一等立地
（イットウチ）

一等立地に対して、二等立地は繁華街の主道路の裏道などで一等立地よりも条件の悪い立地ということになります。

ハンバーガーチェーンの「モスバーガー」が、先行の「マクドナルド」に対して二等立地に展開することで成功を収めたのは有名な話です。マクドナルドハンバーガーの1号店は銀座三越前の、それこそ、一等地でした。しかし、後発のモスバーガーは資金的にそのような場所での出店は難しいと考え、敢えて、住宅地に近い、飲食店にとっては二等とも言える場所に出店ししていきました。

業態、業種、チェーンによって、或いは戦略によって、この一等立地は当然変わってきます。 どの場所が当該チェーンにとって一等立地なのか、或いは、どの場所で開業するのが一番コストパフォーマンスが高いのか、本部は長年の経験からよく分かっているはずです。

この立地選定も本部のノウハウの一つだからです。フランチャイズによる独立の方が成功率が高いと言われるのも、多店舗を展開してきた本部には立地選定のノウハウがあるからです。

「一に立地、二に立地、三四がなくて五に立地」ということばは商売をやられている方にとっては真実味のある言葉でしょう