員も経営が大丈夫かどうか不安になってしまいます。困難な状況であればあるほど余裕もなくなりますが、毅然とした態度で接することが望ましいでしょう。
しかしながら、経営者全員が自信のある性格の持ち主というわけではありません。本来は異なる性格を持っていたとしても、自信にあふれた人を演じることが必要になります。その際に役立つのが自己暗示です。自信を持つために「自分は絶対に成功する」など自分自身に自己暗示をかけることで、マインドをコントロールすることが期待できます。また、自信を持つためには内面的な要素だけでなく、独立のために十分な資金を用意するなど根拠のある安心感も自信につながります。
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暗示を行なう前に!独立に成功する経営者マインドとは
会社員が独立開業を目指すとき、「従業員マインドから経営者マインド」に切り替えることが重要だと言われます。ここでは、具体的にどういった考え方が経営者マインドなのかを紹介します。
困難にも立ち向かう
最初に挙げられるのが、事業に対して明確な経営構想があり、たとえ困難に直面したとしても軸から外れることなく、指標に向かって進むことができるマインドです。特に、初めて事業を立ち上げる人は、経営していく中で試練が連続して起きる場合もあります。そこで、事業をあきらめてしまうことは簡単ですが、自分の経営構想を信じて進み続けることは非常に大変です。「自分の手で経営を成功させるのだ」という強いマインドがないと独立で成功するのは難しいでしょう。
支えてくれる人がいることに感謝できる
事業の利益だけを最優先せずに人材の価値を重んじて従業員の金銭面や精神面を満たすように心がけるマインドです。事業を運営し続けるには、利益を上げることが必要不可欠になります。そのため、利益を上げることに固執する経営者も多いことでしょう。しかし、事業を経営するうえで忘れてはいけないことは、従業員がいることで会社が成り立っているということです。目先の利益に追われがちですが、現場で働く従業員の環境を整えることが成功させる秘訣です。
国内に留まらないグローバル展開を視野にいれられる
現代ではグローバル展開を視野に入れたマインドが必要になっています。グローバル化にするメリットとしては、単純に海外にマーケットを広げることでビジネスの相手を増やすことが可能です。特に、人口減少が問題視されている日本では、グローバル化に対応できなければ生き残ることは難しいといえます。すぐに、グローバル化を目指すのは難しいかもしれませんが、将来的に海外も視野に入れた戦略が必要になるでしょう。

スピード感をもって正しい判断を下せる
最後は、問題点はなるべく早く解決する、健全かつスピーディーな経営をするマインドです。初めて事業を立ち上げた場合は、問題が発生することは日常茶飯事でしょう。問題が発生することをマイナスと捉えがちですが、事業体制が大きく変わるチャンスでもあるのです。はじめは何事も失敗がつきものですが、改善を何度も重ねることで企業は新しく生まれ変わっていきます。時代の流れが早く進む現代で、早急に対応ができれば時代に乗り遅れることもないでしょう。
独立を目指す人に大きな利点!暗示を活用するメリットとは
独立には、やるべきことが多いため、志半ばで挫折してしまう人も少なくありません。心が折れそうになるときこそ、自分に暗示をかけてマインドを一定に保つことが大切です。不安を取り除き精神面を落ち着かせることで、たとえ事業で苦難があっても乗り越えやすくなります。すべての不安を取り除くことは難しいかもしれませんが、大事な局面で冷静かつ適正な判断ができるように、暗示を上手に活用することが重要です。
また、従業員の育成に関しても有効的に暗示を活用すれば、従業員の指揮を高められ、事業を成長させていくこともできるでしょう。先述したように、企業は従業員で支えられているため、個人を育成することで企業をより一層成長させる可能性が高まります。さらに、社内だけでなく営業などにも活用できれば、顧客に購入意欲を湧かせ販売促進につなげることもできるでしょう。
暗示の力は独立の力になる!上手く活用して経営者マインドに切り替えよう
暗示をビジネスのシーンで効果的に使用することで、従業員や経営者自身のモチベーションを上げることができます。会社を経営していると大変な局面に立たされる機会も多いですが、苦難を乗り越えて成功をつかむためには経営者として適切なマインドを維持することが大切です。自分の精神状態を上手にコントロールして、独立開業を成功させましょう。
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