ラストワンマイル
(ラストワンマイル)
ラストワンマイルとは、元々通信業界で使われていた用語で「最寄りの基地局から利用者の建物まで」を指していました。直訳すると『最後の1マイル(1.6km)』ですが、1マイルという具体的数字ではなく『短い距離』であることがこの用語を使用する場合にはポイントとなります。つまり『最後の短い距離』というように。
消費者がネット通販などで購入した商品を自分の好きな時間・場所で注文し届けてもらえる時代になっているのも、このラストワンマイルをサービス提供側がうまく消費者に提供できているからです。
小売業界大手のセブン&アイHDが掲げるオムニチャネル戦略もラストワンマイルをうまく提供できている一例で、全国18,000店舗以上を展開するセブン-イレブンの店舗で、顧客が好きな場所・好きな時間に荷物を受け取ることができる体制を整えています。
セブン&アイHDが展開する総合スーパーのイトーヨーカドー、食品スーパーのヨークマート、ベビー用品店の赤ちゃん本舗、通販のニッセンなどの商品を購入すれば、セブン-イレブン店舗で荷物の受け取りがいつでもどこでも可能になる―自宅で宅配されるのを「いまかいまか」と待たなくてもいいのです。(人気ファストファッションブランドであるユニクロの商品をセブン-イレブンで受け取ることができるのも記憶に新しいニュース)
コンビニ店舗自体のバックヤードスペースは大きいものではありませんが、商品が不足しないように頻繁に共同配送センターから店舗に配送される仕組みが整っています。
ネット通販最大手であるAmazonも大型のフィルメントセンターを神奈川県の小田原、大阪府の堺、岐阜県の多治見などの拠点に建設し、当日配達、翌日配送といったサービスを充実させています。
このように物流拠点を複数持つことでラストワンマイルを制する動きにセブン&アイもAmazonも取り組んでいますが、ドライバー不足が深刻化されている点が問題に挙がっており、セブン-イレブンの店舗向け商品物流センターを運営する24社が「コンビニ配送 求人サイト」を2016年3月にオープンした事例もあります。
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